住まいのコラム

住宅用24時間換気の種類とわかりづらいメリットデメリットをおさえた選び方

投稿日:2016.11.17

住宅用24時間換気の種類

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは前回に引き続き24時間換気」について。

 

 

前回のコラムで、24時間換気の必要性と寒さ対策についてお伝えしました。2003年のシックハウス法施行から、身体に有害な物質が住宅の中で蔓延しないよう24時間換気が義務付けられ、1時間あたり住宅内の空気1/2を外気と入れ替えるように現在の住宅はなされています。そのため、寒いからと言って24時間換気をむやみに止めてしまうと、身体に悪影響を及ぼしてしまうから気をつけましょう。という内容でした。

▼前回のコラム
 「24時間換気が寒い!止めてもいいですか?

 

シックハウス法が施行されてからは、1時間あたりで住宅の1/2の空気を換気しなければいけないため、住宅の大きさによって換気能力を高めたり、数を増やしていかなければいけません。本日はこれから24時間換気システムを導入しようと考えている方がより理解を深められるよう、そのメリット・デメリットで選ばれる換気方法と、その種類についてお伝えしたいと思います。

 

▼シックハウスについての記事はこちら
 「シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因が増えている今健康に生きるために必要なこと
 「シックハウス症候群や化学物質過敏症の対処方法を考える

 

 

そこで本日のコラムは

「換気方法はどんな種類があるの?」
「よく利用されている機械換気はどんな種類があるの?」
「うちはどの24時間換気システムを選べばいいの?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 換気方法はどんな種類があるの?

まず前提として、この24時間換気システムは、ニオイや煙などを輩出することを目的とした台所の換気扇とは別物であり、あくまで住宅の中の空気を対流させたり換気させることを目的としているものです。

 

家の換気方法には、大きく分けて

  • 自然換気
  • パッシブ換気
  • 機械換気

の3種類があります。

それぞれの特徴など見てみましょう。

 

自然換気

自然換気は、もっとも一般的な換気方法であり、ドアや窓を開けて自然の空気の流れを利用して換気する方法です。昔は建物にすき間が多くあったことや、窓やドアを開けて空気を入れ替えることを頻繁に行っていたため、この方法でもそこそこまかなえていたのですが、最近の建物は高気密な建物が多くなってきたこと、文化の変化、都市部を中心にセキュリティ観点からドアや窓を開けて換気することが一般的ではなくなってきたために十分とは言えない方法となってきています。

もちろん、昔は自然換気をすることで空気の入れ替えと温度の変化を期待していたのですが、空調の普及などから自然換気をすることで逆に快適な室内温度環境が期待できないことも、敬遠されている大きな理由の一つと言えるでしょう。

 

パッシブ換気

パッシブ換気は自然の力をより活かすために設計された住宅を利用することで、建物全体で換気する方法です。外気との気圧差や温度差、風圧などの自然の力で換気させます。窓を開けることで換気させる方法や、床下から冷たい外気を取り入れ、室内に循環させ、屋根から排出する方法など様々な方法があります。換気扇などエネルギーを必要としない換気方法ではありますが、その場の環境により効果度合いは変わってくるため、すべての住宅に十分な効果を期待できるものではない点には注意が必要です。

 

機械換気

機械換気は現在一番採用されている換気方法です。自然換気などのように自然の力で換気するのではなく、機械を利用して計画的に室内を換気させます。前述のようにシックハウス法が施行されてからは、計画的換気が義務となっていることや、住宅の気密性が高まっていることから、この換気方法が多く採用されています。

24時間換気システムと呼ばれているのは、この手法のことを指します。そしてこの機械換気の中にもさらに換気方法の種類があり、それぞれにメリットデメリットが存在します。

 

現在一番多く採用されている機械換気システムの種類について、お伝えしていきたいと思います。

 

よく利用されている機械換気はどんな種類があるの?

日本の住宅でよく採用されている機械換気には、大きく分けて下記のような種類があります。

換気方式
  • 第一種換気
  • 第二種換気
  • 第三種換気
熱交換方式
  • 非熱交換換気
  • 熱交換換気
施工方式
  • 直接取り付け
  • ダクト式

 

その中でも換気性能を大きく分ける、換気方式の種類について見ていきたいと思います。

 

第一種換気 ファンで給気 → ファンで排気 外気圧とほぼ一定 高価
第二種換気 ファンで給気 → 自然に排気 正圧状態 中間
第三種換気 自然に給気 → ファンで排気 負圧状態 安価

 

第一種換気

吸気、排気ともに機械を利用し、吸気口をダクトで各部屋にひっぱってそこから廊下など各部屋に設けた排気口に空気が流れ込んでいく方式。高断熱高気密住宅などでよく用いられている方式です。
また各部屋に吸気口と排気口を設けることで換気をさらにコントロールする、「第一種換気-2」という上記方式をさらに発展させた種類もあります。

この換気方法のメリットは、第一種換気機器の中で「熱交換式換気扇」を利用することで、室内の温かい空気を排気して、室外から給気する冷たい空気をなるべく室内の温度に近づけて取り込むことができる点です。またこの方法は省エネを考える際に忘れてはいけない湿度に関しても、効率が良いのです。

ただデメリットとしては、第一種換気はコストがかかること、そしてダクト内に蓄積されるほこりの清掃や、第一種換気用のフィルター交換にも高めのコストがかかる点です。

ここは費用対効果や予算、そしてメンテナンスをきちんと行えるのかということを考えておく必要があるでしょう。

 

第二種換気

第二種換気は、外気をファンで給気して自然に排気する方式です。
この第二種換気のメリットとしては、第一種換気と第三種換気のいいとこどりであること、そして常に正圧状態にすることができる点でしょう。

機械吸気をすることで室内側に外気を強制的に取り込み、室内から常に空気を室外へ押し出す状態となります。この状態を「正圧状態」と呼び、住宅にある空気がいつも潤沢な状態となるのです。いつも外気を取り入れ室内が空気でパンパンだから、外に空気が押し出されるということですね。

ただ室内の温湿度環境が室外の影響をダイレクトに受けてしまうために、夏のジメジメした蒸し暑い空気や、冬の冷たく乾燥した空気をそのまま室内に取り込むので、この換気方法を採用している住宅はほぼなく、主にクリーンルームなどに採用されている換気方式現状です。

 

第三種換気

第三種換気は最も安価であり、一般的な換気方法です。
建物のどこかに自然吸気口を設け、建物の1~2カ所に換気扇を設けて排気する方法で、第2種換気と真逆の方法をとっています。この第三種換気は、24時間換気が義務付けられた現在もっとも採用されている換気方式です。
第三種換気の中には、排気ファンを廊下などに設けてダクトで外部に排気させる「第三種換気-2」や、給気は各部屋から自然吸気で取り入れて、排気はそれぞれの部屋に設けて給気と排気の流れを各部屋ごとに計画する「第三種換気-3」という方式もあります。

そして第二種と真逆の方式をとっているため、室内が「負圧状態」となります。常に外に空気が排出されるので、外の空気が足りなくなった室内に入り込んでくるということですね。この負圧状態が続くと、玄関を開けるのが大変になることがあります。

この第三種換気のメリットは、他の換気方法と比べて安価であること。そしてデメリットは室内の空気を強制的に室外に排出するため、外気温の影響を受けやすくなり、室内が寒くなりやすいことでしょう。

 

換気システムには、多くの種類があることが理解いただけたのではないかと思います。では、この数多くある換気システムの中でどれを採用すればいいのでしょうか。

 

うちはどの24時間換気システムを選べばいいの?

この記事を読んだ方の誰もが思う疑問だと思います。

どの換気システムも一長一短ありますので、一概にどちらがいいとは言えないのですが、それぞれのご家族のニーズに合わせて、オーダー先とそれぞれのメリット・デメリットを話し合いながら決めていくと良いと思います。

ただなんでもそうですが、何か物を購入する場合には「初期投資(イニシャルコスト)」と「運用費(ランニングコスト)」のこと、どちらのことも考慮して決めないと「そんなはずじゃなかった!」という事態になりかねません。

 

その観点を踏まえて、それぞれの想いに合わせた目安を考えていきたいと思います。

 

お金に余裕がある人

第一種換気でしょう。
第一種換気は初期投資も高額で、なおかつランニングコストもホコリの清掃、フィルターの交換など定期的にメンテナンスが必要ではありますが、性能と熱損失の少なさは大きな魅力です。

ただ、家の気密性能などによっては第一種換気と第三種換気のQ値(熱損失係数)があまり変わらない場合もありますので、必ず計算してもらって決めましょう。

 

コストを抑えたい人

言わずもがな、間違いなく第三種換気ですね。

 

メンテナンスが面倒くさい、多額のメンテナンス費用をかけたくない人

第三種換気方式です。
多くの第一種換気方式は、天井裏などにいくつものダクトを通す必要があり、これの掃除をしなければいけないこと、そして機会を多く使うのでその故障リスクなどがデメリットであると言われています。また熱交換エレメントは条件が悪い場合は、カビが発生することがあるので、カビ菌や虫の市街がベッタリとついているフィルターを通った空気が家中に拡がっている、なんてこともあるので定期的なメンテナンスは重要です。

ひゃー!
書いてて自分でもいやになります。

 

家があまり気密性が高くない

第一種換気をおすすめします。

第三種換気は家の空気を排出させる仕組みのため、気密性が高くなければ期待効果が低くなるためです。導入を決める前に必ずQ値(熱損失係数)の計測をしてもらいましょう。

 

住まいが大きな道路に面していたり、空気汚染がひどい環境である

第一種換気の方が安心でしょう。

 

アレルギー体質である

そのアレルギーの種類によっては、第一種換気の方が安心でしょう。

 

空気洗浄を重視したい

うーん・・・

正直なところ、ここは難しい点だと思います。

その理由は上記2つのポイントで「第一種換気のほうが」とは書いたものの、空気清浄機を購入するという代替案もあるからです。そのため「安心でしょう」という言い方になるのですが、空気清浄機であれば壊れたり性能が良くなれば買い替えをある程度気軽にできるのですが、24時間換気システムはそうはいきません。ほとんどの場合が24時間換気システムを導入したまま何十年も同じものを使用し続けることとなるでしょう。何十年後にどれほど技術が発達しているのかは未知数です。そんなことを言ったら、なにも買えなくなってしまいますが。

理想は第一種換気を導入して、こまめにメンテナンスをしながら、併せて良い空気清浄機を購入するという感じでしょうか。ここは個々の考えによる部分かなと思います。

 

まとめ

いかがでしょうか。
これから24時間換気システムを導入しようかなと思っている方の一助となればうれしいです。

24時間換気システムは決して目立つ部分ではないですし、わかりにくい設備なので決めにくいものであると思います。そして最近は空気がきれいすぎたり、殺菌しすぎて子供の免疫力が下がり、アレルギーが多くなっていると言われています。

そのため、体内に多く取り入れるものとして重視しなければいけない部分でもあり、日々の生活や免疫力低下に影響があるため気にしすぎるのも良くない部分でもあり・・・難しいところではあります。

それぞれの換気方式のメリット・デメリットをよく理解し、オーダー先の言いなりでただ決めるのではなく、それぞれのご家庭にマッチした換気方式を選びましょう!

24時間換気が寒い!止めてもいいですか?

投稿日:2016.11.10

24時間換気

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「24時間換気」について。

 

 

寒い・・・本当寒いですねえええええ・・・

今年は寒すぎませんか?毎年そんなこと言っている気がするけど今年はちょっと普通じゃない気がする!

ちょっと調べてみると、2016年冬から2017年にかけてラニーニャ現象の影響もあり、東京の平均気温が

  • 2016年12月・・・8℃
  • 2017年1月・・・5℃
  • 2017年2月・・・6℃

ほどとなり、最低気温はなんと-2℃にもなる日があると予想されているようです!

 

なんなの!ラニーニャ!
夏は猛暑にして、冬は極寒だなんて高低差で耳がキーンとしそうです。

 

こんなに寒くなってくると暖房をつけないと体調悪くしそうですが、それでも冷たい空気で身体をやられそうになることがあります。その風が入ってくる場所を探すと、大体24時間換気システムから入ってくる冷気だったりするのです。そんな寒いすき間風が入ってくる原因がわかったならば、その原因をなくせばいい!と24時間換気を止めたいと思うのは人間の心情として自然なことだと思います。

 

 

そこで本日のコラムは

「止めてもいいの?24時間換気システム」
「なぜ止めてはいけないの?24時間換気システム」
「24時間換気システムの寒気を、少しでも和らげるコツとは?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 止めてもいいの?24時間換気システム

実際私たちにも冬になると、24時間換気は止めていいものかとお客様からご質問を多くいただきます。

そして私たちは毎回お伝えするのです。

「24時間換気システムを止めると大変なことになるので、止めないでください!」

 

毎回心が折れそうになりながら伝えています。だって、寒いのわかりますもの。自分も何回も止めたくなったことありますもん。でも本当に止めると大変なことになるので、私も同様に我慢しています。

 

■ なぜ止めてはいけないの?24時間換気システム

では、なぜこの24時間換気システムは止めてはいけないのでしょうか。

24時間換気システムは、平成15年(2003年)7月1日に施行された「シックハウス法」によって義務付けられた、換気を行っている換気機器のことを指します。

そもそも家の建築技術レベルがどんどん上がっている中で、高気密高断熱技術が進みすぎて自然な通気がされることがほとんどと言っていいほどなくなりました。その結果建材などから出るホルムアルデヒドやトルエン、VOCなどの化学物質が外に逃げなくなり、人体に影響を与えることで、身体の不調を訴える人が多くなってきたため、このシックハウス法が施行されたのです。そしてこのシックハウス法施行以降、建物全体の空気を1時間当たり0.5回以上、外気の新鮮な空気と入れ替えることが義務付けられました。

 

▼シックハウスについての記事はこちら
 「シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因が増えている今健康に生きるために必要なこと
 「シックハウス症候群や化学物質過敏症の対処方法を考える

 

健康のため、その名の通り24時間換気させ続けたほうがいいのですが、もうひとつ冬場に寒いからと24時間換気システムを止めてしまうと大変なことになってしまうことがあります。

 

それは「結露がスゴイ!」ということです。

窓や押入れなどが結露してしまう要因のひとつが「換気されていない」、または「換気していない」ために「空気の対流が起きずに、室内で発生した湿気が外に排出されない」ことによるものなのですが、その環境を自ら作ってしまうこととなってしまうのです。

これまで24時間換気システムを止めて結露が発生したというお客様のケースをいくつか見てきましたが、言い過ぎではないくらい水たまりができているかの如くビショビショになるのです。その結果カビが発生していまい、拭き取っても拭き取っても次から次へと結露してしまうこととなってしまうのです。

それらの恐れがあるため、私たちは寒くても24時間換気システムを止めないようにとみなさまにお伝えしているのです。

 

■ 24時間換気システムの寒気を、少しでも和らげるコツとは?

