住まいのコラム

もしもの時のために。家庭用消火器の重要性と選び方について

投稿日:2017.02.27

消火器

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「住宅用消火器」について。

 

 

前回のコラムに続いて、この季節に特に怖い火事が起こったときに、備えあれば憂いなしシリーズです。前回のコラムでご紹介した火災警報器は義務化されているので、みなさまのおうちにも設置されているという率は高いと思いますが、消火器を置いてあるおうちはとても少ないのではないでしょうか。

以前2016年12月22日に新潟県糸魚川市で大規模火災が起こったときに、怖いなあと思って火事について調べていたのですがこの映像を見てさらにむちゃくちゃ怖くなりました。

 

 

上の動画は衝撃的過ぎて有名になったのですが、ゲーム配信をしていた人が配信中にオイルマッチを使用していたところ、ティッシュに引火してしまい家が半焼してしまったという動画なのです。

この動画の中でいろんな方法で火を消そうとしているのですがすべてうまくいかず、どんどん大きくなっていく火。火が起きてしまった時は初動が大事といいますが、もしこのおうちに消火器があり、すぐ初期消火ができていれば・・・まったく異なる結果だったことは間違いないでしょう。

 

日々の家事や、疲れたときにたばこを吸ってふと気を抜いたときや、大きなニュースになったスマートフォン爆発のような電化製品の発火など、火災が発生してしまうタイミングは実は私たちの周りにたくさん存在します。「私には関係ないだろう」と思って少しの備えをケチってしまったがために、何千万~何億円のおうちとたくさんの大事な思い出を失ってしまうかもしれません。そして新潟県糸魚川市での大規模火災のように、たくさんの人の生活に迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「そもそも消火器って、いくらくらいで買えるものなの?」
「消火器は種類がありすぎてわからない!消火器の選び方とは?」
「消火器の取り替え時期や点検について」
でお送りしたいと思います。

 

■ そもそも消火器って、いくらくらいで買えるものなの?

消火器って「正直売っているところ見たことないし、買ったこともないからいくらくらいなのかわからない。高そうだしなあ・・・」と思っている方、実は多いと思います。
私もそうでした。私の実家は消火器があったのですが、訪問販売の人から買っていてとても高いものだけど、何かあったときに必要なものだからと母親からは聞いていました。

でもネットなどで調べてみると家庭用消火器は1万円~2万円ほどで購入できるようです。あら?そんな高くないですね。
そして悪徳な訪問販売業者が高く売りつけるというケースが頻繁に起こっているので、気をつけるようにという情報をたくさん見つけました。母は騙されていたのね・・・。

そしてさらにアマゾンや楽天などのECサイトでは、3,000円台から購入できるようでビックリ!

えええぇぇぇ!そんなの絶対買っておいた方がいいじゃないですか・・・

でも、たくさん種類があるからどれを選んだらいいのかわからないなあと思ったので、販売店などのプロに良し悪しを相談しながら買ったほうがいいのかなと思いました。何か起こったときの万が一の備えですからね!

 

■ 消火器は種類がありすぎてわからない!消火器の選び方とは?

消火器がおうちにあるかどうか、私の周りの人たちに聞いてみたら「住宅用火災警報器を導入したときに一緒に買ったほうがいいと言われて選んでいたけど、種類がありすぎてどれを買ったらいいのかわからなかったから、面倒くさくなってやめちゃった」という人がそこそこいました。

そこでどれを選んだらいいのか調べてみました。少しでも参考になれば・・・。

 

消火器の種類について

住宅用の消火器には、主に2種類あります。

 

粉末タイプ

消火器と言われて思いつくのがこれ。大量の粉末が噴出して消火して、そのあと粉まみれになるというあの光景。消火できた後に後片付けが大変なのですが、特に灯油に強いという特質があります。

 

強化液タイプ

これはあまり知られていないタイプなのですが、液状の薬剤を消火に使うタイプ。冷却効果と浸透性があり、再燃防止効果も比較的高いことと、放射時間が粉末タイプに比べて長いことが特徴です。そして特に寝たばこをしてしまった時などや、てんぷら油から火災が起こったときに消火しやすいという特質があります。

 

粉末タイプと強化液タイプの違い

上記の特長を見ると、強化液タイプの方がいいじゃない!と思うのですが、2つには消火対象に得意・不得意があります。そのため、部屋や消火対象によって使い分けるのが理想的です。

 

消火対象 粉末消火器 強化液消火液
木・紙 【粉末消火器】 【教科液消化液】
布・布団 【粉末消火器】 【教科液消化液】
灯油 【粉末消火器】 【教科液消化液】
天ぷら油 【粉末消火器】 【教科液消化液】
コンセント 【粉末消火器】 【教科液消化液】
プラスチック 【粉末消火器】 【教科液消化液】
消火範囲 【粉末消火器】 【教科液消化液】

 

粉末式の中で個人的に気に入った消火器

色々な消火器がある中で、色々調べてみて粉末消火器の中で個人的に気に入ったのは、モリタ宮田工業株式会社社の「アルテシモ」という消火器でした。

この消火器は安全な蓄圧式消火器だという点、そして使用保証期間が10年と長いため、まず1台めの消火器としてはベストセレクトなのではないかと思います。

 

