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広島県東広島市黒瀬F様邸装現場調査(モニエル瓦、チョーキング)【屋根外壁塗装】
2022年11月29日
目次
現場調査(モニエル瓦、チョーキング)
瓦の色が抜けて塗膜の剥離、カビ、苔も見られます
チョーキングが見られます
太陽の紫外線によって塗膜が劣化すると、塗装が粉末状になる現象で、触るとチョークの粉のようなものが指につきます。モニエル瓦は塗装したスラリー層の粉末化が非常に多く、粉が大量になってしまうのが問題です。
チョーキングを放置すると、雨を吸い込みやすくなり、瓦自体の劣化を進め割れやすくなってしまいます。
モニエル瓦の特徴
● ヨーロッパ発祥の、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られた「乾式コンクリート洋瓦」
● 小口が凸凹で表面はザラザラしている。
● 主成分がセメントの為、粘土の和瓦より軽量だが、塗装しなければ瓦自体に防水性能がないので、水分で劣化してしまう。
● 劣化防止の為、通常のセメント瓦と違い表面に着色スラリーという着色剤を厚めに塗り、さらにアクリル樹脂のクリア塗料で覆って仕上げられている。
モニエル瓦の優れた点
● 軽い為、施工性が良い。
● 豪雨や強風にも耐える防水性があり、断熱性や耐震性も高い。
● デザインがおしゃれで、多様性がある。
メンテナンス時の注意点
● 着色剤による層がある為、念入りな高圧洗浄やケレン作業で、層を取り除いた後に塗装する。
● 層が残った上に塗装すると、劣化した層と一緒に塗料が剥がれてしまう原因に。
● 適した専用塗料選びが必要で、通常よりも塗装難易度が高い瓦。
● 既に廃盤の為、瓦が手に入りにくく、部分交換が難しい素材。
10~15年の定期的な防水塗装のメンテナンスで、40~50年以上維持していくのがベストと言えるでしょう。
通常のセメント瓦とは違う為、モニエル瓦の施工実績のある業者を選ぶと安心です。