ここまで読んでいただいた方は「止めちゃいけないことはわかったけれども、寒いものは寒いのでどうにかならないのか!」と思うと思います。

改善方法をいくつかご紹介したいと思います。

 

吸気口の吸気量を調整する

吸気口を完全に閉めてしまうと、換気がされないので前述のような危険な状態になる可能性があります。ですが寒さにどうしても耐えられない場合、吸気量を調整できる場合もありますので、吸気量を調整してみましょう。

 

吸気口を変えてみる

吸気口にはいくつか種類があります。

 

例えばこんなの

換気口

とかこんなのもの

換気口
の場合、まっすぐ身体に当たってつらいということがあります。

 

そんな時は

換気口

このように吸気口の側面4方向から外気が出ていくタイプに切り替えてみると、直接風が身体に当たらないので少しは寒さが緩和されるかもしれません。

 

空気が排出される向きを変えてみる

それでも寒くてたまらない!という場合は、下記図のように厚紙などを使用して風の向きを変えてみると寒さが和らぎます。ぜひお試しください!

換気口

 

まとめ

いかがでしょうか。

今年は寒いので、例年以上にこの質問を多くいただきそうですが、今年も止めないでおきましょうとお伝えしていくこととなるでしょう。

 

なぜなら、1日に人が口から体内に取り入れるものでもっとも多いのが「空気」です。

  • 1日の呼吸回数・・・25,920回 (平均呼吸量18回/1分で計算)
  • 1日の呼吸量・・・1万2960リットル (換気量500ml/回として)
  • 1日の呼吸量を重さで換算・・・約16.8kg

 

となり、なんと1日の呼吸量は200リットルのドラム缶で65本分ともなるのです!

そしてそのうち「室内空気」が占める割合はなんと「約60%」となりますので、「室内空気」の綺麗さや新鮮さがどれほど重要か理解できるかと思います。ともすれば、24時間換気システムを止めてしまう(換気をしない)ことは、いかに良くないことだというのが分かるでしょう。

換気がされていないと室内に臭いがこもったり、湿度が高くなったり、ハウスダストが溜まります。小さいお子様やペットがいるご家庭では、喘息などの呼吸器に影響を与える可能性が高まります。もちろん室内の暖かさも重要ではありますが、「換気を止める」ことによって考えられる状況を把握しないままただ換気だけを止めてしまうのは、非常に危険なことなのです。

 

もちろん、お金をかければ寒くない24時間換気システムに変更することができるのですが、前述した方法を試したり、厚着をして過ごしたり、暖房をかけていきながら、今年の厳冬を一緒に乗り切っていきましょう!

リフォーム業者選びに失敗しないために理解しておきたい25のポイント

投稿日:2016.11.04

失敗しないリフォーム業者選び

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「失敗しないリフォーム業者選び」について。

 

 

回までのコラムで、何度も業者選びの重要性をお伝えしてきました
家を建てるまでには、多くの業者と付き合う必要があります。その都度業者選びが必要となり、その都度良い業者と出会えるかどうか、選び出すことができるかどうかによって、建物だけではなく、それ以降の生活満足度がガラリと変わると言っても過言ではありません。

家を建てること、そしてリフォームすること、土地を探すことは、どの業者でも同水準で出来るものではなく、またほかの人が良かったからと言って、あなたにもその同レベルの満足が得られるといった確証もないのです。

業者、もしくはその担当者との相性は、噂や口コミを参考にすることはもちろん大事ではありますが、その情報だけをうのみにすることがないようにして、多くの担当者の中からベストな一人を見つけ出しましょう。

 

 

そこで本日のコラムは

「1.リフォーム業者の種類と建築業界のしくみを知る」
「2.悪徳リフォーム業者の手口とは」
「3.良い業者を選ぶためのポイントとは」

でお送りしたいと思います。

 

■ 1.リフォーム業者の種類と建築業界のしくみを知る

最近リフォーム専門業者や建築業者だけではなく、建築業界ではない会社もリフォーム事業を手掛けていることを見たことがあるかもしれません。その理由として実はリフォームは条件はあるものの、施工できる下請けを手配できれば受注することが可能なのです。

そのため、「大手リフォーム会社=自社施工である」とは限らないのです。
ではどのような業者がリフォームをする場合に関わる可能性があるのでしょうか。改めて主な業者を確認してみたいと思います。

 

リフォーム業者の種類を知る
住宅メーカー

新築住宅の建築や販売が主な事業である会社。住宅メーカーがリフォームも受けている場合は、基本的にグループ会社であることが多いです。
グループ会社だとしても、施主からすれば聞いたことがある会社名が含まれている場合などは、施工を頼む側としても安心感を得られやすいでしょう。

 

地域の工務店

建設業として、新築住宅からリフォームまで請け負っており、その依頼内容によって自社でも設計や施工を行う場合と、設計は他の設計事務所、施工は元請けになったりと、様々な形態があるのが工務店の特徴と言えます。

そのため、住宅メーカーや建材設備メーカーからの受注にも対応しているケースも多く、住宅メーカーに依頼しても、結局施工するのは地域の工務店やそのまた下請けになることも珍しくありません。

 

設計事務所

顧客の依頼に対してデザインをしたり、図面を引く仕事がメインです。

デザイン性の高いリフォームを求めるのであれば、設計事務所に頼む人が多いのですが、受け手である施主からすれば必ずしもデザイン性に優れているなと感じるわけではないことを知っておきましょう。その理由としては、建築士の好みが強く反映されたり、工務店の建築士の好みに合わせたケースもあるので注意が必要です。
当たり前のことかもしれませんが、その設計事務所がこれまでデザインしてきた建物をよく確認し、自分の趣味嗜好と趣が合うのかを確認すべきでしょう。

 

リフォーム会社

リフォームを専業としている会社です。

リフォーム会社と称する会社には、飛び込み営業型で不安を煽り、いざリフォームしても施工がいい加減であるなどの被害が多く発生していまい、社会問題になったこともあります。そのような情報が知れ渡ったことで、最近では顧客側も十分注意するようになったおかげで、悪徳業者は減ってきてはいますが今現在でも引き続き注意が必要でしょう。

 

専門工事業者

通常、工務店などから下請けとして関わることが多く、自社でリフォームを請け負わないことが多い業者ですが、専門工事においてのプロであるため、施工自体のコストパフォーマンスは最も高いでしょう。

ただ図面を引くことができる人材がいない場合や、リフォームでは複数の専門工を必要とすることが多いため、設計事務所に設計を外注する場合や、他の専門工事業者にお願いする場合はそのメリットがあまりなくなってしまう可能性もあります。

 

フランチャイズ

建材設備メーカーが、全国の施工業者をフランチャイズしているケースです。その代表的な例と言えば、トステムやINAXなどから作られたLIXIL(リクシル)でしょう。建材や設備に不安を感じなくてもいいことはさることながら、そのフランチャイズとなることで、施工会社としてもメーカーの求める品質を一定以上保たなければメーカー側からフランチャイズとして存続できなくなるため、住宅メーカーのような一定以上の安心感が得られます。

 

リフォーム業界以外

家電量販店のヤマダ電機やエディオン、ホームセンターやニトリ、そしてネットゲームで有名なグリーなど、数多くの異業種がリフォーム業界に参入してきています。基本的には自社施工でなく、受注をとって下請けに流します。
「異業種である=施工レベルが低い」ということではなく、実際に施工する下請け会社のレベルによってその施工クオリティは変動します。自社で施工しているように受け取られやすい住宅メーカーなどであっても、同じビジネスモデルである可能性があるため、あくまで依頼先のひとつとして捉えておいても良いでしょう。

 

建築業界のしくみを知る

上記のように住宅を建築する場合や、家の一部をリフォームする場合にも、1つの会社がすべてを施工することはほぼありません。施工する一部、またはそのすべてが下請け業者による仕事によるものなのです。

そのため施主が契約するのが全国的に有名な業者であったとしても、施工するのはほとんどの場合が地域の下請け業者であるため、元請けの企業規模がその安心感に直結するわけではなく、イコールの関係ではありません。

そしてどのリフォーム業者も、どの下請けを使うのか施主に伝えることはありません。その中で大事になるのは、いかに良い仕事をする下請けを関わっており、そしていかに滞りなく手配して監督してくれる業者なのかをしっかりと選びたいものです。そしてなにより、悪徳なリフォーム業者に引っかかっていまうという、最低最悪な状況には陥らないようにしたいものですね。

では悪徳なリフォーム業者に騙されないようにするためには、そもそもどのようなところに気をつければいいのでしょうか。

 

 

■ 2.悪徳リフォーム業者の手口とは

悪徳リフォーム業者に騙されないためには、まずは悪徳業者の特徴を把握しておきましょう。いざという時に「あれ?おかしいな」と思えるかどうかが大事です。

悪徳業者のよくある特徴を知る
  • 訪問セールスをしてくる
  • 言葉巧みに家の中に入り込んでいる
  • 「無料で検査させてください」といってくる
  • 「特別で値引きしています」と、大きな値引きをしてくる
  • 「今契約してもらえるなら●●します」と契約をとにかく急がせる

 

まず、「シロアリが発生していて」とか「屋根が割れているのが見えて」などと言いながら訪問セールスを行い、不安を煽って言葉巧みに家の中に入ろうとする業者には十分気をつけましょう。訪問セールスを行っている業者がすべて悪い業者であるというものではもちろんありませんが、その確率がどうしても高いので注意が必要です。

また「無料で検査しています」や「今契約いただけるなら大幅に割り引きます」などと言ってくる場合や、考える時間を与えることなく、無料で検査すると言って「どこどこが壊れている」と写真を見せながら不安を煽ってくることは悪質業者の常套手段です。その写真がほかの家だった、などもよく聞くケースです。

 

訪問でのセールスを受けたときに一番大事となるのは、どんなに魅力的な内容であってもその場での契約は絶対しないこと。そして複数の会社で相見積もりをとり、複数の専門家の意見を聞きましょう。
訪問販売でのリフォーム工事契約は、契約日から8日以内であればクーリングオフできますし、期間が過ぎても悪質な場合は契約を取り消すことができる可能性があります。

少しでもおかしいなと思ったらできるだけ早い時点で、「財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」や「国民生活センター」など、しかるべき機関に相談しましょう。

 

訪問セールスでよくある、悪徳リフォーム業者の手口を知る
点検商法
  • 「無料点検キャンペーンをおこなっています。ぜひこの機会にお宅もどうですか?」
  • 「ご近所の床下点検に来たので、ついでに奥様もどうですか?」
  • 「近くを回っていたのですが、外壁におかしいところがあるように見えて不安なので、ちょっと点検させて欲しいのですがよろしいですか? もちろん無料ですよ!」
  • 「近くで屋根の工事をしていたのだが、お宅の屋根瓦が割れているのが見え、このままにしておくと雨漏りの危険があります。心配だから屋根に上らせてもらえますか?」

 

不安商法
  • 「外壁に細かいひび割れがあるため、できるだけ早く塗り替えないと後で何百万円も掛かってしまうことになりますよ」
  • 「ここ一帯が地震ハザードマップに入っているので、無料で住宅耐震を診断しますよ!見たところ、このままでは地震で崩壊する可能性があるので、今すぐ耐震補強をするべきです!」
  • 「○○住宅検査協会(なりすまし)から来たのですが、ご近所でシロアリが発生しているので基礎の換気口に防虫ネットをおすすめしています。本当は5,000円なのですが、今ならキャンペーン中につき、なんと1,500円でつけられますよ!一緒に床下の診断をサービスでしておりますが、いかがですか?」

 

見本工事商法
  • 「所で外壁塗装リフォームをしているので、あいさつにまわっています。今すぐ契約してくれるなら、足場を連続で使用できるので、安く工事ができるし、当社の名前入り看板を掛けてくれたら、宣伝費として普段の半額で工事ができます!」
  • 「お宅は交差点の角にあり目立つ位置なので、当社の宣伝になります。今決めていただけるなら半額で工事できますよ!」

 

ひどいやり口の場合は、さも信用しそうなしっかりとした協会の者であるとか、大きな会社の名前を出して安心させて契約までもっていく場合もあるので、いいなと思っても必ず他の業者と相見積もりを出しながら、家にとって本当に必要なことなのか、そして出された見積もりは妥当な値段なのかを見定めてから、行動してください。

昔からいうじゃないですか。タダより高い買い物はないのですから。

 

 

■ 3.良い業者を選ぶためのポイントとは

さて、では良い業者を選ぶためのポイントとはいったい何なのでしょうか。

 