強化液式の中で個人的に気に入った消火器

そして強化液消火器の中で個人的に気に入ったのは、同じくモリタ宮田工業株式会社社の「キッチンアイ」という消火器でした。

こちらも安全な蓄圧式の消火器である点、人体に優しいお酢から作れた中性薬剤を使用していること、そして重さが軽いため女性や子どもにも扱いやすい点が良いなと思いました。また、赤色以外のカラーバリエーションがあり、オシャレに置けるのも良いなと思った点でした。

 

その他種類の消火器

ここでご紹介するのは、細かく言えば消火器ではなく消火具という部類に入るのですが、一般的な消火器よりもさらに手軽な消火用アイテムがあります。それはヘアスプレーのように簡単に初期消火活動ができる「エアゾール式簡易消火具」は一部屋にひとつ置いていてもいいのでは?と感じました。ただ使用期限を過ぎた一部商品に破裂事故が起こってしまったこともあります。消火器もそうですが、使用時期を定期的に確認し、時期が来たら必ず交換するよう注意しましょう。

またボールやボトル型の消火用具を火災している場所に投げ入れて消火する「投入タイプ」もあります。これは小さな火のタイミングで投げると、外してしまうこともあると思いますので、万が一のタイミングで落ち着いて使えるかどうかと、使うタイミングが重要かと思いました。

 

■ 消火器の取り替え時期や点検について

消化器

 

点検や取り替えについて

消火器や消火具には寿命があり、住宅用消火器は5年~10年ほどです。
使用期限を過ぎた場合は破裂の危険性などがあります。貼られているラベルなどに記載がありますので、毎年確認しておきましょう。点検は下記のポイントを主に確認しましょう。

  • 溶接部にサビはないか
  • へこんでいる部分があるなど、激しい変形はないか
  • 大きなキズがついていないか
  • 蓄圧式消火器で圧力ゲージがある場合、正常な圧力を指しているか

 

消火器の廃棄について

そして期限が切れた消火器の廃棄方法についてですが、一般のごみとしては捨てることができません。新しい消火器を購入する店舗で引き取ってもらうか、下記表とサイトを参考に正しく廃棄しましょう。

 

方法1.消火器販売店など、特定窓口に依頼する

全国の特定窓口や指定引き取り場所がどこにあるのか、

こちらのサイトから調べる

方法2.メーカー営業所など、指定引き取り場所に持ち込む
方法3.ゆうパックによる回収を依頼する

1.電話での事前申し込みをする

2.伝票と消火器発送用の専用箱が届くので、梱包して発送する

 

● 廃棄方法を確認する(一般社団法人 日本消火器工業会サイト)

 

まとめ

いかがでしょうか。
今回は万が一の時にとても役立つのに、導入している人が少ない家庭用消火器についてご紹介しました。

値段的にもそんなに高いものではないにもかかわらず、火災が起こったときにたくさんの大切なものとたくさんのお金を失ってしまうことを防ぐための、大事なアイテムであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

この記事を読んだ後にもう一度冒頭の映像を見てみると、この部屋にもし消火器があればどのような対処がどのタイミングでできたのか分かると思います。

大切なものや大切な人を守るための備えとして、これを機会にみなさまもぜひ導入を検討してはいかがでしょうか?

住宅用火災警報器は10年経ったら取り替えるべきって知ってますか?

投稿日:2017.02.17

住宅用火災警報器

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「住宅用火災警報器」について。

 

 

火災が起きたときの逃げ遅れを防ぐため、2006年6月に改正消防法により住宅用火災警報器設置義務化がされてから、はや10年以上が経過しました。新築住宅は同時期に義務化されたのですが、既存住宅はそれぞれの市町村条例によってその適用期限が定められました。ただ遅い地域でも2011年5月までには設置することが義務化されたため、2017年の現在では多くのおうちで住宅用火災警報器を設置してから10年が経過しているということなのです。

そして住宅用火災警報器は10年経ったら電池切れや電子部品の寿命により、電池交換や本体の取り替えをするべきなのですが、みなさまのおうちは取り替えされていますか?住宅用火災警報器が寿命を迎えてしまった場合、火災を感知しなくなる可能性があるため、とても危険なのです。みなさまのおうちは大丈夫でしょうか。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「いますぐチェック!あなたのおうちにある住宅用火災警報器は動いてる?」
「住宅用火災警報器って、どこに設置すればいいの?」
「住宅用火災警報器の設置率は100%?」

でお送りしたいと思います。

 

■ いますぐチェック!あなたのおうちにある住宅用火災警報器は動いてる?

住宅用火災警報器

これを読んで「住宅用火災警報器は、10年経ったら取り替えしなくちゃいけないなんて知らなかった!」なんて思ったあなた!今すぐ確認をしましょう。

確認方法はとてもかんたんです!
住宅用火災警報器についている点検ボタンを押すか、点検ひもを引っ張ると、正常運転していることをお知らせするメッセージや火災警報音などの反応があります。もし、点検ボタンを押したり、点検ひもを引っ張ったりしてもなにも反応がない場合は、電池切れになっていたり機器本体が故障している可能性があります。

もし何も反応がなかったなら、まず住宅用火災警報器の取扱説明書を確認し、問題があれば電池交換もしくは本体をすぐに取り替えましょう。

 

そして個人的におススメしているのは、季節ごとなど定期的に家族で確認・点検すること。

正常に動いているかどうか確認ができるだけではなく、万が一のときに変にパニックになる危険性が減るというメリットがあります。もともと警告音は人を驚かせることを目的に作られているため、緊急時にいきなり警告音を聞くとビックリしてパニックになってしまい、うまく避難できない可能性があります。高いところにある火災警報器を確認するため、椅子や脚立にのぼるので安全のためにも、という意味でもみんなで確認することをお勧めします。

 

火災報知器と火災警報器の違いってなに?

