今年の冬の寒さは?
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/07c706f1d3af799df04cd8b8d0c38aa8.jpg)
朝晩涼しくなり、昼間の暑さとの寒暖差で体調管理には気を付けたいですね。
みなさん三連休はどう過ごされましたか?秋晴れでしたから、コスモスや彼岸花の自然風景、稲刈り、ブドウ狩りなどレジャーを楽しまれた方も多かったことでしょう。
我が家は昨年は東広島、今年は野呂山のぶどう園の秋の味覚を堪能しました。
10月が近づくと例年、衣類や寝具の衣替えと共に、寒くなる前に大掃除もします。
換気扇の油汚れは気温が低いと落ちにくくなる為、早めにするのがおすすめです。
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/f3f20765aad032c13583e01a57f41524.jpg)
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/ca9ccd0420504239b6d7a2a06ccc45a9.jpg)
少し気が早いのですが、今年の冬の気候が気になって調べてみたところ、
エルニーニョ現象の影響で、暖冬傾向にあるとか。
焼山への通勤は積雪が少ないとありがたいので、ホッとしました!
お住まいの暑さ・寒さの状況
温暖化の影響で日本の気候は以前よりも夏は暑く、冬は寒くなっており、
住まいの室温環境にも大きく影響しています。
今まで何回かお伝えしてきましたが、高温多湿の日本の夏は、エアコンを利用しないと
体温を超える40度近い室温となってしまいます。
ここ何年か猛暑続きで、家の中での熱中症に注意が必要な状況です。
昔の家は今より気温が低かった上、通風が良く家の熱を外に逃がしてくれる作りでした。
また、窓を開けっぱなしにする事も可能な時代でしたから、換気は問題なく行えました。
現在は気温が上昇した上、家の気密性は高くなり、都市化して近隣との距離が近い為、
目線が気になったり、室外機の熱気が入ってくる事や防犯面から、窓の開け閉めにも
制限が増えました。
気候的に以前より確実に「暑さ、寒さをしのぐ工夫」が必要となっているのです。
(前回ご紹介した塀やフェンス、生垣などの外構や、換気システムも解決策につながります。)
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/c0a4b84d3d7386c994a7958adbc13939.jpg)
※体感温度だけでなく、温度計で管理しましょう。
室温がストレスに影響する?
誰もが1番多くの時間を過ごすお家の室温状況、あなたは満足されていますか?
夏の快適空気温度は18~22℃で、湿度は45~70%。
(最高温度35℃、湿度90%まで)
冬の快適温度は20から22℃、湿度40~70%。
(最低温度10℃、湿度20%まで)といわれます。
ただし、冬の室温が16℃を下回ると健康に影響し、寒くて動けない為、家事などの
行動にも支障がでるそうです。寒さ防止に厚着をすることも原因の一つかもしれませんね。
室内温度の満足度の低さは、築年数が古いほど深刻で、築20年以上の住宅の6割が
基準を下回っています。
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/bc7cbe48ad42e7b1c80005b90b78cf40.jpg)
暑さ、寒さを改善するには?
気候の良い秋は、快適な冬を過ごす為の準備にピッタリです。
熱を逃すのは屋根・壁・床と窓などの開口部が大部分を占めています。
温熱性の悪い家の断熱性能を上げる施工は、室温の上がり下がりの幅が
狭まり、冷暖房の効率が上がる為、暑さにも寒さにも対応する事が可能です。
1.断熱材の追加
屋根・壁・床の断熱材の現状を調べて、足りない部分に量を増やしていきます。
断熱の低い家は、壁、天井の表面温度がなかなか上がらない為、建物内の温度差
が大きくなり燃費が悪いのです。また暖気が上にたまり、熱損失が多く冷暖房が
効きにくいのも特徴です。(冬も扇風機やサーキュレーターを使って循環させる
必要があります。)
特に外壁、屋根は外側と室内側の両方に断熱材を張り付けると、ダブルで熱を
逃さない効果を得られます。
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/07/gettyimages-185214138-612x612-1.jpg)
吹付タイプの断熱材
2.玄関の断熱を上げる
玄関ドアや建具の交換で気密性を上げます。
同時に、基礎コンクリートの断熱効果を上げる施工をすると、さらに温熱環境
が良くなります。その結果、玄関も廊下も暖かくなり、冬も換気がしやすくなります。
「玄関や廊下が寒いから、リビングから出たくない。」というお悩みは冬のあるあるですよね。
温度差は血圧上昇など体への悪影響を及ぼしますから、リフォームで改善して、
オールシーズン快適に過ごせるお家にしませんか?
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/slide_design_2.jpg)
3.窓で断熱
断熱性の低い窓は結露を呼び、窓ガラスをはじめ、窓枠、床にまで水滴が及びます。
実際、窓枠やカーテンにカビが生える症状は多くみられます。
冬は加湿器の利用や、鍋料理の水蒸気などで、ただでさえ結露しやすい環境にあります。
また、窓から床に冷気が伝わると、足元を冷やすことになります。
窓断熱を行い、床全面に断熱加工を施せば、床に敷くラグや厚手のカーテン以上の効果
が確実に得られ、窓際でも寒くない快適な空間が生まれます。
![](https://gaiso.sooken-reform.com/wp-content/uploads/2023/09/ea66c13bb2a4b000233f8df334c06741.jpg)
ご覧いただき、ありがとうございました!