良いリフォーム業者を選んで、住宅リフォームに失敗しないための25ポイント
  1. 飛び込み営業の業者に煽られて、突発的に勢いだけで契約しない
  2. チラシを見ただけでリフォームを頼まない(ただ、チラシは集めておくと様々なことが見えてくるので、情報源として集めておくと良い)
  3. ネームバリューだけで、大きい会社は安心、聞いたことのない会社はダメと決めつけない
  4. 最低でも10年以上経営しているか、また本当に事務所がそこにあるのかを確認する
  5. 希望するリフォームの工事実績が豊富にあるのか、また依頼する業者の得意分野なのかを確認する
  6. 相見積もりを必ずとり、複数のプロの意見を聞く
  7. 相見積もりをとったときに、地元の工務店がその会社のことを知っているかどうかを聞いてみる
  8. パース(完成予想図)をプランや見積もりと一緒に提示してくれるか
  9. 安さだけで決めない、割引率に目を奪われない
  10. 安すぎないか疑う(安すぎる場合は人件費や部品を削るなどどこかで調整するため手抜きが発生しやすいため)
  11. 保証やアフターサービスはしっかりしているか、または価格相応か
  12. リフォーム業界団体(日本住宅産業リフォーム協会日本木造住宅耐震補強事業者協同組合など)に加入しているか、また建設業許可の登録状況はどうなのか
  13. リフォーム瑕疵保険に加入しているか
  14. 何かあったらすぐ来てもらえる場所にあるのか
  15. 予算と目的に見合った的確な工事提案をしてもらえるか
  16. 担当者はこちらの言いなりになりすぎていないか、住み手のことを考えた提案をもらえるか
  17. いいことだけではなく、デメリットも必ず伝えてくれるか
  18. 求めているグレードやサービスのクオリティを備えているのか
  19. 見積もり書の内容を、しっかりと説明してくれるのか
  20. 担当者のマナーや対応、知識は行き届いているのか、また自分との相性はいいか
  21. 自分が必要とするポイントをきちんとまとめておく
  22. 心配だからと言って業者にきちんとした情報を伝えないということはせず、良い提案を出すための情報提案をしっかりとする
  23. 面倒くさがらず、会社訪問をして会社の雰囲気を知っておく
  24. 担当者によっても出来上がりに大きな差がでるため、会社を選ぶだけでなく担当者を選ぶ
  25. 担当者との信頼を築く

 

リフォームの場合は「分離発注方式」を採用している会社の方が安心

リフォームの施工体制には大きく分けて「一括発注方式」と「分離発注方式」と2種類あります。一括発注方式は、大手の会社が工務店に一括して工事を依頼する方法で、分離発注方式は中小のリフォーム店が主に採用しています。ひとことで言えば、中間業者(工務店など)をはさんでいるか、直接職人さんに発注するかの違いです。
一括発注方式を採用している会社は、営業を中心に行っている会社が多く、施工は信頼できる工務店に任せるわけですが、分離発注方式は、営業も施工も自社の管理下で行い、お客様と打ち合わせを行う監督者が名前や顔を知っている職人さんに直接指示が出せる施工体制です。施工中に問題が起きやすく、時々で細かな打ち合わせが必要となるリフォームでは、分離発注方式を採用している会社の方が、失敗が少ない傾向にあります。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

リフォームで失敗しないためには、リフォーム業者選びだけではなく、その担当者選びが必要であること。そしてその担当者と素晴らしい信頼関係が結べるように、自分自身も建築のことを少しは勉強しておいて、互いに良い相性が築けるよう心がけることが大事であることをご紹介しました。

施主としては、お金を払って大きな買い物をするため、業者はこちらのわがままを聞くのが当たり前だと、大きな態度に出ているようでは、担当者としても良い気分で「この人のために良い住まいを提供しよう」と100%思うのは難しいはずです。お互いに様々なことを話し合いながら、住まいの引き渡しが完了した後も長く良い付き合いができるようにしたいものです。

住宅の担当者を選ぶのは、婚活のようなものだと思います。一生に一度の大きな買い物が素晴らしいものとなるため、その最高の相手を見つけ出せるために、自分もそれ相応の努力と手間と時間をかけておきましょう

住宅ローンで将来苦しまないために、やっておくべきたった1つのこと

投稿日:2016.10.28

資金計画と住宅ローン

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「資金計画と住宅ローン」について。

 

 

 

前回は家を建てるために必要な土地探しについて、詳しくご紹介しました
でもそれ以上に家を購入する際まず考えなければいけないのは、予算計画をしっかりとすること。お金についてしっかり考えておくことがなにより一番大事です。
住宅を購入するときに、ほとんどの方が住宅ローンを組んで購入することとなると思いますが、住宅購入予算を無理に高く設定してしまうと、良い住まい環境を整えることができるかもしれませんが、日々の生活に無理がきてしまい苦しい毎日を過ごすことになってしまいます。逆に住宅購入予算設定を低くしてしまうと、本来手に入れられるはずだった住まいよりランクが低い環境で何十年も過ごさなければならなくなります。

一生に一度の大きな買い物をするのであれば、適切な予算を設定して良い買い物をしたいもの。
そのためには、人生の資金計画(マネーライフプランニング)をしっかりと設計しておくことが大事なのです。

 

そこで本日のコラムは

「1.予算オーバーしてしまう原因とは」
「2.日々の生活で無駄な出費をしていないか見直す」
「3.将来ローンで首が回らないようになってしまわないためにやっておくべきこと」

でお送りしたいと思います。

 

■ 1.予算オーバーしてしまう原因とは

マイホームを購入するときに購入価格を気にせずに即決する方は、よほどお金が有り余っている方以外いないと思います。

どんな家がいいのか、どんな家が欲しいのか、その家を購入することでどんな生活を叶えたいのか、日々の生活はどれほど豊かになるのか、購入したときに今の家賃や持ち家と比較して良くなるのか。そしてその費用対効果はどれくらいなのか。たくさん悩んで、たくさん調べて、たくさん家族で話し合うと思います。

それでもたくさん家を見ていき、比べていく中で冷静さを欠いてしまい、将来住宅ローン返済に困り、生活がカツカツになったり、最悪の場合せっかく購入したマイホームを手放してしまう方も残念ながらいらっしゃいます。その中には一家離散してしまった方もいらっしゃるのです。

たくさん調べて、たくさん考えたあとに、なぜこのような悲しい状況に陥ってしまうのでしょうか。

 

原因となるケースその1:すべて決めた後にやっと住宅ローンを考えてしまう

例えば土地を探して、家を建てることを決めたときに、初めて払っていけるかどうかを真剣に考える方が多いことがまず原因として挙げられるでしょう。
長い時間とたくさんの手間をかけて、やっと見つけた素晴らしい土地環境の上に素晴らしい家が建ち、その中で幸せな毎日を過ごすステキな家族が想い描かれている状態で、払うことが難しいとわかったとて、そこで「ちょっと払えそうにないからやめるよ」と決断できる人が果たしているのでしょうか。私にはそんなことは無理です。家族にもかわいそうな思いをさせてしまいます。

さらにマイホーム購入には土地や建物だけではなく、様々な諸経費がかかります。予想額を超えた上に重なるその諸経費もなんとか払おうとするのではないでしょうか。だって、あんないい家をずっと見てきたのですから…。

最初に予算をしっかりと設計しておけば、こんなことは避けられたのかもしれません。

 

原因となるケースその2:ハウスメーカーの言いなりになりすぎてしまう

ものすごーーーーーーく悪い言い方をすると、ハウスメーカーは住宅ローンの審査さえ通り、引き渡し時に融資が実行されて、利益が確定したさえすれば、あなたが住宅ローンを払えようが払えまいが関係ありません。また同時にあなたが価格の高い家を購入してくれればくれるほど利益は高くなります。

もちろん、アフターケアをしっかりとする会社が多くなってきているので、そんな考えの会社は少なくなっていますし、そんな会社は今の時代生き残れません。ただ、少数とはいえそんな会社に「数十年と生活する家ですし、せっかくならいい物を建てておきましょう」とか「あなたの年収ですと、みなさんこれくらいの家を建ててますよ」と言われれば、「そうなのかな。じゃあ無理してでも、将来と家族のために高い価格を支払っておかなければいけないかな」と思ってしまうと思います。ハウスメーカーのことをまるまる信じきって、という場合だけでなくプライドが邪魔して「それは無理」と言えない方も多くいるでしょう。

だからと言って、自分一人ですべてを調べて、だれにも頼らず全てのことを自分で決めてしまったり、変にハウスメーカーや業者のいうことすべてを勘ぐったり疑ったりすると、良い住宅環境は手に入れられないでしょう。

そのため最低限の情報をあらかじめ知識として蓄えておき、そのうえできちんと準備をしておいて、業者とお互いに信頼関係を築きながら、協力して無理せず良いマイホームを購入することが大事なのです。

 

原因となるケースその3:家賃と同じくらいの支払いで予算を組んでしまう

これは怖さが勝りすぎてしまい、変に住宅購入予算を下げてしまうケースです。

住宅ローンの返済額が今の家賃と変わらなければ、安心が感じられると思います。しかし現在の家賃よりもさらに多くの住宅ローンを実は支払える力があるのかもしれません。現在はその力がなかったとしても、果たして5年後や10年後に現在の経済力と同じレベルなのでしょうか。

変に予算を少なく見積もりすぎて、本当であれば住めるはずだった住宅環境より低いレベルで何十年も生活してしまわないように、現在の家賃と住宅ローンの支払額を同じにしておけばいいと単純に考えるのではなく、将来の収入と支出を見据えておく必要があるのです。

 

原因となるケースその4:金額が大きすぎて、100万単位の増減に現実味がなくなってしまう

これ、意外に多いケースです。

人間というのは、扱う額が大きくなってくるとよくわからなくなって、価格の増減をさほど気にしなくなってしまうんですよね。靴下が1足300円だったのに、500円になると高く感じて買うのをやめてほかの店をまわる。でも家の契約時に2820万円のものが2920万円になっても、まあいいかと思ってハンコを押してしまう。その差100万円ですよ!100まんえん!
もちろん、物の価値に対する感覚が違ったり、全体額に対する増減率が違うのですが、100万円あったら「高いなあーでも欲しいなあー」と長らく悩んでいる大型4Kテレビが3~4台買えますよ。

値下げをしてもらっても嬉しさを感じられなかったり、逆にせっかくだからとあまり使いそうにないオプションをつけて価格が上がったり、諸経費が実は異常に高く見積もられているのに気が付かなかったりすることもあるかもしれません。日々の生活においての買い物のように、細かく、そして冷静に数字を見て判断をしましょう。

 

■ 2.日々の生活で無駄な出費をしていないか見直す

さて、前章で住宅ローンで失敗しやすい原因をご紹介しましたが、生活の中で無駄な出費をしているのにもかかわらず、見直しが面倒くさいとそのままにしている方が驚くほど多いのです。

その中でも多いのが、無駄な保険に入ったままにしている方。
保険はいざ何かあったときに助けてくれる、素晴らしいものではありますが、生活が変わったのに過去加入した無駄な保険にそのまま入っていたり、付き合いでとかおススメされたからといらない保険に入っている方が非常に多いことに気づきます。もしこの無駄な支払いを見直して、節約したお金を住宅ローンに充てることができたなら。マイホーム購入予算を大きく増やすことができます。

例えば、生命保険を見直しして毎月1万円余裕が出た場合、借り入れできる金額が300万円も増える可能性があります!
※金利2%、35年返済の場合

 

あなたの家庭でも、保険以外に「うちも実は見直してないけど無駄な出費があるんだー」というものはありませんか?

  • 実は安くなるかもしれないのに、ショップに行くのが面倒くさいからそのままにしている携帯代金
  • 携帯を購入したときに入らないと頭金がなくならないと言われたコンテンツ料
  • 使っていない固定電話
  • 昔買ったまま契約し続けているWi-Fi
  • その他通信費
  • 必要ないのに年会費だけかかるクレジットカード
  • カーシェアでいいけどなんとなく持っている車
  • いつも賞味期限が切れてしまうのになんとなく買ってしまう食品
  • なんとなく買ってしまうコーヒー
  • 楽しい時間が過ごせないのになんとなく行っちゃう飲み会

などなど、もっとたくさんあるかもしれませんね。

ひとつひとつの額は少ないかもしれませんが、それがたくさんになれば、そして年月を積み重ねたらその額は多くなるものです。生活全体を一度見直して、無理なく節約できるなにかがあればぜひ住宅購入費用に充てたいものですね。

 

■ 3.将来住宅ローンで首が回らないようになってしまわないためにやっておくべき、たったひとつのこと

では、どうすれば住宅ローンで困ることがないのでしょうか。そして困らないかどうかをどうやって判断できるのでしょうか。

それは「キャッシュフロー表」を作成することです。

キャッシュフロー表とは、あなたが家を建てて住宅ローンを払いながら、将来収入/支出/貯蓄がどうなっていくのかを予測して具体的な数字であらわした表です。住宅ローンを払いきるまでの何十年間かで、収入がいくらになり、家族や自分の人生においてその都度生活費や教育費を主とした支出はいくらくらいになり、住宅ローンはその中でいくらかかるから、その年はどれくらい貯金ができそうなのかを事細かに予測、または計画していくことでわかるようになります。

そしてその結果として、あなたがいくらまでの金額なら家を買っても大丈夫なのかを、ほぼ正確に知ることができるのです。

キャッシュフロー表

これを作るのはとても大変ですが、キャッシュフロー表を作っておけば、お金の不安を大きく解消できるだけではなく、冷静な判断がしやすくなるため、必要のない節約をしてしまい生活の質が下がってしまったり、住宅購入の際に冷静な判断ができずになんとなくで何百万も跳ね上がるようなオプション契約をしてしまう事態を避けることができるでしょう。

家を買う前、または家を探し出す前にキャッシュフロー表を作っておくのと作らないでなんとなく探すのでは、購入する家のレベルも、家を買った後の生活レベルも大きく変わるのです。

 

まとめ

いかがでしょうか。

「なんとなく」で家探しを始めてしまうことの怖さ、そして自分がなんとなくで購入した住宅のローンで、家族を路頭に迷わせてしまうことがないために何よりかかせないのが、「キャッシュフロー表を作ること」であることがしっかりと理解できたのではないでしょうか。

 

人生で1.2を争うであろう最高額の買い物。それは夢のような生活になるのか、それとも一時的な面倒くささに負けてしまい、何十年も後悔してしまうのか。このコラムを読んでいらっしゃるみなさまに、後悔を選ぶ方は一人もいないでしょう。みんな後悔しない可能性を、可能な限り高めたいはず。

そのためには、まず家族の人生をどうしていきたいのかをしっかりと考えること。話がとても大きくなりましたが、本当のことです。キャッシュフロー表を設計する場合、人生をどうしていきたいのかをしっかり考えておかなければ、それはなんとなくの表でしかないのです。可能な限り住宅ローンで苦しまないためには、この「ライフプラン」と「お金」について必ず同時に考えなければ片手落ちになってしまいます。そのため、弊社ではこの2つの計画表を同時に制作する作業を「マネーライフプランニング」と呼んでいます。

「マネーライフプランニング」を通じて、あなたの夢や目標を叶えるためにかかせない第一歩となるのです。

 

 

マネーライフプランニングについて興味が湧いた方は、こちらもぜひご覧ください。

資金計画と住宅ローン

家を建てるときに重要な土地探しをする前に知っておきたい4つのポイント

投稿日:2016.10.13

土地探し

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「土地探し」について。

 

 

前回のコラムでは、家を建てるまでについてご紹介しましたが、今回は土地探しについてフォーカスしてみたいと思います。

家を建てる際に、必ず必要なのが「土地」。土地がないと建物が建てられません。
また、どんなに素晴らしい家があったとしても、素晴らしい土地がないと、日々生活しにくかったり、災害や崩壊、傾きなどのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。

決して安い買い物ではないですし、何十年も付き合うこととなる土地を上手に探す方法や、後悔しやすいケースなど、土地探しに役立つであろういくつかのヒントをご紹介したいと思います。

 

 

そこで本日のコラムは

「1.土地が出やすい時期は、1年のうちでいつか知っていますか?」
「2.建築条件付きっていう土地って、どんな土地?」
「3.地盤改良の費用がかからなくて済む、いい地盤の見分け方とは?」
「4.土地探しをするときに気をつけたい、失敗しやすいポイントとは?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 1.土地が出やすい時期は、1年のうちでいつか知っていますか?

