広島県呉市東辰川N様邸　雨樋取り付け　【屋根カバー工法】

雨樋取り付け

今回、既存の屋根にカバー工法で新しく屋根を取り付けた為、雨樋にカバー工法の屋根が覆いかぶさり、雨樋の役割を果たさなくなったので、新しく大きい雨樋を取り付ける事になりました。
雨樋の役割
普段あまり気にする事のない箇所かもしれませんが、屋根やベランダ、バルコニーから流れる雨水を集めて、滞りなく地上や下水、排水口に誘導してくれます。
建物を必要以上に濡らさない事で、外壁の腐食を防ぎ、長持ちさせてくれる重要な付帯部です。
１．屋根と並行している横方向・・・軒樋
２．地上から上に向かった縦方向・・・竪樋　　
３．軒樋と竪樋をつなげている所・・・集水器
大きくこの三つの部位から構成されています。
雨樋の不具合
１番多いのは樋の詰まり
樹木の葉が飛んで来たり、草が生えたり、風や鳥が運ぶゴミが原因。
ゴミが軒樋に堆積し、雨が降ると集水器に溜まって詰まります。
軒樋に雨水が溢れ、建物が濡れてしまう事に。
剝がれ
塗装が剥がれ粉をふいた様になっていたら、外側は塗り替え可能。
塗装すると美観性が向上し、保護が出来ます。
作業としては・・・
①サンドペーパーで表面の汚れを落とすケレン作業で、密着性を高める。
②弱溶剤系塗料を２回塗る。
（内側の劣化の場合は交換が必要。）
歪み
経年劣化による歪みや割れも交換が必要。雨樋の破損が軒樋であれば、雨水が集中的に落下し、建物の
下屋根やバルコニーから雨漏りを起こす事も…
重要：突風や積雪の重みによる破損の場合は、火災保険適応になる可能性があります！
樋詰まりのチェック方法
劣化に強い素材（一般的に塩化ビニール樹脂製か合成樹脂製）で作られているが、メンテナンスは定期的に。耐久年数はおよそ２０年。
高い所にある樋の詰まりは目視が難しいので、雨の日に樋から雨が溢れていないか確認する。
傾斜が正常か？
支持金具が外れていないか？
継ぎ手に隙間がないか？
等がチェック項目となります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オオサワペイントスタッフ