2階のベランダの出入り口

なぜ段差があるのか?

バリアフリーの時代なのに、2階のベランダの入り口には段差がありますよね。
疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
これは雨の時に水がはいりこまない様に防水の観点から、
必ず2Fバルコニーのある面には、サッシより下120ミリ以上の段差で防水する必要がある
「住宅瑕疵担保履行法」と言う法律で決まっているからです。
新築を建てた後、10年間は瑕疵保証責任が義務付けられており、最終的な検査もあります。

段差のあるベランダ

老後に備える

昔は1Fにリビングがある家が多かったのですが、現在は2Fにリビングがあるお家も増え、
その場合バルコニーも2階に設置される事が多い様です。
何より眺望が良いですし、洗濯物を干すのも人目が気にならず、よく乾きやすそうですよね。

しかし木造住宅の場合、2階のバルコニーには雨漏り対策として段差をつける事になっており、
1階バルコニーの様にフラットに外へ出ることはできません。
生活していくうちに齢を重ねると、洗濯物を干す度にまたいでバルコニーへ出たり、布団を干
す時など不便で危ないですね。

段差解消方法

・床の高さをバルコニー部分の掃き出し窓の高さまで上げフラットにし、掃き出し窓と同じようにする方法。
・バルコニーにウッドデッキなどスノコのように雨水が下に落ちる素材を敷き、高さを上げる方法。
・立ち上がりが必要なら、出来る限り低くし、踏み台を設置して段差を軽減できるように施工する方法。
・掃きだしで部屋から降りる高さを下げる

※ 床を上げた部分の天井の高さは上げた分だけ低くなります。

この様に段差をなくしてバリアーフリーにする事は可能ですから、ご不便を感じておられる場合は
是非リフォームをご検討ください。

リクシルHP参照

はじめに家を建てる時には段差に気が付かず、実際にできあがってみて30センチ近い段差に
驚いたという声もよく聞きます。
家づくりにはたくさんの箇所がありますので、打合せの時にしっかり確認しながら話し合う事が大切です。
また、リフォームの解決策はあるので、ご安心下さい。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

オオサワペイント オオサワペイント 代表 大澤 仁志

国家資格保有者多数在籍!広島県呉市のオオサワペイントです!
新築もリフォームも施工してきた高い技術力で地域のお客さまに選ばれ続けて、累計施工実績は7000件を超えました。培ってきた知識や経験が多いからこそ、お客さまへ正しいリフォーム方法をご提案します。小さな修繕からマンションやアパートの改修まで幅広い工事を承っておりますので、なんでもお気軽にご相談ください!

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