土地探しをしている人なら、必ず一度は考えるはずであるこの疑問。土地のプロでなければ素晴らしい生涯の伴侶と出会うくらい、一生に一度良い相性で出会えるか出会えないかというものだと思いますので、出来るだけ多く選択肢を増やしたいもの。

そのため、今探している時期は一般的に土地が出やすい時期なのかどうかというのは、悩んでしまうものだと思います。

 

土地が出やすい時期とは?

土地が出やすい時期は、大まかに分けて年に2回あります。
年初から春先にかけての時期と、秋の始まりごろです。

その理由は「お正月とお盆を過ぎたあとである」ことが大きく関係しています。

土地は、ほとんどの場合個人で所有しているのではなく、相続などの関係で所有権を何人かで持っている土地である場合が多いため、その所有権を持っている全員が集まりやすい行事のときに、その話がまとまりやすいためです。

そのきっかけとなるのが、家族が集まりやすいお正月とお盆であり、話しがまとまった結果売り出されやすいのが年初と秋口であることから、その結果として売り出される土地が出やすい時期となる・・・ということなのです。

 

逆に土地が出にくい時期とは?

逆に土地が出にくい傾向にある時期もあります。

それは、6月~8月の暑い時期です。特に7月後半から8月半ばまでは暑い時期が続くため、あまり動きたくないという心理が働くため、夏場は土地が出にくい時期であることが多いのです。

 

■2.建築条件付きっていう土地って、どんな土地?

不動産のチラシなどを見ていると、建築条件付きと書いてある土地をたまーに目にします。

この条件付きの土地というのは、土地を購入する際に「売主から指定された建築業者で建物を建てることが条件となる土地」のことです。大体この土地の売主と建てる建築業者は同じ会社やグループ会社であることが多いので、売主からすれば多く利益を出せる、ということになるわけです。

 

建築条件付きって、建売とどう違うわけ?

おうちを建てようと考えている方は、ここまで読んで「え?建売とどう違うの?」と思われる方も多いと思います。

この建築条件付きというのは、土地を売ってから建物を建てます。買主が決まれば着工するので、それまでに図面を完成させて確認申請も済んでいる状態で、使用する建材も決まっている、いわば発注待ちの状態なのです。発注前のため、建材の変更も軽微なものに限り可能です。

一方、建売は着工した段階で販売を開始するもの。以前は完成後に販売を開始していましたが、建てられて一定期間売れない場合は値下げをせざるを得ない状況になることが多いため、最近は販売開始のタイミングを早めているところが増えてきています。
ちなみに建築進捗状況などによっては色など変更できる場合は変更できることもあり、契約が住んでいれば工事中の見学もできます。

 

建築条件付きの土地を買う際に気をつけたいポイント
その1.間取りがしっくりきているか

建築条件付きの土地を買った方で一番多い悩みが、間取りの悩みです。間取りがしっくり来ていないまま、契約をして間取り詳細の打ち合わせをしても、思うような間取りにならないことがよくあります。
なぜなら、その間取りはその設計者や会社の実力であるためです。

もし最初に出てきた間取りが、もう少し直せばいいのにという惜しい間取りであればあとで修正することは十分可能であると思いますが、全然パッとしない間取りしか出てこない場合は、ずっとパッとしない間取りしか出てこないことが多いのです。

そのため、納得する間取りを出してくれるかどうかは、建築条件付きの土地を買うのであれば、必ず第一優先で押さえておきたいポイントなのです。

 

その2.仕様が納得できるものなのか

建築条件付きの土地を買った場合は、家を建てる会社や工務店も必然的に決まってしまうため、家の仕様もほぼ決まってしまいます。

もちろん、設備オプションなど細かいポイントはこれから決めることができますが、業者がこれまで使用したことがない仕様は、まず使えないことが多いでしょう。そのため、その住宅会社や工務店がこれまでどのような家を建ててきたことがあるのか、ホームページや写真などで施工事例を必ず確認しておくことで「イメージと違う・・・」というコレジャナイ感満載の家ができる可能性を少なくすることができるでしょう。

また、その総額価格も非常に重要なポイントです。建築条件付きの場合は、予算が合わないからと後で住宅会社を変えることができないため、総予算は特に注意が必要です。「家本体は安いから決めたけど、あとからあとからオプションを提示されて、結局割高になった。予算オーバーだ!」ということになってしまわないように、あらかじめ採用したいものは最初の見積金額にいれたり、予算取りなどして総額をきちんと把握しておくことが重要です。

きちんとその家の作りに納得できるのか、それが明確に理解できたうえで建築条件付きの土地を買うことが、非常に重要となるのです。

 

その3.だめだと思った場合は冷静に判断する

建築条件付きの土地を買う場合、家を建てる住宅会社や工務店が指定されてしまうので、家の出来は住宅会社や工務店の実力にすごく左右されてしまうことは、前述のとおり。そのため、しっかりとした注文住宅の家を造っている会社や、レベルや実力の高い会社が売り出している場合は、安心して建築条件付きの土地を買うことができます。

ただ、レベルの高い会社が売り出していたとしても、家や間取りに対して自分が建てたい家と違うなら、止めておくという判断を出せるように冷静でいることを心がけましょう。

建築条件付きの土地は、土地が何より優先で家に対するこだわりがあまりないという方はこのタイプの物件はおススメかもしれません。逆に家に何かしらのこだわりを持っている方は、ほとんどのケースで建築条件付きの土地は合わないことが多いでしょう。

どのような状況でもあてはまりますが、よく考えた上で決めることが重要ですし、同時に素晴らしい物件が出てきたときに素早く判断できるように、家や土地に対する判断基準をきちんと決めておきましょう。

 

■3.地盤改良の費用がかからなくて済む、いい地盤の見分け方とは?

土地の地盤が弱い場合は、家が傾いて沈んでしまう可能性があるため、地盤改良という人工的な補強を施す必要があります。この地盤改良にはもちろん費用が掛かり、地盤の弱さにより地盤改良費が高くなってしまいます。

だいたい30坪の家で80万円ほどが目安ではありますが、その土地の地盤が弱ければそれ以上かかってしまい、百万円単位でかかることもあります。家を購入したり諸経費に地盤改良費が余分に上乗せされてしまうため、とても痛い出費になってしまいます。

そもそも地盤が強い土地を購入すれば、その地盤改良費はかからないわけですし、同じ地震でも強い地盤と弱い地盤では、1.5倍も震度が違うと言われています。土地の強度を正確に測る場合は地盤調査をする必要がありますが、地盤調査は契約したあとでなければ、基本的に実施することができません。

では購入を検討している土地の地盤を見分けるコツはあるのでしょうか?

 

高い場所にあるかどうか

一般的に、土地は高い場所にあれば強く、低い場所にあれば弱い傾向があります。そのため、丘になっていたり周りより少し高くなっている場所は地盤が強い可能性があります。

逆に田んぼや川、池が近い場所は地盤が弱い可能性があるのです。

 

近くに神社や仏閣があるかどうか

昔の人々は、洪水や自身の被害が少ない場所を選んで作っているため、神社や仏閣がある地域は地盤が強い傾向にあります。

 

地名に水に関わる名前がついていないかどうか

地名に山や丘などがついていれば、地盤が強い場所であることが多く、反対に川や田、さんずいなどがついている地名の場所は水に関わる何かが過去にあったケースが多いため、地盤が弱かったり災害が起こりやすい地域である可能性があります。

 

住宅地用の土地になる前にどのような土地だったか

現在住宅地用に整備されていても、もともとは弱い場所だったことがあります。
国土地理院の「国土変遷アーカイブ空中写真閲覧」で、昔の航空写真を確認したり、地盤調査会社が提供している「地盤安心マップ」で地盤改良履歴などが確認できるので、必ず過去にどのような場所であったのか確認をしましょう。

 

造成地で擁壁のある土地ではないか

造成地で擁壁がある土地である場合は、地盤改良が必要な土地の可能性が高いのです。
元々の地盤が良くても、土を掘り返してしまうと地盤が弱くなってしまいます。

 

■4.土地探しをするときに気をつけたい、失敗しやすいポイントとは?

土地だけを先走って契約しないこと

さて、土地探しをするときに最も気をつけたいポイントとは何でしょうか。
それは建物をどのように建てるのか検討することなく、まず不動産屋に行って土地だけ先に購入してしまうことなのです。

「そんなことするわけないじゃん、何言ってんの?」と言われそうですが、思いのほか多い失敗なのです。
家に住むためには、土地を手に入れて、その場所に家を建てることで初めて人が住むことができます。誰もが理解していることでしょう。ただとてもいい土地が見つかり、早く契約しないとほかの人に買われてしまうという焦りから、土地だけ急いで購入してしまい、あとでどうしようもない状態になることがあるのです。

土地のみ先に購入した場合、どのようなことが起こり得るのでしょうか。

 

例えば土地をまず購入した後に、はれて建物を建てようと業者に相談したところで、希望の間取りがその土地に入らなかったり、駐車場のスペースをとることができないということがあります。はたまた法律規制のためものすごく小さな建物しか建てられないなんてことになってしまったら…頑張っていい土地を買ってしまって建物やインテリアの予算が足りずお金を様々なところからかき集めることになったら…そんな状況になってしまったらと考えただけでおかしくなってしまいそうです。

 

土地というのは、素人には難しすぎる注意事項がたくさんあり、土地の知識が豊富なプロでない限り内容を隅々まですべて把握することや、本当にいい買い物をするなんて到底無理な話です。それを把握するために、土地のプロである不動産屋に仲介を頼むわけですが、不動産屋は仲介したのちにどのような家が建つかというのは正直あまり関心がないので、家を立てる際の注意点などをきちんと説明しない不動産屋に当たってしまうケースや、説明してくれる不動産屋だったけど買主がきちんと理解することが難しく、建物を建てる時になって初めて、自分の建てたい建物とその土地の相性が悪かったことを理解するケースなどが、土地だけを先走って購入してしまうと起こりやすいでしょう。

 

このような失敗を避けるためには、やはり土地と建物をひとつとして考えることが大切です。そのためには住宅会社とどのような建物にしたいかを密に相談しながら、一緒になって土地探しをすることが大きなポイントとなるのです。

 

お金があとからかかってしまう土地かどうかをきちんと確認すること

土地を購入してから家を建てる場合、様々な整備費にお金が余分にかかってしまうことがあります。
いくら土地自体が安くて魅力的に見えたとしても、その諸経費があまりにもかかってしまった場合結局総額がとても膨らんでしまうため、注意が必要なのです。

あとからのお金がかからない土地で代表的なケースで言えば、水道・ガス・下水などのインフラが現代社会にきちんと合った状態で整備されていること、そして道路や隣地と高低差がないこと、また前述した地盤改良費がかからないこともそうでしょう。家を新築で建てたい場合は、古い家が建ったままの土地であれば古家を解体しなければ、新しい家を建てることはできません。

ただこれらの場合は、その分元々の土地代が安くなっていたり、値引き交渉の余地があることもあります。結局大事なことはトータルの金額をきちんと把握しておくことが大事である、ということですね。

 

近隣のトラブルは大丈夫そうか

この失敗例がもしかすると一番つらいかもしれません。ずっと生活するうえで継続的に困ってしまう問題ですもんね。

例えば下記のようなトラブルが多いケースでしょう。

  • 近所で変な人が住んでいる
  • 騒音など大きな音が聞こえる家がある
  • 近所同士で揉めている家がある
  • 問題の多いクレーマーが近くにいる
  • ゴミ屋敷や異臭がひどい家がある

 

これらのトラブルがすぐ近くにあれば、日々生活をする中で大変なストレスを抱えてしまうことになります。

そのため、めぼしい土地が見つかったときに、土地を見に行き、隣近所の方などに簡単にごあいさつをして情報収集などをすることもおすすめです。その中で親切な方がいらっしゃれば、近所の情報だけではなく日当たりなどその土地に関することも教えてくれることもあります。なかなかその時点であいさつまわりだなんてと思われる方も多いのですが、その一回の手間だけで、一生ついて回るかもしれない後悔を回避できるとあればとても有益な手間だと思えるかもしれません。もちろん、良い担当に当たることができれば、土地案内時に聞き込みをしてくれることもあるでしょう。

 

様々な条件下で土地を見よう

土地を下見した場合、とてもよく見えた場合にも、夜行ったら「あれ?前見たときと全然違うじゃん」と感じることも多々あります。

  • 朝に感じる土地
  • 昼に感じる土地
  • 夜に感じる土地
  • 平日に感じる土地
  • 休日に感じる土地
  • 晴れのときに感じる土地
  • 雨のときに感じる土地