ちなみに、みなさまが耳なじみのある火災報知器とは「自動火災報知設備」のことを指し、受信盤本体から部屋の天井などに配線された感知器のどれが火災を感知しても、建物全体に警報音などでお知らせするものです。よくビルなどで見るものですね。

それに対して「住宅用火災警報器」は、ひとつひとつの警報機が火災を感知したとき、感知した警報器だけが警報音を出すものです。ただ高性能な「連動型」という種類には、別室の警報機からも連動して警告音などが出るので最近とても人気です。

 

■ 住宅用火災警報器って、どこに設置すればいいの?

住宅用火災警報器を設置する部屋は、全国共通で義務化が定められている部屋と、各市町村の火災予防条例で義務化が定められた部屋があります。各市町村の火災予防条例に関しては、各市町村の所轄消防署などで詳しく確認しましょう。

 

全国共通で設置が必要な箇所
  • すべての寝室
  • 寝室がある階の階段(避難階を除く)

※浴室、トイレ、洗面所、納戸などは義務化の対象外
※寝室が3階にある場合は、1階の階段に設置(すでに2階の階段にあればなくてもOK)
※寝室が1階にあり、3階に居室がある場合は、3階の階段に設置(すでに2階の階段にあればなくてもOK)
※1つの階に7㎡以上の居室が5部屋以上ある場合は、その階の廊下か階段に設置

 

市町村条例により設置が定められた箇所
  • 台所
  • その他各市町村条例によって設置義務のある居室
    ※各市町村の火災予防条例に関しては、各市町村によって様々であるため、詳しくは所轄消防署などで確認しましょう

 

住宅用火災報知器には、煙式と熱式とあるけどどちらを選べばいいの?

住宅用火災警報器

ちなみに、住宅用火災報知器には火災で発生する煙を感知して知らせる煙式(光電式)と、火災の熱を感知して知らせる熱式(定温式)の2種類があります。

このどちらを選べばいいのか悩む方も多いと思いますが、消防法では原則として煙式の設置を定めています。

理由としては、火災時に熱よりも煙の方が先に発生するので、煙式警報器の方が早く火災に気づくということなのです。

放火や自殺者などを除いた住宅火災による死者のうち、最も多い発火原因が「たばこの不始末」です。火災で多いたばこの不始末などが原因で起こるくんしょう火災の場合は、まず煙が出てから炎が立ち上がるため、その初期段階から発生する煙を検知することで早く気づくことができ、被害の拡大を熱式より早く防ぐことができます。

ではなぜ熱式警報器があるのかというと、調理の煙や湯気などにより煙式警報器では誤って警報を出すことがあります。そのため、各市町村条例で設置が認められている場合に限り熱式警報器を選ぶこともできる、ということなのです。ただ、てんぷら油などの火災の場合でも、煙の検知の方が火災の早期発見に繋がるので、台所にも煙式が設置されることが多いです。

 

■ 住宅用火災警報器の設置率は100%?

さて前述のように住宅用火災報知器設置が義務化されてから10年以上が経過しているので、すべてのおうちに住宅用火災報知器が設置されているんだろうな、となんとなく思っていましたが、実はそうでもないようです!なんと!びっくり!

総務省が2016年8月31日に発表した設置率などに関する調査結果によると、全国での設置率は81.2%で、条例に適合しているのはわずか66.5%とのことなのです。

設置が義務ではあるけれど、罰則規定がないので「うちは取り付けなくてもいいや」と思ったりするのでしょうか・・・。火事が起きてしまった時に設置していなかったら、そしてもし条例に適合していないがために気づくのが遅れてしまったら・・・と想像するととても怖いなと思います。何かあったあとでは遅いので、これを読んでいただいているみなさまは、今すぐおうちの住宅用火災報知器が問題ないか、まず確認をしましょう。

おとなりさんちは大丈夫なのかしら・・・。心配になってきますね。
この総務省の調査結果資料には、県別や地域別のデータも載っているので、みなさまの地域はどうなのかひとつの目安として確認してみては?

● 住宅用火災警報器の設置率等の調査結果(平成28年6月1日時点):消防庁 (PDF)

 

■ まとめ

いかがでしょうか。
今回は住宅用火災警報器の義務化開始から10年が経っている今、取り替えにまつわる様々なお話についてお伝えしました。

先立って1970年代後半に義務付けられたアメリカでは、死者数が半減しています。

みなさまも家族の命を守るための万が一の備えとして、万全の体制を整えておきましょう。

断熱材の種類とそれらの比較。そして断熱住宅の未来について

投稿日:2017.02.07

断熱材

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「断熱材」について。

 

 

これまでのコラムでも、断熱材の重要性を何度もお伝えしてきました。
この断熱材の選び方によって大きく変わる光熱費もそうですし、少し前に書いた結露についても断熱材によって大きな性能差があります。

断熱材は今の世の中で快適な住まいを実現するために、非常に大切な建材ですが、とても専門的であるだけではなく、非常に多くの種類があるため、どの断熱材を入れるべきなのか、そして選べばいいのかわからなくなる方が多いでしょう。

 

そこで本日のコラムは

「断熱材とは何なのか、改めて知ろう」
「たくさんある断熱材の種類と、それらの比較をしよう」
「断熱材を入れる前に知っておきたい、いくつかのこと」

でお送りしたいと思います。

 

