お問合せの多いリフォームについてー2.

近年、毎年の様にどこかで地震や大雨洪水などの災害が起こっています。
それにともない、耐震や防災に関するリフォームのお問い合わせが増えています。
「家が倒壊するのを防ぎたい。」
「出口が潰れて逃げられない状態は避けたい。」
と皆さま耐震と開口部の強化に関心をお持ちの様です。
地震や台風などの災害から家を守るために、防災リフォームは重要な課題です。

1. 耐震リフォーム

耐震リフォームとは・・・地震の揺れに耐えられるように家を補強する工事です

  • 基礎の補強
    • 基礎のひび割れ部分があればきちんと補修しておく。
    • 基礎の増設をして強くする。
    • 基礎と土台の接合部分も強化。
  • 壁の補強
    • 「耐力壁」を設置する。
      ※耐力壁(たいりょくへき/たいりょくかべ)
      建物が地震や風圧などの水平力に耐えるため必要な、
      構造力学上重要な役割を担う壁のこと。
      鉄筋コンクリート造の場合は耐震壁(たいしんへき)
      ともいう。
      壁が全て耐力壁というわけではなく、非耐力壁も混在。
    • 「筋交い」の設置。
      現在は建築基準方で定められているが、古い家は調べた方が良い。
      柱と柱の間に斜めに入れる部材のこと。
      部材を斜めに1本だけかける「片筋交い」と、クロスして2本かける
      「たすき掛け」がある。
    • 「構造用合板」を設置。
      建物の構造上、重要な壁や床などに使われる合板。
      耐力壁として壁に使えば筋交いの代わりになり、地震に強い壁に。
      9mmの構造用合板を使うことで、耐震診断で使われる壁倍率を
      3.0以上出すことが可。
      (30×90mmの筋交いをたすき掛けで入れた時と同じ効果。)
  • 屋根の軽量化
    • 瓦屋根から軽量な金属屋根への葺き替えを実行する。
  • 接合部の補強
    • 柱や梁の接合部に金物を取り付けて、ずれ落ちないように強化する。

2. 開口部の防災リフォーム

開口部(窓やドア)は、災害時に建物への侵入口となるため、防災対策が重要な箇所です

  • 窓の防災対策
    • 飛散防止フィルムの貼付・・・まどが割れても飛び散らない為、怪我を防ぎます。
    • 防災ガラスへの交換・・・侵入を抑制、飛散防止、防音などの効果が得られます。
    • 雨戸やシャッターの設置・・・窓だけの状態よりも強くなり、台風の時や留守をする時に役立ちます。
  • ドアの防災対策:
    • 玄関ドアの交換・・・防犯性・防火性の高いものにすることで、同時に断熱性も上がります。
    • ドア枠の補強・・・パーツの追加で簡単にできます。費用もそんなにかかりません。

リフォームのポイント

  • 専門家への相談:
    • 耐震診断やリフォーム設計は、リフォーム会社や工務店など専門家に依頼しましょう。
      (家具の補助具など、細かい事はご自身でホームセンターなどで対応可能です。)
  • 補助金の活用
    • 自治体によっては、耐震リフォームや防災リフォームに対する補助金制度があります。
      国土交通省のウェブサイトなどを参考に調べたり、自治体の窓口に相談してみましょう。
  • 費用
    • リフォーム内容によって費用は大きく異なります。
      複数の業者から見積もりを取り、相場を知ってから依頼しましょう。

これらの情報を参考に、ご自宅の状況に合わせて最適なリフォームをご検討くださいね!

ご覧いただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

オオサワペイント オオサワペイント 代表 大澤 仁志

国家資格保有者多数在籍!広島県呉市のオオサワペイントです!
新築もリフォームも施工してきた高い技術力で地域のお客さまに選ばれ続けて、累計施工実績は7000件を超えました。培ってきた知識や経験が多いからこそ、お客さまへ正しいリフォーム方法をご提案します。小さな修繕からマンションやアパートの改修まで幅広い工事を承っておりますので、なんでもお気軽にご相談ください!

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