営業時間10:00-18:00(毎週水曜定休)
2階のベランダの出入り口
2023年8月4日
なぜ段差があるのか?
バリアフリーの時代なのに、2階のベランダの入り口には段差がありますよね。
疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
これは雨の時に水がはいりこまない様に防水の観点から、
必ず2Fバルコニーのある面には、サッシより下120ミリ以上の段差で防水する必要がある
と「住宅瑕疵担保履行法」と言う法律で決まっているからです。
新築を建てた後、10年間は瑕疵保証責任が義務付けられており、最終的な検査もあります。
段差のあるベランダ
老後に備える
昔は1Fにリビングがある家が多かったのですが、現在は2Fにリビングがあるお家も増え、
その場合バルコニーも2階に設置される事が多い様です。
何より眺望が良いですし、洗濯物を干すのも人目が気にならず、よく乾きやすそうですよね。
しかし木造住宅の場合、2階のバルコニーには雨漏り対策として段差をつける事になっており、
1階バルコニーの様にフラットに外へ出ることはできません。
生活していくうちに齢を重ねると、洗濯物を干す度にまたいでバルコニーへ出たり、布団を干
す時など不便で危ないですね。
段差解消方法
・床の高さをバルコニー部分の掃き出し窓の高さまで上げフラットにし、掃き出し窓と同じようにする方法。
・バルコニーにウッドデッキなどスノコのように雨水が下に落ちる素材を敷き、高さを上げる方法。
・立ち上がりが必要なら、出来る限り低くし、踏み台を設置して段差を軽減できるように施工する方法。
・掃きだしで部屋から降りる高さを下げる
※ 床を上げた部分の天井の高さは上げた分だけ低くなります。
この様に段差をなくしてバリアーフリーにする事は可能ですから、ご不便を感じておられる場合は
是非リフォームをご検討ください。
ご覧いただき、ありがとうございました!