■ 断熱材とは何なのか、改めて知ろう

断熱材という建材についてなんとなく知っているものの、いざ聞かれると答えるのに戸惑うという方も多いのではないでしょうか。実際、私も最初断熱材について勉強したときに、知らなかったなと思ったことも多く、その多くの種類と奥の深さに驚いたものです。

今一度、断熱材について知ることから始めましょう。もうわかっているよ!という方はここは読み進めていただければと思います。

 

断熱材の仕組み

断熱材は繊維や発泡樹脂などを使って空気を固定し、熱が伝わりにくくしています。繊維を用いて空気を動かしにくくしたり、空気を小さな粒上にするなどの技術を用いている建材です。動かない空気の層を作ることで、外気温から建物内の熱伝導率を低くしているという仕組みなのです。

●熱伝導率について、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

 快適な冬や夏を過ごすために意識したい住まいの体感温度のポイントとは

 

そしてたまに断熱材を入れることで、冬はいいけど夏場暑くなるじゃないかといって断熱材を入れることに消極的な方がいらっしゃいますが、それはそのための対処法を施していない場合のはなしです。断熱をすることで、冷たい空気の侵入を防ぐだけではなく、暑い空気の侵入を防ぐという効果もあるのです。そのため少しエアコンをかけるなどすれば、すぐ過ごしやすい環境を作ることができるのです。

そして断熱は家全体を断熱材ですき間なく覆うことが基本ですので、部屋と部屋の温度差が少なくなります。日本では温度差が原因で起こる「ヒートショック」による入浴中の事故死だけでも、年間1万9000人以上にも上ると言われています。これは交通事故死の約5000人をはるかに上回る数なので「断熱や冷暖房はいらない!」と言われるご年配には、ぜひ高気密高断熱な住まい環境づくりをお考えいただきたいと思っています。

●ヒートショックについては、こちらもどうぞ。

 ヒートショックによる事故を未然に防ぐ対策とは?

 

住宅の断熱性能を高めるために重要な「断熱材」と「断熱開口部材」

断熱といえば、壁や床などに断熱材を施せば、それでいいんだと思われている方がほとんどです。ですが、それだけでは断熱性能としては物足りません。開口部の断熱性能は窓ガラスと建具の組み合わせによって決まるため、窓や扉などの開口部に用いる「断熱開口部材」も重視しなければなりません。

これを私たちの日常に例えるならば、冬の寒い寒い日にたくさん厚着をしているものの、足首や胸部がスカスカに開いていたら寒くて風邪をひいてしまうのと一緒なのです。断熱性能をあげるためには、一部分だけに断熱を施すのではなく、家全体をすき間なく、すっぽりと包まなければならないのです。

暑さの7割、寒さの6割は窓が原因ともいわれますので、その重要性がご理解いただけるのではないでしょうか。

●窓のリフォームについては、こちらに詳しく書いています。

 窓リフォームで断熱・耐結露・防音性能を一気にUP!しかも補助金でお得に

 

断熱性能を高めて、高気密高断熱な住まいにするメリットとは

断熱性能が高く、高気密高断熱な住まいに住むことで得られる主なメリットについては、以下のようなものがあげられるでしょう。

  • 冷暖房費の削減
  • 一年中、快適な室温の中で暮らせる
  • 家全体の温度差が少なくなり、廊下やお風呂場でもつらくない
  • 家全体の温度差が少なくなり、ヒートショックの予防となる
  • 結露しづらくなり、カビやダニの発生を抑えることができる
  • 内部結露しづらくなり、家の劣化を抑えられる

例えば最初にあげた冷暖房費削減については、国土交通省が発表したデータによると全く断熱をしなかった場合と、現在の省エネ基準の仕様にした場合、1年間で約8万1000円の削減となるとのこと。これは30年間でいえば、なんと約243万円の違いになります。

もちろん、冷暖房費以外にも上記であげたような様々なメリットも付随してきますので、そのコストパフォーマンスはとても大きなものとなるでしょう。

●高気密高断熱な住まいについては、こちらもどうぞ。

 高気密高断熱住宅のメリットデメリットが気になるあなたへ

 

これからの「断熱」について

これから、断熱性能はどんどん上がっていくでしょう。いや、上がっていくのです。
というのも、1999年に省エネ基準が大きく見直されました。この見直しは「次世代省エネルギー基準」と呼ばれており、「平成11年基準」や「H11基準」などと表記されたりもします。
その次世代省エネルギー基準が、さらに2013年10月に見直されて施工されました。住宅ではない建築物にはすでに2014年4月から完全施行されているのですが、住宅については1年遅れの2015年4月より新省エネ基準が完全施行されています。

ただし現時点ではそのせっかくの新省エネ基準も強制力がない状態であるのですが、2020年を目途にすべての新築住宅は義務化されるのです。

現在日本の住宅における断熱性能は諸外国より劣っていると言われており、残念ながら韓国や中国などのアジアの国々と比べても断熱性能は低いのが現状です。ですが2020年の義務化によって、省エネの重点項目を断熱性能から設備機器の性能へと移すため、国内全体の住まい断熱性能向上が期待されています。

そしてこの新省エネ基準では、現在流通している製品の中で最も省エネ性能に優れている機器以上に性能の基準を設定する、「トップランナー基準」を採用しました。このことで住宅性能表示制度における省エネ性能最高ランクは現在「等級4」なのですが、新たに「等級5」を設けて2020年に予定されている新省エネ基準の義務化では、「等級4」をすべての新築住宅がクリアしなければならないと定めています。

このことからわかるように、今後住宅の断熱性能は全体に跳ね上がりますので、これまで以上に過ごしやすい住まいが実現されるのです。そのため、今後住宅の新築やリフォームを行う場合は、2013年の新しい省エネ基準に合わせた住まいにすべきなのです!