 

その時々によってすべて感じ方が違う可能性もあります。逆にどのシーンでも良い環境であることが確認できて安心につながるかもしれません。可能な限り様々な時間帯でその土地がどのように移り変わるのかを前もって確認しておくと良いでしょう。思ったより車の通行量が多くて危なかったり、夜は街灯がなくて怖いといったマイナス面が出てくるかもしれません。それをあなた自身がどうとるか、どう思うかは営業マンではやっぱりわからないこと。自分たちが大事にしたい事や許容範囲は自分たちしかわからないと思うので、一生不便を感じるかもしれないのであれば、可能な限り足をつかって納得した状態で良い買い物をしたいものです。

もし可能であれば、近くの駅やスーパー、学校などのライフラインもその都度見てみるとなお良いかもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回は良い土地を探すためのヒントをご紹介してきました。

土地は相性です。その良い相性の土地と出会うためには、出来る限り足をつかい、時間をつかい見る目を養い、素晴らしい土地が見つかった際にスピーディーに決めることができるように必要なことやいらないことをあらかじめ決めておくこと、そして良い出会いができる可能性を最大限高めるために、仲介人である不動産屋に最良の紹介先であるというイメージを植え付けておくことが大事なのです。

家はその後の家族の生活クオリティを左右すると言っても過言ではありません。

 

この記事を読んでくださったこの時間が、その大事な決定ごとのクオリティを少しでも向上させる一助となればと願っています。

中古物件を購入してリフォームをする前に確認しておきたい3つのこと

投稿日:2016.09.23

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オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「中古物件を購入してリノベーション」することについて。

 

 

家を住む場合、様々な手段があります。新築一軒家に住む。新築マンションに住む。中古物件に住む。賃貸住宅に住む。親と2世帯住宅に住む。それぞれにメリットデメリットがあり「どの方法が良い」というのは一概には言えず、その家族それぞれのライフスタイルにもよって変わってくるでしょう。

その中で最近人気なのが、費用を抑えて新築に近いきれいな建物を手に入れることができる「中古物件を購入してリノベーションする」というスタイルを選ぶ方が増えているのです!

物件を探して、そのあとリフォームプランを練るわけですので、長い目で根気強い気持ちが必要です。そしてどこに気を遣って、何を気をつけなければいけないのか…。なかなかどうして、心が折れそうになったり、大変な思いをされたりしている方が多いのも事実。

 

 

そこで本日のコラムは

「物件探しの時に重要なポイントとは?」
「めぼしい物件が見つかった時にチェックしておきたいポイントとは?」
「外すことができない住宅ローンについて」

でお送りしたいと思います。

 

物件探しの時に重要なポイントとは?

物件を探してリノベーションをする際に、まず始めるのは物件探しでしょう。その際に注意しておきたい事や、決めておきたいポイントなどを、まずはご紹介します。

 

  • 予算をしっかりとたてる
  • 資金計画をしっかりと
  • 家族の生活パターンから、住まいの優先順位をたてる
  • ネットだけでの物件探しは難しい
  • 不動産や建築関係についてしっかりと勉強しておく
  • いいなと思った物件がいつ建てられた建物かをきちんと把握する
  • 優良中古物件が見つからない場合のため、新築など他の方法も次の選択肢として考えておく
  • リフォーム施工会社の候補を並行して探しておく

 

予算をしっかりとたてる

予算を決めておくことはとてもとても大事です。

予算を決めずに物件を探すと、どんな物件を探すか条件がブレブレになってしまい、余計に時間と労力がかかりがちになってしまいます。またメーカーや業者側からすると、予算が曖昧な場合は「まだ購入の意思が薄いのだな」と思われてしまうため、他の購入意思が高い人たちに紛れて優先順位が低くなってしまいがちです。そのため良い情報がいち早く回ってこなかったりするなどしてしまう可能性があります。

物件は情報とスピードが大事ですので、無理をすることなく少しでも購入意欲が高い客として見られるようにして、優先的に良い物件情報を伝えるべきお客様だという印象付けをしておきたいものです。
欲しい物件はある日突然、いきなり見つかるものです。そのため購入できるチャンスが巡ってきたときに、すぐ判断できるための指針として、しっかりとした予算決めが非常に大事なのです。

 

資金計画をしっかりと

これは「ライフプラン」という言葉にも置き換えられます。

何歳の時にどのような収入を得て、何歳の時にどのような人生におけるイベントが起こる予定なので、その時にはいくら必要でいくら支払う必要があるのか。その人生プランの中で月に住宅に費やせる額はいくらなのかを割り出していきます。

この作業を行うことで、家の予算、そしてローンをいくら借りる必要があるのか算出することができるのです。
家を建てる、リフォームするというのは人生において大きなイベントなので、良い節目として家族で話し合っておくとよいかもしれません。あとから意見の食い違いで揉めるという危険性を抑えることにもつながるでしょう。

マネーライフプランニングに関して、詳しく知りたい方はこちらのページ「おうちを買うならライフプランは必須ですよ!」をご覧ください。

 

家族の生活パターンから、住まいの優先順位をたてる

住まいを選ぶにおいて、外せないもの、または妥協できるものをリストアップしておきます。

これを行わないと、いたずらに到底手が出せないような物件をフラフラと探しに行ったり、あこがれや理想などが強すぎて妥協することができず、なるべくいいものをという意識が働いてしまい、いつまで経っても物件を見つけることができず、時間がかかりすぎて結果として心が折れてしまうこともあるでしょう。

逆に、優先順位をきちんとたてておくことによって、他の家族では絶対必要な部分が自分たちには必要のない要素であることもあり、自分たちには良い物件を格安で手に入れることもあるでしょう。

例えば狭小住宅などが、ある家族には当てはまるかもしれません。子どもがいらっしゃる家庭にとっては、部屋数が少ない、狭い家はまず選択肢から外れると思いますが、夫婦お二人のご家庭の場合はその問題はあまり重要ではないかもしれない、掃除が大変じゃなくなるので逆に楽だと思うかもしれません。

何が大切なのか。
何は妥協できるのか。

これをきちんと家族全員で共通認識をもつことから、家探しが始まると言っても過言ではないでしょう。

 

ネットだけでの物件探しは難しい

現代は言わずもがな、ネット社会です。ネットで検索すれば様々な情報がゴロゴロと見つかります。

しかし良い物件を見つけるには、ネットでの物件探しだけではなく、行動と手間と信頼、そして情報と運がなによりも大事なのです。

 

例えばネットやチラシなどで不動産を探していると、媒介の箇所に「一般媒介」「専属専任媒介」「専任媒介」という契約記載を見たことがありませんか?これはその物件を扱う契約種別のようなもので、その物件は1社だけに販売を依頼しているか、または複数社に販売依頼をしているかを示します。

「専属専任媒介」の場合は、媒介契約締結の日から5日以内、「専任媒介」の場合は、媒介契約締結の日から7日以内に不動産会社みんなが見られるネットワークシステムへ登録しないといけないというルールがあります。
逆に言えば「専属専任媒介」の場合は5日間、「専任媒介」の場合は7日間はシステムに登録しなくてもいいということなので、その間に不動産会社が買いたい人へ優先的に物件を売り込むということがあります。

不動産会社からすれば、より購入に近いお客様であったり、年収が高かったり、上場企業に長く勤務していてローンが通りやすいお客様などへ紹介すれば、よりスムーズに売買契約を結ぶことができ、その結果仲介手数料が早くスムーズに入る可能性があるわけです。そのため、前述どおり「この人だったら本気で買ってくれそうだ!」「この物件ならあの人におススメだ!」と不動産会社に思われることが、良い物件を手に入れるチャンスを増やすための何よりの近道なのです。

 

不動産や建築関係について、可能な限りしっかりと勉強しておく

物件を購入してリノベーションまで行う場合、たくさんの業者やたくさんの法律、たくさんの内情やお金の話に触れることでしょう。もしみなさまの周りに不動産に詳しい方がいて、その方が逐一アドバイスをくれる場合は良いのですが、そうでなければ可能な限り不動産関係をしっかりと勉強しておくことをお勧めします。

もちろん、それをさせずにアテンドすることが不動産屋さんのお仕事の一端ではあるのですが、一生ものの買い物をするために自分自身で知識を持ち合わせておくに越したことはないのです。

そもそも不動産売買では、売主と買主、両社が不動産会社に手数料を支払います。売主側と買主側別々の不動産会社の場合や、1社が両方を担当することもあります。業界では「両手仲介」と言い、とても不動産会社にとってうれしい状況であると言えます。

不動産会社としては、継続的な収益を考えることが必然なので、関係の多く期間も長くなる売主側に寄り添う方が将来的に得となるのです。そのため、付き合いが短い買主の利益より、長い付き合いの売主の利益をより大切にせざるを得ないことがあります。

そのため買主だからとふんぞり返ってしまうと、一方の売主の利益を守りがちになってしまうこともあるでしょう。担当者も、売主も人間です。あくまでビジネスとして、彼らにこの売主は本気なんだと思ってもらい、同時に彼らにも下手に出すぎるわけではなく、一生懸命さを感じ取ってもらい、良い印象を受けてもらうため、知識を深めておくことは大事なことなのです。

土地についても詳しく知りたいなと思った方は、不動産についてさらに詳しく書いた記事がありますので、こちらもお時間のある時にぜひご覧ください。
家を建てるときに重要な土地探しをする前に知っておきたい4つのポイント

 

いいなと思った物件がいつ建てられた建物かをきちんと把握する

いいなと思った物件が、いつ建てられた建物かをしっかりと把握しておくことは非常に大切なポイントでしょう。
その中でも特に覚えておきたい年が、1981年(昭和56年)です。
この1981年より前に建てられた物件なのか、もしくはそれ以降なのかによって異なってくる大きな目安があります。

それは耐震性能です。

1981年にそれまでの耐震基準が大幅に改正され、新耐震基準が誕生しました。それまでの基準では震度5程度の地震に耐えられるように作られていましたが、新耐震基準では震度6強以上の地震でも倒れない住宅となったため、耐震性能のひとつのわかりやすい目安として覚えておきましょう。

同様に1999年には省エネ性能基準が改訂され、2003年には24時間換気システム設置が義務付けられました。それらも物件の性能向上に関するわかりやすい判断目安として覚えておくと良いでしょう。

 

優良中古物件が見つからない場合のため、新築など他の方法も次の選択肢として考えておく

お目当ての中古物件がなかなか見つからないことはあると思います。長く住む場所となるため変な妥協はしたくないものでしょう。その場合、中古物件にこだわらず新築や建売で探してみると、良い条件で見つかることがあります。

もしもの場合のために、いつまでにどのレベルが見つからなければ、どういう種別の住まいを検討するのかをあらかじめ決めておくのも良いでしょう。

 

リフォーム施工会社の候補を並行して探しておく

良い条件の物件が幸運にも見つかった場合、リフォーム施工会社にお願いする運びになると思います。物件を探しておく際に、めぼしいリフォーム施工会社の候補があればスムーズに進むので、並行して候補をいくつか探しておきましょう。

 

めぼしい物件が見つかった時にチェックしておきたいポイントとは?

物件の候補が何件か見つかったときに、その中で特に優良物件として1軒に絞るためのポイントとは何なのでしょうか。また、実際住んだ後に困ったとよく聞く、チェックしておきたい主なポイントをまとめました。

 

  • 電気の容量を確認
  • 敷かれている水道管の太さを確認する
  • 気に入った物件は雨の日にも確認を
  • 耐震は?構造は?
  • 躯体部分がしっかりしているか
  • どのような住まわれ方や、管理をされていたのか
  • 屋根、床下、シロアリ、外壁塗装の状態を確認する
  • なぜ売り出されたのか?
  • 敷地境界線ははっきりしているのか
  • 隣接する道路を確認する
  • 権利者すべての委任状があるか
  • 再建築は可能か
  • 土地相場は妥当か
  • リフォーム代金を含んだ際に、新築を買うより本当にコストパフォーマンスが高いのか

 

電気の容量を確認

私たちが生活するうえで、電化製品は今や手放すことができないものとなっています。
そしてその必要な電化製品はどんどん多くなってきています。

古い住宅では、その当時に必要であった容量の配線しか施されていないことがあるため、すぐにブレーカーが落ちてしまうことがあります。もし既存の電気容量が20~30Aくらいしかない場合、電化製品の多い家族では少々不安です。中古物件を購入する際は、その家の分電盤を見れば総容量を確認できるので、現在の生活状況に見合った電気容量に変更することを考えましょう。

 

敷かれている水道管の太さを確認する

古い住宅では、既存の水道管が非常に細いものを使っている場合があります。シャワーなどの勢いが非常に弱くなってしまう場合がありますので、確認しておきましょう。

 

気に入った物件は雨の日にも確認を

実はこれはとても重要なことです。晴れた日にはわからないポイントをチェックできるのです。

例えば、雨漏りがないか、軒裏や壁、天井に水染みはできていないか。床下浸水はないか、下水は溢れていないか。道路や隣近所から水が流れているなどの、地盤不良の恐れはないのか。窓のまわりに水たまりができていないかなどは最低でも確認しておきたいポイントです。

 

耐震は?構造は?

