営業時間10:00-18:00(毎週水曜定休)
今年の冬の寒さは?
朝晩涼しくなり、昼間の暑さとの寒暖差で体調管理には気を付けたいですね。
みなさん三連休はどう過ごされましたか?秋晴れでしたから、コスモスや彼岸花の自然風景、稲刈り、ブドウ狩りなどレジャーを楽しまれた方も多かったことでしょう。
我が家は昨年は東広島、今年は野呂山のぶどう園の秋の味覚を堪能しました。
10月が近づくと例年、衣類や寝具の衣替えと共に、寒くなる前に大掃除もします。
換気扇の油汚れは気温が低いと落ちにくくなる為、早めにするのがおすすめです。
少し気が早いのですが、今年の冬の気候が気になって調べてみたところ、
エルニーニョ現象の影響で、暖冬傾向にあるとか。
焼山への通勤は積雪が少ないとありがたいので、ホッとしました!
お住まいの暑さ・寒さの状況
温暖化の影響で日本の気候は以前よりも夏は暑く、冬は寒くなっており、
住まいの室温環境にも大きく影響しています。
今まで何回かお伝えしてきましたが、高温多湿の日本の夏は、エアコンを利用しないと
体温を超える40度近い室温となってしまいます。
ここ何年か猛暑続きで、家の中での熱中症に注意が必要な状況です。
昔の家は今より気温が低かった上、通風が良く家の熱を外に逃がしてくれる作りでした。
また、窓を開けっぱなしにする事も可能な時代でしたから、換気は問題なく行えました。
現在は気温が上昇した上、家の気密性は高くなり、都市化して近隣との距離が近い為、
目線が気になったり、室外機の熱気が入ってくる事や防犯面から、窓の開け閉めにも
制限が増えました。
気候的に以前より確実に「暑さ、寒さをしのぐ工夫」が必要となっているのです。
(前回ご紹介した塀やフェンス、生垣などの外構や、換気システムも解決策につながります。)
※体感温度だけでなく、温度計で管理しましょう。
室温がストレスに影響する?
誰もが1番多くの時間を過ごすお家の室温状況、あなたは満足されていますか?
夏の快適空気温度は18~22℃で、湿度は45~70%。
(最高温度35℃、湿度90%まで)
冬の快適温度は20から22℃、湿度40~70%。
(最低温度10℃、湿度20%まで)といわれます。
ただし、冬の室温が16℃を下回ると健康に影響し、寒くて動けない為、家事などの
行動にも支障がでるそうです。寒さ防止に厚着をすることも原因の一つかもしれませんね。
室内温度の満足度の低さは、築年数が古いほど深刻で、築20年以上の住宅の6割が
基準を下回っています。
暑さ、寒さを改善するには?
気候の良い秋は、快適な冬を過ごす為の準備にピッタリです。
熱を逃すのは屋根・壁・床と窓などの開口部が大部分を占めています。
温熱性の悪い家の断熱性能を上げる施工は、室温の上がり下がりの幅が
狭まり、冷暖房の効率が上がる為、暑さにも寒さにも対応する事が可能です。
1.断熱材の追加
屋根・壁・床の断熱材の現状を調べて、足りない部分に量を増やしていきます。
断熱の低い家は、壁、天井の表面温度がなかなか上がらない為、建物内の温度差
が大きくなり燃費が悪いのです。また暖気が上にたまり、熱損失が多く冷暖房が
効きにくいのも特徴です。(冬も扇風機やサーキュレーターを使って循環させる
必要があります。)
特に外壁、屋根は外側と室内側の両方に断熱材を張り付けると、ダブルで熱を
逃さない効果を得られます。
吹付タイプの断熱材
2.玄関の断熱を上げる
玄関ドアや建具の交換で気密性を上げます。
同時に、基礎コンクリートの断熱効果を上げる施工をすると、さらに温熱環境
が良くなります。その結果、玄関も廊下も暖かくなり、冬も換気がしやすくなります。
「玄関や廊下が寒いから、リビングから出たくない。」というお悩みは冬のあるあるですよね。
温度差は血圧上昇など体への悪影響を及ぼしますから、リフォームで改善して、
オールシーズン快適に過ごせるお家にしませんか?
3.窓で断熱
断熱性の低い窓は結露を呼び、窓ガラスをはじめ、窓枠、床にまで水滴が及びます。
実際、窓枠やカーテンにカビが生える症状は多くみられます。
冬は加湿器の利用や、鍋料理の水蒸気などで、ただでさえ結露しやすい環境にあります。
また、窓から床に冷気が伝わると、足元を冷やすことになります。
窓断熱を行い、床全面に断熱加工を施せば、床に敷くラグや厚手のカーテン以上の効果
が確実に得られ、窓際でも寒くない快適な空間が生まれます。
ご覧いただき、ありがとうございました!