たくさんのことが変わる2020年。その後には住宅のゼロエネルギー化を実現するロードマップもすでに引かれています。

近い未来に次々と待っている住まいと住みやすさの変革、とってもワクワクしますね!

●省エネ住宅ZEHについては、こちらもどうぞ。

 省エネ住宅ZEHについて、まずは知っておきたい3つのこと

 

■ たくさんある断熱材の種類と、それらの比較をしよう

断熱はとても奥の深いもので、たくさんある種類ひとつひとつにはメリットデメリットが存在します。
そしてすべての人に普遍的に、絶対これがいいですよ!とおススメのひとつを言いにくいのも事実です。

たくさんある断熱材の中から、それぞれのメリットデメリットを踏まえた比較をし、どれが自分にとってベストなのか考えてみましょう。

 

▼ まずは断熱材の施行方法、「重鎮断熱」と「外張り断熱」の違いから
重鎮断熱とは

重鎮断熱とは、木造住宅の柱と柱の間に断熱材を入れる方法です。
壁の内側に空間がありますが、その柱と柱の間にある空間に断熱材を入れる、最もオーソドックスな方法です。グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材を壁一面に張ることが多いのですが、セルロースファイバーや粒状のグラスウールを機械で吹き込む「吹き込み工法」や、ボード状に加工した断熱材をはめ込む「パネル工法」も、この重鎮断熱工法に含まれます。
鉄筋コンクリート造では、断熱層が構造躯体の内側にある場合「内断熱」と呼びます。

 

重鎮断熱のメリット
  • 柱の奥行き分スペースがあるため、厚い断熱材を入れることができる
  • オーソドックスな方法であるため、比較的安価に導入できる
  • どのような間取りやデザインでも比較的柔軟に対応できる
  • 用いることができる素材の種類が多い
  • 外壁仕上げ材に影響しない

 

重鎮断熱のデメリット
  • 筋交いなどがある場合など、断熱材の種類によっては断熱材をすき間なく詰めることが難しく、断熱性能を著しく落とす原因となりうる
  • 機密性の確保が難しく、防湿層を設けなければ内部結露を起こしやすくなる

 

外張り断熱とは

外張り断熱とは、ボード状の断熱材を柱や梁などの構造躯体の外側に張って、木造住宅全体を包む方法です。
すき間なく貼り付けることができることと、室内側にも気密シートを張ることが多いため熱ロスが少ないことから、寒冷地や欧米ではこちらの方法が多く採用されています。
鉄筋コンクリート造の場合は「外断熱工法」と呼ばれます。

 

外張り断熱のメリット
  • 構造躯体を家の中に入れるため、重鎮断熱と比較して構造材躯体が長持ちしやすい
  • 断熱材の取り付けが容易である
  • すき間ができにくいため、結露しにくい

 

外張り断熱のデメリット
  • 構造躯体外側に断熱材を張り付けるため、重鎮断熱に比べて厚い断熱材を張りにくい
  • 壁に厚みが増すので、狭小敷地では難しい場合もある
  • 重鎮断熱と比べて、施工コストが高くなる
  • 重鎮断熱よりは、断熱材自体は経年劣化しやすい
  • 外壁材をしっかり固定する下地を設置しなければ、外壁材が落下してしまう恐れがある

 

▼ 次に、それぞれの断熱材の種類と違いについて

施工方法について見てみましたが、断熱材の種類を見てみたいと思います。
大きな分類として繊維系の断熱材と、プラスチック系の断熱材があります。これらにもそれぞれ特徴がありますので、自分に最適なものはなにか考えてみましょう。

 

分類 断熱材 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 透湿抵抗 価格比率
繊維系断熱材 グラスウール 断熱材0.038 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率1.0
ロックウール 断熱材0.038 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率1.0
セルロースファイバー 断熱材0.040 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率4.0
発泡プラスチック系
断熱材

ポリスチレンフォーム
(押し出し)

断熱材0.028 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率2.0

ポリスチレンフォーム
(ビーズ法)

断熱材0.034 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率2.0
ウレタンフォーム
(ボード)
断熱材0.024 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率3.0

ウレタンフォーム
(吹き付け)

断熱材0.035 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率2.5
ポリエチレンフォーム          
フェノールフォーム 断熱材0.020 熱伝導率 防音・吸音 防火不燃 価格比率3.0

 

 

「グラスウール」の特徴

繊維系の代表と言えば、このグラスウールです。
リサイクルガラスなどを溶かし、細い繊維状に加工した軽い断熱材で、床や壁、天井など住宅のほとんどの部位に使用できます。そして厚みが増して、密度が高くなり、繊維糸が細くなればなるほどに優れた断熱性能を発揮します。柔軟性に富み、木材の乾燥や収縮に対応でき、柱と柱の間に隙間なく施工していく充填断熱工法に適してします。