建築士に設計図面を元に現場を確認してもらい、構造・耐震診断等してもらうと良いでしょう。診断後、耐震補強工事が必要な場合は、補強工事のおおよその金額を聞いておけば物件購入時の予算やリフォームの予算を立てるときの参考にできます。また、増改築などがあった場合は、元の部分と増築部分の繋ぎ部分などに問題があることが多々あるので、注意が必要です。
そして以外に住んだ後になって困るのが、夏は暑くてジメジメ、冬になれば窓は結露でびっしょりになってしまい、壁紙がカビだらけに・・・ということもあります。そしてどこからともなく隙間風が吹いており、いくら冷暖房をまわしても快適にならず、光熱費がビックリするほど高くなってしまうことがあります。これらの問題は、家の基本性能が低いことが原因であり、快適にそして安全に暮らすためには性能向上させるリフォームが必要ですので、できる限りリフォーム前に確認しておきたいものです。

 

躯体部分がしっかりしているか

中古物件を探しているときに、見た目はきれいに見えるものの、躯体部分はボロボロ・・・ということがあります。しっかりと確認しておきたいものです。

 

どのような住まわれ方や、管理をされていたのか

築年数が浅くても、住んでみるとカビ臭くなり、結局多額の追加リフォーム費用が掛かってしまうケースがあります。

これは無人の期間が長く、風通しがなされていなかった家で起こる現象です。よく「人が住んでいない家は傷みやすい」といいますが、これは風通しなど日々のメンテナンスが不十分だと、結露やカビが発生しやすくなり、傷みの進行が早くなってしまうためです。中には、結露で腐食して壁や床の下地までリフォームが必要になってしまったケースもありますので、その家がどのような住まわれ方をされていたか、どのような管理がなされていたのかをよく確認しておきましょう。

 

屋根、床下、シロアリ、外壁塗装の状態を確認する

屋根や床下が傷んでいないか。シロアリに侵食されていないか。そして外壁塗装ひび割れやカビなどがないかなど確認しておきましょう。ひどい場合は、水などが入り込んでしまい構造材を傷めている場合もあるので、注意が必要です。追加補修費用として、多大な額がかかってしまうこともあるので、よくよく確認しましょう。

 

なぜ売り出されたのか?

売り出された住宅には、必ず理由があります。特に築浅物件なのに安い物件などは、何かしら問題がある場合が多いので、よくよく調べておいた方が良いでしょう。

 

敷地境界線ははっきりしているのか

自分の土地がどこからどこまでになるのかを、必ず自分の目で確認しておきましょう。
境界杭などがない場合や、境界がはっきりしていない場合は、隣接する家とも相談して土地家屋調査士に依頼し、境界をはっきりさせておく必要があります。

 

隣接する道路を確認する

土地に接する道路も、確認不足によって困ってしまうことが多いポイントです。

道路の幅員を計り、復員が4m未満の場合は、建築基準法上道路としてみなされない専用道路となってしまいます。専用道路となってしまう場合は、その道路の所有状態も確認しておきましょう。

また、前面道路が4m未満の場合、増築や新築するときは道路中心より2m後退したラインを敷地境界とみなし、その境界を基準にする「セットバック」という対処をしなければならないのです。

 

権利者すべての委任状があるか

権利者の一部だけが売ることを承認しており、いざ購入しようとしたときにいざこざに巻き込まれてしまうことがまれにあります。権利者すべてが、物件を売却することに同意しているか、そして委任状などがきちんと揃っていることを確認しましょう。

 

再建築は可能か

敷地の条件によっては、再建築時に現在経っている建物より小さな建物しか建築できないことがあります。また、敷地の接道部分が建築基準法で定められた2mより短い場合は再建築さえできません。

建て替えたり、物件を売却するときに不利になるので確認しておきたいポイントです。

 

土地相場は妥当か

土地の価格は、路線価や一般的な人気を基準として価格が決定されます。周囲の販売事例なども参考に、物件の価値を見極めましょう。いざ売りたくなった場合に、ある一定の価格で売れるような物件をあらかじめ選んでおきたいものです。

 

リフォーム代金を含んだ際に、新築を買うより本当にコストパフォーマンスが高いのか

「新築は高いもの、中古物件は安いもの」というイメージに固執しすぎてしまい、中古物件を血まなこになって探し、いざ理想の家を建てようとリフォームを頑張ったあとで振り返ってみると、結果として新築で建てた場合とあまり変わらないじゃん!というケースが見受けられます。

そんな悲しい結果にならないように、冷静に物件の価値を見極めながら、おおよそのリフォーム金額も物件購入時の予算として考えておく必要があります。また購入前にはわからなかった部分の補修費なども予算に含んでおくとなお良いかもしれません。できる限り物件を探す際にリフォームの見積もりもとっておくと良いでしょう。

 

外すことができない住宅ローンについて

中古物件を購入してリフォーム

物件を購入しリノベーションを行う場合や、新築を購入するときの支払いは、非常に高額となるため、一括で支払うのではなくローンで考えている方がほとんどだと思います。家を購入する際に外すことができない住宅ローンについても気をつけたいポイントをご紹介します。

 

中古物件をローンで支払いたい場合は、早めの準備が必要

物件を購入し、リノベーションを行う場合の支払いは、ローンで考えている方がほとんどだと思います。

ただ、中古物件を購入する際に、どこの金融機関で住宅ローンを利用するか検討できる期間が短くなってしまうことが多いので、注意が必要です。そのため、事前にファイナンシャルプランナーや各金融機関などの窓口に相談などして、可能な限り情報収集しながら余裕をもって検討すると良いでしょう。

 

中古物件の価格だけではなく、諸経費も考慮した借り入れを

中古物件を購入する際は、物件費用だけではなく様々な諸経費が発生するため、注意が必要です。
主な費用としては、下記があげられます。

  • 仲介業者に支払う手数料
  • 登録免許税や登記簿謄本などの費用
  • 司法書士への報酬
  • 固定資産税の清算金

 

中古物件用住宅ローンの借入金額上限は、新築に比べると低く、借入期間は短いことが多い

住宅物件を購入して住宅ローンを利用する場合は、新築に比べて借入可能額は低く、借入可能期間は短いことが多いので、注意が必要です。借入額が低ければ、一括で支払うために準備する額を多くする必要があり、借入期間が短ければ、必然的に月々の返済額が高くなってしまうでしょう。

これは、住宅ローン審査時に、住宅の耐久性が加味され、物件の担保価値がやや低くなる傾向にあるためです。

ただし、年齢や年収、借入金額など個人の返済能力などが加味されて、総合的に判断されるため、借り入れ候補の金融機関に相談したり、住宅ローン減税などの優遇制度をうまく利用しながら出費を可能な限り抑え、無理のない返済計画を立てていきましょう。

 

中古物件の購入と同時にリノベーションしたほうが良い

中古物件を購入してリフォームする際には、中古物件の購入費用に加え、リフォームにかかる設計料や施工費も住宅ローンで借り入れることが可能です。

まずは中古物件を購入して、数年後にリノベーションをしようと考えている人いらっしゃいますが、これはとてももったいない状況になってしまう可能性があります。中古物件を購入したときに住宅ローンを利用し、何年後かのリフォーム時にもまた住宅ローンを利用しようとすると、再度抵当権を設定する必要があり、書類の記入や司法書士への手数料の支払いなど、手続きの手間や費用がその都度発生してしまいます。さらに、別の金融機関で借入を行おうとする場合には、抵当権の関係から、これまでの住宅ローンの借換えを行う必要があり、その手続きにも手間や費用が余計に発生してしまいます。また一方で、これまでの住宅ローンの返済に加え、リノベーション費用まで返済可能かどうかが審査されるため、住宅ローンでの借入れはできない可能性もあります。

そのことから、中古物件の購入とリフォームは可能な限り、同時に行うことをお勧めします。

 

まとめ

いかがでしょうか。

中古住宅を購入してリノベーションを行う場合、同時に様々なことを考えながら、かつ長期にわたって根気強く続けていく必要があります。もちろん新築などでも良い土地や物件が見つからなければ同じことではありますが、安いからと中古物件だけを探すと、のちのち新築を買っておいた方がよかったということにならないように、よく考えておきましょう。

新築物件は、購入した瞬間に20%価値が下がるともいわれています。ただ、新築と中古物件どちらがよい、というのも一概に言えません。そのために最初の計画や見直しが最も大事であるともいえます。時間をかけて、ゆっくりと、そして綿密に時間をかけておきましょう。

また最近では、空き家の増加が大変な社会問題となっています。そのため国土交通省は低所得者と高齢者向け住宅支援として空き家を活用して家賃の一部補助を行ったり、リフォーム費用を支援する制度や、入居希望者とのマッチングを行うなどについて検討を進めています。この制度がどこまで有益なものとして確立されるかはまだわかりませんが、これからさらに中古物件を購入してリノベーションをするというケースが増えていくでしょう。

各自治体にある補助金や制度なども併せて活用し、お得な良い住宅を見つけて行きたいものですね!

省エネ住宅ZEHについて、まずは知っておきたい3つのこと

投稿日:2016.09.09

ZEH

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「ZEH」について。

 

 

前回の記事「太陽光発電」について、多くのアクセスをいただきました。これまでも省エネ住宅オール電気電力自由化についてコラムでご紹介してきたのですが、いずれも非常に多くの反響をいただき、本当にみなさまのエコと省エネに対する意識が高くなっていることをひしひしと感じています。

そのなかでも本日のテーマである、ZEHは「2016年省エネ住宅の代表格」と言えるでしょう。

 

 

そこで本日のコラムは

「1.ZEHとは何かを知る」
「2.ZEH補助金について知る」
「3.ZEHをお願いしたい場合は」

でお送りしたいと思います。

 

1.ZEHとは何かを知る

このZEH、読み方を「ゼッチ」と読みます。
ZEHとは「Net Zero Energy House」の略で、ほぼエネルギーがゼロの住宅という意味なのです。最初の「Net」は[正味]とか[ほぼ]という意味で、残念ながら発音しにくいから略されてしまったようですね。「ゼッチ」という呼び方以外にも「ゼロエネルギーハウス」や「ゼロエネハウス」などとも呼ばれています。

このZEHは、エネルギーを全く使わない家という訳ではなく、エネルギーは使うけれどもエネルギーを使う量を減らすように省エネ設計でデザインされ、その上自らエネルギーを生み出す(創エネする)ため、プラスマイナスを正味ゼロにする住まいなんだよ!ということなのです。

ZEHなりたち

 

下の図を確認すると、省エネのために技術が取り入れられていることがわかります。

図の下の方にある、「パッシブ」と「アクティブ」という言葉ですが、これも最近の住宅で流行りの考え方です。
パッシブデザインというのは、機械的な手法にあまり頼らず、建築工夫によって自然本来のエネルギーをうまく活用することで、建物の温熱環境を整えようとする手法。アクティブは、その逆で機械的な手法で建物の温熱環境を整える手法ですね。

このパッシブデザインは日本の建築に古くから取り込まれていた手法であり、その考え方を更に昇華させることでその建物自体に住みやすさを与えながら、アクティブ側とうまく共存させることで、効率的で高性能な省エネ住宅を実現させているのです。

実際私もZEHのおうちに行ったときに、その快適さに非常に驚いたことを覚えています。やはり何年、いや何十年住まう家ですから、快適さにかえられるものはないでしょう。

ZEHのしくみ

出所:平成26年度補正 住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業)

 

そして日本政府は、ZEHを推進するSII(一般社団法人環境共生イニシアチブ)と共同し、「2020年までにネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを標準的な住宅にする」という目標を掲げています。さらに「2030年には新築住宅のすべてをこのネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの導入実現を目指す」とする政策目標も設定されています。

非常に大きく注目されているZEHですが、その盛り上がりは他の補助金より桁違いに大きい額からも影響があるようです。

 

2.ZEH補助金について知る

そのZEHの補助金は最大でなんと150万円!

通常補助金は数万円~良くて10万円程度がほとんどなので、そりゃこんなに話題にもなりますよね。国の並々ならぬ力の入れようがわかります。

 

ゼロエネ住宅補助金について
住宅一律125万円(寒冷地仕様は、Nearly ZEH住宅も一律125万円)
蓄電池

5万円/1kw(上限は補助金対象経費の3分の1または50万円のいずれか低い方の金額)

 

上記表にある「Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)」とは、狭い都心狭小地などでは土地の面積や延床面積、日照時間や屋根面積が限られているため、あまり太陽光発電を搭載できないケースにも配慮したものです。太陽光発電のサイズがどうしても少ないなら、概ねゼロでなくても大丈夫ですよというものです。

 

またZEH補助金はSIIが認定するZEH仕様でないと補助金が出ません。対象として下記の条件を満たすことが必要です。

 

対象住宅
  • 申請する者が日常的に居住する住宅であること
  • 店舗などの付いていない普通の住宅であること
  • 既築住宅の場合は申請時に自己所有となっていること
  • 既築住宅の場合はZEHに変更予定があること
  • 新築建売住宅は申請者が建売住宅の購入者であること

 

補助金の対象条件
  • 申請する住宅の年間における一次エネルギー消費量が実質0であること
    (エネルギー計算は省エネ法の平成25年基準か事業主基準で算出)
  • 申請する住宅の年間における一次エネルギー消費量が基準一次エネルギーよりも20%削減されていること
  • 一定以上の断熱効果を満たしていること
  • 再生可能エネルギーシステムを導入すること
  • 定期的に自宅のエネルギー使用状況を報告することが可能なこと
  • 条件に合うエネルギー計測装置を導入すること
  • 中古住宅の場合は公募要領の記載事項を全て導入していること
  • 導入設備が所定の条件を満たしていること
  • 一住戸につき一度のみの申請であること
  • 一度も登記されていない住居であること
  • 本事業の取りかかるのは交付日決定日以降であること
  • 新築住宅の場合は事業完了日までに引き渡しが終わっていること など

 

ZEH補助金対象設備設置の条件
【要設置】
  • HEMS
  • 高断熱外皮
  • 太陽光発電システム

 

【任意設置】
  • 空調設備
  • 給湯設備
  • 照明設備
  • 換気設備
  • エネファーム

 

ZEH補助金は新築住宅だけではなく既築住宅も対象となりますので、リフォームを考えている省エネ大好きなあなたにもうれしい補助金なのです。毎年度補助金に対する予算が割り振られ、その適用条件も今後変わる可能性もありますので、その時々で確認しましょう。ちなみに、8月24日の臨時閣議で平成28年度の第2次補正予算案が決定されたため、今年度はZEH補助金が継続して行われることになりそうです!やった!

