お問合せの多いリフォームについてー2.
2025年4月6日

近年、毎年の様にどこかで地震や大雨洪水などの災害が起こっています。
それにともない、耐震や防災に関するリフォームのお問い合わせが増えています。
「家が倒壊するのを防ぎたい。」
「出口が潰れて逃げられない状態は避けたい。」
と皆さま耐震と開口部の強化に関心をお持ちの様です。
地震や台風などの災害から家を守るために、防災リフォームは重要な課題です。

1. 耐震リフォーム
- 基礎の補強
- 基礎のひび割れ部分があればきちんと補修しておく。
- 基礎の増設をして強くする。
- 基礎と土台の接合部分も強化。
- 壁の補強
- 「耐力壁」を設置する。
※耐力壁(たいりょくへき/たいりょくかべ)
建物が地震や風圧などの水平力に耐えるため必要な、
構造力学上重要な役割を担う壁のこと。
鉄筋コンクリート造の場合は耐震壁(たいしんへき)
ともいう。
壁が全て耐力壁というわけではなく、非耐力壁も混在。 - 「筋交い」の設置。
現在は建築基準方で定められているが、古い家は調べた方が良い。
柱と柱の間に斜めに入れる部材のこと。
部材を斜めに1本だけかける「片筋交い」と、クロスして2本かける
「たすき掛け」がある。 - 「構造用合板」を設置。
建物の構造上、重要な壁や床などに使われる合板。
耐力壁として壁に使えば筋交いの代わりになり、地震に強い壁に。
9mmの構造用合板を使うことで、耐震診断で使われる壁倍率を
3.0以上出すことが可。
(30×90mmの筋交いをたすき掛けで入れた時と同じ効果。)
- 「耐力壁」を設置する。
- 屋根の軽量化
- 瓦屋根から軽量な金属屋根への葺き替えを実行する。
- 接合部の補強
- 柱や梁の接合部に金物を取り付けて、ずれ落ちないように強化する。
2. 開口部の防災リフォーム

- 窓の防災対策
- 飛散防止フィルムの貼付・・・まどが割れても飛び散らない為、怪我を防ぎます。
- 防災ガラスへの交換・・・侵入を抑制、飛散防止、防音などの効果が得られます。
- 雨戸やシャッターの設置・・・窓だけの状態よりも強くなり、台風の時や留守をする時に役立ちます。
- ドアの防災対策:
- 玄関ドアの交換・・・防犯性・防火性の高いものにすることで、同時に断熱性も上がります。
- ドア枠の補強・・・パーツの追加で簡単にできます。費用もそんなにかかりません。
リフォームのポイント

- 専門家への相談:
- 耐震診断やリフォーム設計は、リフォーム会社や工務店など専門家に依頼しましょう。
(家具の補助具など、細かい事はご自身でホームセンターなどで対応可能です。)
- 耐震診断やリフォーム設計は、リフォーム会社や工務店など専門家に依頼しましょう。
- 補助金の活用
- 自治体によっては、耐震リフォームや防災リフォームに対する補助金制度があります。
国土交通省のウェブサイトなどを参考に調べたり、自治体の窓口に相談してみましょう。
- 自治体によっては、耐震リフォームや防災リフォームに対する補助金制度があります。
- 費用
- リフォーム内容によって費用は大きく異なります。
複数の業者から見積もりを取り、相場を知ってから依頼しましょう。
- リフォーム内容によって費用は大きく異なります。
ご覧いただき、ありがとうございました!