無機質なので燃えず、有毒ガスも発生しません。また元々の素材がガラス繊維のため、シロアリなどの被害を受けないことや、火災にも強いのも大きなメリットです。そして安価な部類とされている上に、防音効果もあります。そのことから防音といえばグラスウールというほどで、映画館やコンサートホールなどにも多くの利用されています。一般住宅でも、楽器の演奏や音楽鑑賞が趣味の方や、シアタールームが欲しい方からのご希望が多いのも、このグラスウールの特徴です。

このグラスウールを代表とする「繊維系断熱材」は価格が安価な反面、材料の中に水蒸気が入りやすく、性能が落ちる可能性があるので、防湿施工をしっかりと施す必要があります。

 

「ロックウール」の特徴

鉄炉スラグや玄武岩などを高温で加工し、細い繊維状にした断熱材です。
床・壁・天井など住宅のほとんどの部位に使用でき、ビニール袋に包まれた形状で出荷され、家の外壁と内壁の間に詰め込むように使用します。そして650℃以上の熱にも耐えられるほど熱に強く、有毒ガスも発生しません。

耐熱性に優れた鉱物を高温で溶かしてごく細かい繊維状にした断熱材であるため、防火・耐熱性、撥水性、耐久性、防音・吸音性に優れ、床・壁・天井などに用いることができます。充填、外張り、吹き付けなどの工法に適した製品も揃っています。

 

「セルロースファイバー」の特徴

パルプ、新聞古紙などを綿状に粉砕し、木質の繊維を利用して作られるのがセルローズファイバーです。1本1本の繊維の中にある空気泡が高い断熱性を発揮し、これらの原料にホウ酸や硫酸アンモニウムを配合するので、難燃性や防虫効果もあります。
このセルロースファイバーは、機械を使って柱と柱の間などに吹き付けます。筋かいが通るような施工が難しい場所でも、確実に断熱材を入れられるのが特長です。

また、木質繊維のため素材そのものが湿気を吸収・放出することから、結露が起きにくいというメリットがあります。コストとしては比較的高価な部類に入り、施工に手間がかかりますが、エコの観点から注目する方が増えている断熱材です。

 

「ビーズ法ポリスチレンフォーム」の特徴

ポリスチレン樹脂に発泡剤と難燃剤を加えてビーズ状にしたものを、蒸気で発泡させます。ひとつひとつの粒の中に気泡を持つため水や湿気に強く、軽くて緩衝性の高い断熱材なので、断熱材が自重で形が崩れたり壁内部で落下したりといったトラブルもないなど施工性にも優れています。

一般に「発泡スチロール」とよばれて梱包材としても広く使われている「ビーズ法ポリスチレン」は、連続発泡された板状のものと、現場で吹付け発泡するタイプの商品があり、「Expanded Poly-Styrene」の頭文字をとって「EPS」とも呼ばれます。
水を通しづらいことや耐久性に優れているというメリットと、施工が容易であり、比較的安価な部類なので利用範囲が広い断熱材です。

 

押し出しポリスチレンフォームの特徴

ポリスチレン樹脂や難燃剤、発泡剤を混ぜ合わせ、連続発泡させながら押し出してボード状に成形します。
薄くても断熱効果が高く、堅くて耐圧力があるため、外断熱に適した断熱材です。また水に強く吸湿しにくいため、基礎断熱でもよく用いられます。

 

硬質ウレタンフォームの特徴

ポリイソシアネートとポリオールを主原料に、発泡剤や触媒などを混ぜて生成します。ボード状のものや、現場で直接吹き付けるタイプもあります。

断熱材を建物の外側に張り付ける外断熱工法にも適した断熱材で、気泡には熱伝導率が極めて小さいガスが含まれているため、優れた断熱性を持ち、薄くても十分にその効果を発揮します。「自己接着性」という他の断熱材にはない素晴らしい特長があり、現場発泡のものは接着剤を使わなくても金属・合板・コンクリートなどの表面に直接発泡することで、対象物に強く接着した断熱層がつくれることが大きな特長です。

 

高発泡ポリエチレンフォームの特徴

細かな独立気泡で発泡された、耐吸湿・耐吸水性の高い断熱材です。
他のボード状の断熱材に比べて柔軟性が高く、壁や柱の間にも充填しやすいのが特長です。床・壁だけでなく屋根や配管カバーなど、断熱・防水と多彩な用途があります。発泡剤に特定フロンが使用されていないため環境にやさしく、燃えた時の有害性も少ないことも良いところです。

 

フェノールフォームの特徴

フェノール樹脂に発泡剤、硬化剤などを加えてボード状に成型します。断熱性が高いだけでなく、素材の安定性が高いため、長期間にわたって優れた断熱性能を発揮します。近年では壁に使用する釘やビスが錆びないようpH値を調整した製品もあります。130℃までの使用に耐える耐熱性を持ち、耐火性にも優れ、炎を当てても炭化するだけで煙や有害ガスがほとんど発生しないため、不燃・準不燃材料の認定を受けています。また、カッターナイフなどで加工しやすいというメリットもあります。

この中でも「高性能フェノールフォーム」は、最高ランクの断熱性能を備えています。

 

■ 断熱材を入れる前に知っておきたい、いくつかのこと

断熱材には多くの種類があり、また、施工方法もさまざまです。
では、いざ断熱材を入れようと思った時、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

 

