広島県呉市焼山神山O様邸ケレン作業【外壁塗装】

ケレン作業

塗装工事を行う前に必ずと言って良いほど、行わなくてはならない大切な作業
が「ケレン」と呼ばれる下地処理作業です。
塗装をする場所の表面の状態を事前に綺麗に整える塗装の工程の1つです。

外壁塗装の際に塗装する部分は外壁や屋根だけではなく、鉄製で作られた手摺、
玄関ドア、面格子、雨戸、笠木‥鉄部、雨樋、塩ビ製品、木部、鉄骨階段など、
沢山の箇所があります。

ケレン作業・・・鉄部や木部に塗装されている塗料が劣化し、塗料が浮いて
きたり、捲れかかっている塗装面と汚れやサビをキレイに剥がしていく作業。
塗装の効果を最大限にするために、ケレン作業は欠かせません。

写真のヘラがケレン作業で最も一般的に使われている道具「皮スキ」です。
ステンレス製や鋼製の刃先が尖ったヘラに似た形状のケレン道具で、狭い部
分や細かな部分に使用でき、ケレン作業以外にも塗料缶の天辺を開封したり、
缶の底面を切って塗料缶を潰すのに使える便利な職人の必須アイテムです。

外壁や屋根も塗装の裏側に水が回っていたり、塗装する素地と塗料の密着が
悪いと、塗装が剥がれたり、捲れたりする事があります。
そのような状態では、キレイで長持ちする塗装を施工する事ができないので、
塗装をする前にケレン作業を行います。

ケレンの役割と利点
●　表面の下地部分に付いているサビや汚れ、古くなった塗膜をやすりを使用して作業
を丁寧に行うと、鉄部と塗料との密着度がアップし、綺麗に仕上がる。
●　ケレンをせずサビや汚れ、古い塗膜が残ったまま塗装をしてしまうと塗膜がは
がれやすい状態を作り、本来の塗料の性能を発揮することができない。
●　ケレン作業は、塗膜の寿命を変えてしまうほど重要な工程。
●　ケレン作業を行ったかどうかで、塗装の持ち加減が大幅に変わる大事な工程。