またエネファームやリチウムイオン蓄電池などの補助事業を、地方自治体で行っている場合はZEH補助金と併せて申請できる場合がありますので、お住いの各自治体に確認をしてみることをお勧めいたします。

 

3.ZEHをお願いしたい場合は

ここまで読んで「ZEHを導入したい!」と思った私は一体どうすればいいのでしょうか。

実はZEHを建てられるのは、ZEHビルダーの認定を受けた業者にだけ設計、建築または販売を行うことを許されています。さらに細かく言えば、ZEHレベルの省エネ住宅を建てたとしても、ZEHビルダー以外が手掛けた建物であれば、補助金の申請ができないので注意が必要でしょう。

そのためZEHビルダー認定業者にZEHにしたいと相談していただくことから始めていただければと思います。

またお気に入りのハウスメーカーがある場合は、まずはじめに「SIIが認定するZEH仕様で建てた実績はありますか?」と確認したほうが良いでしょう。なお、お住まいの地域でZEHビルダーとして登録されている業者を調べたいときは、こちらのSiiサイト「ZEHビルダー一覧」ページにて確認ができます。

 

まとめ

いかがでしょうか。
ZEHのことについて理解いただけたでしょうか。

ZEHが普及することで省エネ住宅が過ごしやすいけど高いというイメージを脱して、建てるときのあたりまえの家となることを切に願っています。

ZEHは補助金額が桁違いであることから話題になりやすいのですが、エネルギー消費を抑えながら冬暖かくて夏涼しい家で過ごしてみると、快適な環境で生活することがどれだけ素晴らしいことなのかが理解できるでしょう。なによりゼロエネハウスに過ごすということは、省エネを通じて地球環境をわたしたちひとりひとりが守っていくということにも大きく貢献することにもつながります。

これから当たり前に、そしてさらに高性能・快適になっていく省エネ住宅に注目していきましょう!

太陽光発電は今設置すべきなのか?2016年版

投稿日:2016.09.02

太陽光発電

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「太陽光発電」について。

 

 

家を建てたり、リフォームするとき悩むのが太陽光発電。これまで省エネ住宅オール電気電力自由化についてコラムでご紹介してきたのですが、いずれも非常に多くの反響をいただいた記事でした。
やはりみなさま家を建てたりリフォームするときに、光熱費周りでとても悩んでいらっしゃるのですね。

実際太陽光発電は、余ったときの買い取り価格が年々下がっていることから、自宅の屋根にソーラーパネルを載せるべきなのか悩んでいる・・・という方も多いのではないでしょうか。

 

 

そこで本日のコラムは

「まずは太陽光発電の仕組みと基礎知識」
「太陽光発電のメリット・デメリットとは?」
「メリットとデメリットを踏まえた上で、今太陽光発電は設置すべきタイミングなのか」
「太陽光発電で大損しないために理解しておきたいこととは?」

でお送りしたいと思います。

 

まずは太陽光発電の仕組みと基礎知識

まずは知っているようで、意外と理解していない「太陽光発電」についておさらいしておきましょう。

太陽光発電といえば、屋根の上にあるソーラーパネル。あのソーラーパネルを構成する太陽電池は、電卓や腕時計についている太陽電池と全く同じ構造なのです。この太陽電池は、実は電気を貯める機能がないため、厳密にいえば本当は電池ではありません。

下記図のように、太陽から降り注ぐ太陽光エネルギーが、光の力で太陽電池内の電子を動かし、直接的に電力に変換することで発電しているのです。

太陽光発電の仕組み

   画像引用:太陽光発電のしくみ/Panasonic

 

この太陽電池はシリコンなどの半導体で作られており、この半導体に光が当たると日射強度に比例して発電することが出来るのです。

ちなみにこの太陽電池は、英語ではフォトボルテック[Photovoltaics または Solar photovoltaics]と言い、これを略して「PV」と呼ばれます。

 

太陽光発電のメリット・デメリットとは?

少し前まで日本では太陽光バブルが起こっており、その頃から一般住宅の屋根にたくさんソーラーパネルが設置されているのを目にするようになりました。2012年7月に「FIT制度」という一般的な電気価格よりも高い買い取り価格を設定する「固定価格買い取り制度」を導入したことや、東日本大震災後に再エネへの機運も高まったことで、日本は住宅からの太陽光発電割合が世界一となったほどでした。

さらに産業用太陽光発電が、投資となるという見込みから日本中に大規模な太陽光発電施設(メガソーラー)が作られました。通信会社のSoftbankが、メガソーラー事業を大々的に行うというニュースに覚えがある方も少なくないと思います。

では太陽光発電で作った電力の高い買い取り価格が下がり続け、太陽光バブルが弾けてしまったと言われている今、太陽光発電を導入するメリットは果たしてあるのでしょうか。

 

太陽光発電のメリット
  • 光熱費を削減できる
  • 余ったエネルギーは売電できる
  • 夏涼しく、冬暖かい、過ごしやすい住まいになる
  • 設置費用が出始めの1/5ほどになってきている
  • 自治体によっては補助金を受けられる
  • 災害時に発電した電力を使用できる
  • どれくらい電力を消費しているのかをモニターできるため、節電意識を高められる
  • メンテナンスが比較的簡単で長寿命
  • クリーンなエネルギーのため、地球温暖化の原因のひとつであるCO2をほとんど排出しない
  • 石油や天然ガスなどのように枯渇しないエネルギーである

 

太陽光発電のデメリット
  • 天候次第となるため、発電量が不安定
  • 変換効率がまだまだ高いとは言えない
  • 価格がまだ高い
  • 設置場所によって、発電効率が変わる
  • 補助金を受けられる自治体が少なくなってきている
  • 持ち家でなければ、設置できない

 

メリットとデメリットを踏まえた上で、今太陽光発電は設置すべきタイミングなのか

難しい問題です・・・。
様々な意見と見解があり、一概には言いにくいのですが個人的には「設置すべき」であり、「気になるのであれば早く導入したほうがいい」と思っています。

 

その主な理由としては、買い取り価格は下記図のように年々下がってきており、2016年度に太陽光発電を導入した方は、31~33円/kWhで10年間買い取りを国が約束しています。ただ、来年度になればこれが下がることが予想されますし、年々下がってきているため、早く導入したほうが買い取り価格は高くなります。

 

太陽光発電の買取価格推移
  '12年 '13年 '14年 '15年 '16年
住宅用(10kWh以下) '12年42円 '13年38円 '14年37円 '15年33~35円 '16年31~33円
産業用(10kWh以上) '12年40円 '13年36円 '14年32円 '15年27~29円 '16年24円

 


ただ、実際10kWh以下の住宅用太陽光発電では、利益率が大きく変わってきていないという見方もあります。買取価格が下がるとともに、初期投資コストも平行して年々下がってきているからです。いつのタイミングで導入すれば元を取るまでの期間が一番短くなるのかというのは、神のみぞ知る・・・といったところでしょうか。そのため家電芸人のあれではないのですが、「買いたい時が導入ドーキー!」なのかな、なんて思っています。
また災害があった場合に停電になったとしても、自家発電ができるため安心ですし、蓄電池を導入した「創エネ住宅」であればさらに安心です。いざという時のために、安心を・・・という想いで太陽光発電を導入する方も多いのです。また最近では太陽光発電だけではなく、断熱、省エネ、創エネ、畜エネを備えた「ZEH(ゼッチ)」に大きな注目が集まっています。ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住宅の高断熱性能、省エネ設備機器、HEMS、太陽光発電システムなどを組み合わせて、エネルギー消費を上回るエネルギーを自宅で発電し、エネルギー収支をゼロ、またはプラスにする住まいのことを指します。政府は2020年までにこのZEH住宅を標準的な新築住宅とすることを推進しています。このZEHには、まだ国からの補助金が交付されていますし、このZEHを活用した住まいはとても快適な住まいであることが、モデルハウスなどに行くとわかると思います。太陽光発電を「売電」という見方だけでなく、「創エネ住宅」という見方をすればそのおうちの可能性は大きく拡がるのではないかと思います。新築の方は予算が割けるのであれば設置をおすすめしますし、すでに建物がある方もリフォームの機会にぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電で大損しないために理解しておきたいこととは?では、太陽光発電で大損しないために知っておきたいこととは何なのでしょうか。
なんといっても、やはり業者選びを妥協しないことだと思います。
訪問で営業してきて、「今なら安くなる」からと契約を急がせたり、メリットだけなど都合のいいことしか言わない業者は、良い業者とは言えないでしょう。検討の中、この業者がいいなと思っても、必ず複数の業者から相見積もりをとることをお勧めします。
では、どのようなポイントを確認すべきなのでしょうか。

  • 信頼できる業者であるか、施工やアフターフォローの実績を確認
  • 安さを第一の売りにしすぎていないか(安価な材料を使用したり、プロの職人ではない施工者である可能性があるため)
  • 都合のいいことばかり言いすぎていないか
  • 資格をきちんと持っているか


持っているべき資格をきちんと持っているかどうかは、特に気をつけましょう。持っているべき資格とは下記のようなものです。


太陽光バブルの名残りで溢れた悪い業者に騙されることがないように、私たちも知識と準備を備えて快適な住まいの実現を目指したいものですね。
まとめいかがでしょうか。今回は太陽光発電についてお伝えしました。
太陽光発電を今導入すべきかどうかと悩んでいる方の、一助になればうれしく思います。ZEHとともに、これからの住宅の標準装備になると思われますし、いつか来るかもしれない災害のための安心用設備としての選択肢にもなるでしょう。住宅に関わるすべてのことに言えますが、いかに信頼できる業者を見つけられるかが肝になりますし、その業者の良し悪しを見極めるために最低限の知識と見識をつけておくことが大事でしょう。
最後となりますが、ZEHモデルハウス、ぜひ行ってみてください!
とてもビックリすることがたくさんです!

壁紙って自分で貼れるんです!知ってましたか?いわゆるDIYってやつで

投稿日:2016.08.23

壁紙

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは前回の「カーテン」に引き続き、リフォームに比べれば簡単にお部屋の気分をお手軽に変えることができる「壁紙クロス」について。

 

 

この前ひさーしぶりに友達のおうちに遊びに行きました。
そのお友達は最近引っ越しをしており「新しいおうちは家賃も安くてとても古いところだから、気にしないでねー!」と言われ、「ふむふむ。ぼっろぼろのぐっちゃぐっちゃなのか。顔には出さずにいよう・・・」と思いながら(失礼)おうちにお邪魔してみると・・・

 

 

なんじゃこりゃ!!

オシャレすぎる・・・。オシャレすぎるぞ・・・

 

 

 

ありえないほどオシャレなおうちでビックリしました。
すごいオシャレじゃん!と友達によくよく聞いてみると・・・最近はやりのDIYで壁紙を自分たちで貼り換えたとのこと。最近は賃貸でも簡単に貼り換えたりできる壁紙があるようで。
なんだこれ・・・わたしもやってみたい・・・と、胸がキュンキュンしてしまった2016年夏の日でした。

 

 

そこで本日のコラムは

「知ってましたか?壁紙って自分で貼れるんです!」
「壁紙クロスを自分で貼るときに注意すべきポイントとは?」
「まずは壁紙の汚れ掃除から始めてみませんか?」

でお送りしたいと思います。

 

知ってましたか?壁紙って自分で貼れるんです!

おうちを新築するにしても、リフォームするにしても、賃貸で借りてるにしろ、壁紙って無難な白い壁紙になりがちですよね。いいんだけど・・・それでいいんだけど、やっぱりもっとかわいいのがいい!

そんな女性の気持ちをかなえるために、最近壁紙を女性や初心者でもかんたんに貼ってはがせる商品がたくさん出ているのです。

ネットで検索してみると、裏面がシールになっていて簡単に貼ることができる壁紙や、簡単に剥がせる糊などたくさん!

そのため賃貸住宅にお住まいの方も、最近壁紙を変えてプチリフォームを楽しんでいる人が増えているんです。

 

壁全体の壁紙を変える、オーソドックスなやり方と、壁の一部だけ壁紙を変えて雰囲気をガラリと変える、なんてのも最近の流行りですね。

 

では自分で貼ってみる場合、どのようなことに気をつけながらDIYを楽しめばいいのでしょうか?

 

 

壁紙クロスを自分で貼るときに注意すべきポイントとは?

壁紙やクロスをDIYリフォームする際に、気をつけたいポイントをご紹介したいと思います。

 

賃貸の場合は賃貸契約時の規約などをまず確認することを忘れずに

賃貸住宅に住んでいる場合は、なにはともあれ賃貸契約時の規約や約款を確認!あとからトラブルになることは防ぎたいものです。

 

可能であれば元々貼ってある壁紙と貼り換えたほうが、きれいに仕上がる

一般的に日本の住宅で使用されている壁紙は、ビニールクロスです。みなさまも、白くて凸凹がある壁紙に馴染みがあると思います。「不陸」と呼ばれる凸凹があるため、今のクロスの上から壁紙を貼るとこの不陸が出やすくなり、仕上がりがどうしてもきれいな仕上がりではなくなってしまいます。
そのため、可能であれば元々の壁紙は一度剥がしてから貼った方がいいのです。

ただ、これはあくまでも「理想論」。貼り換えてしまうのは現実的になかなか難しいと思うので、重ね貼り対応の壁紙や、厚手の壁紙を選択するなどしましょう。

ただし、万が一いざ剥がす際に元々の壁紙をボロボロにしてしまった場合は、部屋を出るときに修繕費を請求されてしまう可能性があるので、元々の壁紙を傷めることがないよう、下調べや販売店への確認、または小さい壁紙などで試し貼りしたほうが安心でしょう。

 

柄物の壁紙を貼りたい場合は、シールタイプの壁紙より糊で貼るタイプがおススメ

近年、シールタイプの「貼ってはがせる壁紙」が普及しています。テープやシール式の方が簡単そうというイメージがありますが、柄物の壁紙の場合は実は糊で貼るタイプの方が難易度が低いのです!
なぜならテープやシールタイプの場合は、貼り付けた後にずらして微調整ができないのに比べ、糊はたっぷりと塗ることで糊が乾くまでの間であれば、ずらして位置を微調整することができるため、実は初心者にとって優しいのです。
もちろん、糊を使用する場合は剥がしやすくするため、接着力が強すぎず水拭きで簡単に落とすことができる「フレスコ糊」や、剥がしたあとに裏紙が残りにくいフリース素材や紙素材の壁紙を選ぶことは必須です。

簡易的にホッチキスで留めたり、マスキングテープという方法を採用する方も、最近増えているようですね。

 