住宅メーカーや工務店によって、提案する断熱方法が異なることもある

住宅メーカーや工務店によっても、提案する断熱方法が異なることもあります。
もちろんそれは、それぞれの考え方の違いだけではなく建物の構造や工法によっても変わります。またそれぞれの地域の気候風土や建物によって、異なることもあります。そのため費用も含め、それぞれの建物や地域に適した素材や工法を選ぶことが重要です。

 

隙間なく、きちんと正しい施工方法で工事が行われているか確認

断熱材を施工する上で一番重要なのは、すき間なく施工することであると何度もお伝えしてきました。

しかし実は施行会社によって、施工方法や断熱材の種類によって得意不得意があるのです。充填断熱の場合は、しっかり隙間なく断熱材を設置するのにかなり丁寧な作業や防湿層の施工が必要であるのですが、あまりにも早く完工してしまうと不十分な施工をしてしまっている恐れもあります。また外張り断熱の施工には、専門性が問われます。

いくら気に入った会社でも、慣れていない断熱材での施工依頼をするのは少し不安ですし、使用する断熱材の特徴や工事内容、選択理由などに関して、しっかりとした説明をできる知識と施工実績のある会社を選ぶことが大切でしょう。過去の施工実績などをしっかりと確認し、どの会社に依頼するかをじっくりと決めましょう。

 

断熱材の性能を維持しているかどうか、定期的にチェック

繊維系の断熱材は、水を吸って性能が落ちることがあります。
干したばかりのふかふかしているふとんはとても気持ちのいいものですが、湿ったふとんで寝ても不快な思いをするだけです。これは寝ている間の人体からの汗や水蒸気をふとんが吸収し、断熱性が低下するからなのですが、住宅の断熱材についても同じことが言えるのです。しかし、残念なことに住宅の断熱材は濡れてしまっても干したり、簡単にはやりかえることができません。

また断熱材の種類や施工方法によっては湿気を含むことで重くなってしまい、形が崩れてすき間ができたりもします。そのため、水分を吸いにくい断熱材を利用することが理想です。
しかし湿気を入れないように施工することは、とても難しいものであり、断熱施工には専門職もいるほどなのです。しかし多くの場合、大工さんが断熱材も施工しているという現状もあります。残念ながら大工さんは気密・断熱の重要性をしっかりと理解している人ばかりではない、ということを知っておきましょう。

そしてプラスチック系断熱材にも、性能が落ちる要素があります。高性能断熱材は空気よりも断熱性能の高いガスを使って性能を高めています。このなかには時間が経つと発泡ガスが空気と入れ替わり、性能低下をおこすものがあるので注意が必要です。

 

断熱性能のオーバースペックにもご注意

それぞれに性能や価格面でのメリット・デメリットがあるなかで「とにかく、いっちゃん良いものをやってくれ!」と依頼される場合があります。ただ、それはそのお客様の環境では「オーバースペックになってしまう」こともあるのです。

寒冷地とそうでない土地とで、同じ環境下で断熱レベルを目指してしまうと逆に過ごしにくい住まいになったり、かける必要のない費用をかけてしまうことになってしまいます。

特に大手ハウスメーカーでは一定の「規格」で収めるのが通常ですので、知らず知らずのうちにオーバースペックになってしまっていることも充分考えられます。それぞれのおうちに使用した建材(木の質など)との組み合わせ方や、その土地に合った断熱の方法も様々ありますので、依頼する業者に詳しく確認や相談をしましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。
今回はこれまで様々な記事でご紹介してきた断熱材にスポットを当ててみました。

家の過ごしやすさに大きな影響を与える部分であるのですが、建てる時も建てたあとも直接見ることが非常に少ないために、なにが良いのか、そして現状どうなっているのかわからない部分であると思います。

日々の過ごしやすさだけではなく、住んでからの光熱費を大きく左右する部分ですので、新築時やリフォーム時に妥協することなくしっかりと業者と話し合い、快適な日々が過ごせるようにしましょう。

また、断熱材が入っているにもかかわらず暑すぎたり寒すぎたりする場合は、メンテナンスや入れ替えが必要となっている可能性がありますので、一度断熱性能調査も検討してみましょう。

快適な冬や夏を過ごすために意識したい住まいの体感温度のポイントとは

投稿日:2017.01.30

体感温度

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「体感温度」について。

 

突然ですが、みなさまはあんまり暖房をつけていないのになんか温かいおうちに行ったり、または冷房をつけていないのに過ごしやすく涼しいおうちに行ったことはありませんか?

あれってほんと不思議ですよね。暖房や冷房をそんなにまわしていないのに過ごしやすいおうちと、冷暖房がガンガン動いているのになんか不快な部屋ってあるものです。

もちろん、高気密高断熱であることがその大きな要素であることは言うまでもありません。

●高気密高断熱についての記事はこちらをどうぞ:

 高気密高断熱住宅のメリットデメリットが気になるあなたへ

 

でも高気密高断熱だけが快適さの良し悪しや、冷暖房をたくさん回さなくても快適に過ごせるかどうかの住まいかどうかの要素ではないのです。住まいの快適さにおいては「体感温度」もとっても大切な要素なのです。

 

 

そこで本日のコラムは

「【体感温度】の重要性について、改めて考えよう」
「体感温度を変える4つの要素とは?」
「快適な体感温度をつくりだすコツとは?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 【体感温度】の重要性について、改めて考えよう

みなさまが普段過ごす中で気にするのは、外気温や室内温度でしょう。体感温度を考えながら生きている人なんて、そうそういません。体感温度はもちろんひとりひとり異なるものであり、同じ25度でも心地よいと思う人もいれば、過ごしにくいと思う人もいるでしょう。

