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窯業系サイディングとモルタルの特徴
窯業系サイディングの特徴
外壁を手軽にレンガ風や石壁風に彩る窯業系サイディング。
サイディングは、セメント原料と木質系成分を混合して製造される人工外壁材で、表面をガラス質でコーティングし、耐久性を高めています。
サイディング製品はあらかじめ塗装されています。
材質がセメントと木質系成分の為、 塗装による保護がないと水分が浸透し、経年劣化が早くなるからです。
日本窯業系外装材協会「維持管理のしおり」
5年以上経過した場合、塗り替えをすすめる。
色や模様の鮮やかなサイディングには、クリヤー塗装が向いています。
また、サイディングは熱伝導率が低く、断熱性が高い壁で、一度表面温度が上がると、熱が逃げにくく、壁の温度が高くなってしまうので、下地を熱の劣化から守る為、「遮熱性」を持つ塗料が最適です。
サイディングは表面に凸凹があるのが特徴
モルタルの特徴
モルタルは1990年頃まで外壁の主流だった為、築30年経過の家は圧倒的にモルタルが多く見られます。
木や白土の自然な風合を好む日本で普及しやすかったのですが、サイディングやタイルの様に建材を張っていくのでなく、セメントと砂に水を混ぜた材料を、職人が丁寧に塗る工法は、複雑で日数もコストもかかる為、現在はあまり用いられません。
またサイディングとは逆で、熱伝導率が高く、断熱性が低いのが特徴です。
表面温度が一時的に上がっても、室内や他に熱が逃げやすい為、壁面の温度は低くなる傾向が見られます。
モルタルはあまり凸凹の無い表面
塗膜の浮きや膨れがあったら要注意!!
浮きが拡がっている様子が見られたら、塗装も大掛かりになってしまいます。
旧塗膜の劣化が軽度な場合は下塗りと中塗りの2度塗りで済みますが、旧塗膜の劣化がひどい場合は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りになります。
劣化がひどくならない内にメンテナンスした方が、工事期間も費用も抑えられます。
結局早めに塗り替えをした方がお得なんです!
ご覧いただき、ありがとうございました!