いきなり大きなところの貼り換えに挑戦せず、小さいところからしてみましょう

初めての貼り換えは緊張するし、失敗しがちなもの。

そのためトイレや洗面所など、小さいスペースから始めてみることをお勧めします。

また重ね貼りする場合は、ネットなどで探してみると小さい面積の「壁紙DIYお試しセット」などもあるため、本当に元の壁紙クロスが傷まないか、そして自分で出来そうかなどを試してみることから始めてみると良いでしょう。

 

壁紙を購入する前に、貼り換える部屋の展開図を作ってみましょう

部屋全体の壁紙を貼り換えしたい場合は、計画的に壁紙を購入できるように、そしてきれいに仕上げられるように、あらかじめ貼り換える部屋の展開図を作ってみることをお勧めします。

そのことによって、迷いなく、そしてイメージ通りに仕上がる可能性が高まるのです。

 

壁紙と壁紙を重ね合わせる場所は計画的に

壁紙を貼る際に、壁一面を一枚の壁紙で貼ることが出来れば一番なのですが、どうしても何枚かの壁紙を一枚の壁面に貼ることになるでしょう。理想としては、壁のコーナー部分などで合わせるのが一番目立ちにくいと思います。

壁紙と壁紙を合わせるときに、壁紙と壁紙の切れ目が目立たないようにきれいに揃え、ジョイント部分の柄と柄をつなぎ合わせるため、余分に壁紙を購入しておきましょう。ちょっと綺麗に仕上げられる自信がない人は、柄物の壁紙などは選択肢から外してみることも賢い選択です。

もしくは、エアコンや大きな家具などで隠すことができる場所に切れ目を計画的に配置することで、失敗してもわからないようにする、といったテクニックもあります。

 

コンセントやエアコン、通気口箇所の処理を忘れずに

コンセントや通気口がある箇所の壁紙貼り換えを行う場合は、まずコンセントのプレートや通気口のふた、カーテンレールなど、外せるものはすべて外して壁紙を貼るとよいでしょう。その際、感電などの事故には十分気をつけましょう。

壁紙を貼り換える壁近くの家具なども他の部屋に移動させ、床などに糊がつかないように養生テープやマスキングテープを貼るなどしましょう。

そして壁紙を貼った後に、コンセントや通気口がある部分の壁紙をくり抜き、その上から先ほど外したふたをはめ込みます。このときに、配線などに壁紙がくっついて燃え移ってしまう危険性を排除するため、きちんと処置しておくことが大事です。

エアコン部分の場合は、少し余分にカットしてその余りをヘラなどでエアコンの後ろに入れると、きれいに仕上がります。

 

どうしようもなくなったら、プロに依頼しましょう

初めてDIYを行う場合は、慣れていないのでたわんでしまったり、ずれたり汚くなってしまうことがあります。その手作り感を含めて楽しむ場合はよいのですが、どうしようもない状態になる前にプロに任せるなどして、自分でやった方がかえって費用がかかってしまうという、最悪な事態に陥らないようにしたいものですね。

 

まずは壁紙の汚れ掃除から始めてみませんか?

壁紙の貼り換えをするためには、たくさんの下準備や情報収集が必要です。
そのため「やりたいな」と思ってもなかなか第一歩が踏み出せないものです。

壁紙を貼り換えるときに、そもそも汚れやほこりをまず取り除く必要があるため、まずは壁紙クロスを掃除することから始めてみてはいかがでしょうか。
日々の生活から、よくよく見てみると実は壁紙には汚れが付着していることがわかるかと思います。家庭で一般的に使用されているビニールクロスは、表面に凸凹があるものがほとんど。そこにホコリやカビ、ヤニが付着してしまうことがよくあります。デジタルカメラやスマートフォンのカメラで撮影し、拡大機能を使って見ると、実はたくさんくっ付いてしまっていることも。
汚れが付いた壁紙をそのままにしておくと見栄えが悪いだけでなく、最悪の場合部屋が臭くなってしまうこともあります。

そのためにも、普段なかなかやる機会のない壁紙の掃除から始めてみましょう!

 

壁紙クロスのお掃除テクニックをご紹介!

壁紙をすっきり綺麗に掃除するために有効なツールが「メラニンスポンジ」です。メラニンスポンジの片面には、マイクロブラシがついているものもあるので、家庭で一般的に使用されているビニールクロス表面の凸凹をきれいに取ることができます。

そのほかに重曹を水でペースト状にして、壁の汚れの上に塗り、10分ほどして拭き取るとビックリするほどきれいになるのでぜひお試しを!仕上げに酢を水で2倍に薄めて吹き付けると、重曹の拭き残しをなくすことができるので、とてもおススメです。

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、友達のおうちがあまりに素敵すぎてテンションが上がってしまった勢いで、リフォームよりは簡単に部屋の雰囲気をガラリと変えることができる壁紙プチリフォームについてご紹介してみました。

とはいっても、壁紙を貼り換えるのは様々なハードルがあるものです。重ね貼りしやすい壁紙もちょっとハードルが高いかも・・・と思われる方は、マスキングテープでデコったり、ウォールステッカーを貼ってみるというのも、最初の入り口としてはよいかもしれませんね。

絵が得意な人は、ブラックボードを購入してそこに絵を書くのもオシャレですよね!

 

普通の白い壁だけじゃ物足りなくなった方は、ぜひ私と一緒にチャレンジしてみませんか?

カーテンの機能|デザインだけで選ぶのはもったいないカーテンの選び方

投稿日:2016.08.11

カーテン

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「カーテン」について。

 

 

みなさま、日々暑い暑いと言い続けていませんか?

「心頭滅却すれば火もまた涼し」とはよく言ったもので、暑いと思えばさらに暑くなるもの。一日「暑い」と言ってはいけない日を作ってみると、案外「あれ?暑くないかも・・・」となるかもしれませんよ。

はてさてそのような精神的な方法とは別に、なかなか安価に部屋の中を心地よい環境にする機能が、カーテンには実はあるのです。

カーテンにはそもそも太陽で熱された熱を、部屋の中に通しにくくする効果があります。そのため、省エネや暑い部屋の中になるのを抑えるためには、上手なカーテンの使い方が重要になるのですが、部屋の雰囲気をガラリと変えるカーテンですので、デザインには妥協したくないもの。

カーテンやロールカーテン、ブラインドなど種類があるだけではなく、それぞれデザインが多種多様にあるため決めきれないのも事実。であれば、別の観点から選択肢を絞り込んでみるのはいかがでしょう。

 

実は、最近のカーテンには高機能な付加価値があるカーテンが数多く販売されており、その選び方によっては生活の中の小さな「困った」を解消してくれる可能性もあります。そのためカーテン選びに悩んでいる方は、視点を変えて必要な機能でカーテンを絞り込んでみるのもひとつかもしれません。

このコラムを読み終える頃には、もしかするとカーテンをデザインだけで選んでいるのはもう古いかも・・・と思っているかもしれませんよ!

 

そこで本日のコラムは

「そもそもカーテンにはどのような効果があるんだっけ?」
「最近の高機能カーテンの種類とは?」

でお送りしたいと思います。

 

そもそもカーテンにはどのような効果があるんだっけ?

そもそも、カーテンにはどのような効果があるのでしょうか。

おさらいしてみましょう。

 

  • 外から家の中が見えないようにする
  • 太陽などの光が、部屋に入ってこないようにする
  • 部屋の雰囲気を変える
  • おしゃれな雰囲気にする

 

このような機能(効果)を目的として、購入することが普通でした。
ですが、最近では付加価値が付いたカーテンがたくさん販売されており、デザインだけで選ぶだけではなく、機能性重視で選ぶ方も増えてきています。

 

最近の高機能カーテンの種類とは?

最近は、高機能なカーテンが数多く販売されており、さまざまな「ちょっとした悩み」を軽減してくれます。
数多くある高機能カーテンの中から、その中でもメジャーな付加機能をご案内します。

 

  • 遮光
  • UVカット
  • ミラー
  • 遮熱
  • 保温
  • 撥水
  • 防汚
  • 抗菌
  • ウォッシャブル
  • 消臭
  • 防音
  • 制電
  • 防炎
  • 形状記憶

 

遮光

カーテンに望む機能として、真っ先に浮かぶのがこの遮光機能でしょう。
寝室やシアタールームなどに向いているでしょう。

ちなみにこの遮光機能には種類があり、その遮光率によって等級が分けられています。これは、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)の統一マークで示されます。

 

1級
  • 遮光率・・・99.99%以上
  • おススメのシーン・・・寝室やシアタールームなど、光を取り込みたくない方

 

2級
  • 遮光率・・・99.80%以上
  • おススメのシーン・・・光を取り込みたくないが、寝室などで朝に暗くなりすぎるのが嫌な方

 

3級
  • 遮光率・・・99.40%以上
  • おススメのシーン・・・一般的な家庭

 

それ以下
  • 遮光率・・・遮光機能なし
  • おススメのシーン・・・子供部屋など

 

1級と2級では最大でもたった約2%しか違わないことに、疑問を持つ方も多いかもしれませんね。

一般の家庭であれば3級程度でも十分と言われていますが、使用する部屋やライフスタイル、それぞれの考え方や環境に合わせて選ぶようにしましょう。
結局どの級の遮光カーテンを選べばいいのかわからない。遮光カーテンに意味はあるのかと思われた方は、下記の比較動画を参考にするとわかりやすいかもしれませんね。

 

UVカット

窓は日差しを取り入れるためのものですが、同時に日差しには人体に有害な紫外線が含まれています。
女性を中心に、色白を保ちたいと、部屋の中でも日焼け止めを塗る方も増えつつあります。ひと昔前は、たくさん太陽を浴びた小麦色の肌が健康の証だったんですけどね。若いころにせっせと太陽を浴びた自分を呪います・・・。

紫外線を遮蔽すれば、フローリングや家具、畳などが焼けてしまうことも防げますので、日差しの強い部屋や、デリケートな内装や家具などこだわっている部屋、長く窓際にいるけど焼きたくない場合に効果的です。

こちらもカット率の高さによってランクがある場合がありますので、カーテン購入の際は確認してみましょう。

 

ミラー

この機能をもったカーテンで多く見られるのは、ミラーレース。

レースの裏側を特殊な加工によって鏡面のようにし、昼間屋外から見たときに光を反射させ、視線を遮る機能です。プライバシーに配慮された機能で、人通りの多い道路に面したお部屋や、女性のお部屋には必須の機能かもしれません。

また、通常のレースよりも太陽光をカットするため、部屋の日焼けや色褪せを抑える効果も期待できます。

 

遮熱

特殊な糸やコーティング加工により、太陽熱を妨げる機能を持ったもの。
今のような夏場の暑さ対策としておススメです。太陽熱が窓から伝搬してきて部屋を暖めることを軽減する効果があるため、室内の温度上昇を抑えて冷房効果が高まり、省エネ効果が期待できます。

 

保温

遮熱とは逆に熱伝導率を小さくして、冬エアコンなどで温めた温度を窓から外に出さないようにするもの。

 

撥水

水をはじくように、フッ素加工を施しているもの。

 

防汚

生地に汚れがつきにくいよう加工を施したもの。子どもさんやペットなどがいらっしゃるご家族などにおススメです。
たばこを吸う方や、料理をする部屋用、またアトピーで悩む方にも選ばれているようです。

 

抗菌

有害な細菌を分解する機能があるもの。医療施設などでも利用されています。

 

ウォッシャブル

家庭で洗濯ができるもの。縮みにくく、渇きの早いポリエステルを採用したものが多いです。商品ごとに指定されている洗い方を守るように注意しましょう。

 

消臭

生地に織り込まれた薬剤によって、たばこやペットの臭いなどを分解・中和させる効果のあるものです。商品によっては、ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)を分解し、消臭するタイプもあります。

消臭効果を持つカーテンの中には、光触媒消臭加工されている商品もあります。

そのため、ニオイのこもりやすい部屋や、ペットがいる部屋、お客様をお招きする応接間、客間、リビングなどに適しています。

 

防音

遮音効果を高めたカーテンです。一般的なカーテンよりは遮音性が高いものの、これだけで効果を発揮するほどの期待は難しいため、あくまでも補助的なものとして利用するとよいでしょう。

 

制電

静電気が発生しにくい加工がされているため、ゴミやほこり、汚れが付きにくくする効果があります。
こちらもアトピーで悩むご家庭などでも選ばれているようです。

 

防炎

難燃性繊維を使用しているため、炎が拡がるのを防ぐカーテン。10階以上のマンションは使用が推奨されており、住む階に関係なく防炎カーテンにするよう勧められており、防炎、防火対策対象建築物、学校・官公庁・ホテルなどでは義務付けられているカーテンです。また、たばこを吸う家庭や、ストーブなど火を利用する部屋などによいかもしれません。

ただ勘違いしやすいのが、防炎カーテンはあくまで「防炎」であり「不燃」ではないこと。決して燃えないという訳ではありませんので、ご注意を。

 

形状記憶

カーテンにはヒダがありますが、このヒダは時間の経過とともに伸びてくるのです。スーツやシャツと同じく、このヒダの形をきれいにとどめてくれる機能です。

ただ選択するごとにその機能は弱まりますが、アイロンなど高温を与えると機能性が失われるものの、補助的な役割として捉えておくといいかもしれません。

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回は少し趣を変えて家具という観点でご紹介してみました。

おうちをリニューアルや新築した場合、家具などに優先的に予算をかけてしまい、カーテンはなんでもいいや・・・となりがちな方も多いのですが、カーテンの選び方によって省エネ効果が高まるだけではなく、健康面にも影響を与えるのであれば、住まいの断熱性や、建具、または窓サッシの性能と併せて、優先順位を考慮すべきなのかもしれませんね。

カーテンの細かい性能はメーカーや商品ごとに様々ですし、ご家庭ごとに生活の中で困っていることは様々だと思うので、ショールームやインターネットや通販などでデザインと機能面それぞれの特長や特徴を理解したうえで、最適なカーテンを選ぶことが大事でしょう。

ご家族の暮らしのため、またはお財布のためカーテン選びの際にも賢い選択をしたいものですね!

 

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