一般に「理想的」と思われている温度の中にいたとしても、人により、そしてその時々によって過ごしやすいのかどうかは変化します。

また同じ温度の中にあったとしても、木でできたベンチと鉄でできたベンチでは、座ったときに感じる温度は違うでしょう。同じ温度下にある場合、鉄も木も同じ温度であるはずなのに。

この現象が起こるのは、熱の移動スピード、いわゆる「熱伝導率」が違うからなのです。鉄は熱を伝える力(熱伝導率)が大きいので、熱が体から鉄に速く移動し、ひんやりと感じるのです。逆に木は鉄よりも熱を伝える力(熱伝導率)が小さいので、熱が身体から木にゆっくりと移動するため、冷たく感じません。

 

このように、同じ温度下においても体から逃げていく熱の移動スピードの違いによって、体感温度は大きく変わってくるのです。

体感温度が変わる理由には、いったいどんな要素があるのでしょうか。

 

■ 体感温度を変える4つの要素とは?

体感温度に関わる要素は4つあります。
この4つの要素を見てみましょう。

▼ 伝導

先述した伝導です。物に触れると、熱は肌から物へと移動します。熱伝導率の大きい素材や物質であればあるほど熱が速く移動し、冷たく感じます。

 

▼ 放射

直接触らなくても、熱は温度の異なるものの間で移動しています。これを放射と言います。
この放射は自分の体と何かが触れていなくても、空気の表面温度により影響を受けるので、住まいではこの放射が特に体感温度に大きく影響するのです。例えば、トンネルの中でトンネルの壁に直接触れていなくても、トンネルの内側表面温度が低いため、冷たい放射によって体から熱が奪われ、涼しく感じるのです。
つまり同じ温度下であったとしても、周囲の表面温度が高ければ温かく、周囲の表面温度が低ければひんやりと感じるのです。

 

▼ 気流

同じ温度下であったとしても、風が吹いている川の近くでは涼しく感じたりします。これは気流によるもので、空気が動いて肌にあたると、肌の表面から熱が空気と共に移動するので涼しく感じます。
風は熱の移動スピードを速くする動きをするので、風(空気の動き)が強いと寒くも感じてしまうわけです。

 

▼ 蒸発

同じ温度下であったとしても、ムシムシとした日本と、カラッとしたホノルルやロサンゼルスでは過ごしやすさが変わってきます。その理由としては液体が気体に蒸発する際、気化熱を奪い周囲の温度を下げます。人間は汗をかいて蒸発させることで熱を逃がし、体温の調節をしています。
そのため、湿度が高いと汗がうまく蒸発しないため、日本の夏はその温度以上に暑く感じるのです。

 

■ 【快適な体感温度をつくりだすコツとは?

この4つの体感温度の原理を快適な住まいに置き換えた場合、どのようなことが影響してくるのでしょうか。

上記で

  • 伝導
  • 放射
  • 気流
  • 蒸発

が体感温度を変化させる要素であることをお伝えしました。

私たちが住まいの中で快適な体感温度を感じるためには、この4つの要素に意識して様々なところに手を加えてあげることで、過ごしやすい環境を意識的に作り出すことができるのです。

 

▼ 夏、暑いときに涼しい住まいの環境を作り出すためには?

夏に心地よく過ごすためには、断熱と日射の調整によって室内の表面温度を上げないことです。床や壁、天井や窓の表面温度が高ければ同じ温度下であったとしても暑く、低ければ涼しく感じます。

そのため夏を過ごしやすい住まいに変えるためにリフォームするときは、下記を意識しましょう。

 

  1. 高い断熱性能で表面温度を上げないこと
    太陽によって一番温められやすい天井から、部屋に熱が移ってくることがないように、天井裏でしっかりと断熱をし、住まいの表面温度の上昇を防ぐことが重要です。断熱材を設けることは代表的な方法ですが、太陽光パネルを屋根の上に載せることも実は効果が見込める方法です。
  2. 窓からの日射を遮蔽し、床や窓面の表面温度を上げないこと
    断熱効果を高めたうえで、遮熱ガラスで太陽熱を遮熱したり、日差しが直接当たらないように日よけを設けたり、すだれなどを使うことで日射の侵入による表面温度の上昇を防ぐようにします。
  3. 通風に配慮しこもった熱を逃がすこと
    熱がこもることを防ぐために、風の流れが生まれるよう窓の位置を工夫したり、24時間換気システムを導入したりすることも大きな効果を見込める方法でしょう。

 

▼ 冬、寒いときに暖かい住まいの環境を作り出すためには?

冬に心地よく過ごすために大切にしたいことは、なんといってもしっかりとした断熱によって表面温度を下げないことです。表面温度が変わることで、その過ごしやすさは劇的に変わります。

そのため冬を過ごしやすい住まいに変えるためにリフォームするときは、下記を意識しましょう。

 

  1. 断熱性能を高めて、表面温度を下げないこと
    床や壁、天井に効果の高い断熱材をすき間なく敷き詰め、室内の表面温度の低下を防ぎます。そして窓には熱を伝えにくい複層ガラスを使用して、ガラスから熱が逃げないようにします。
    また、忘れやすいのが玄関ドアです。玄関からの冷気で部屋が寒くなったり、ドアポストから冷たい風が入ってきたりします。そして玄関は熱伝導率が高い物質で作られていることが多いため、それを変更することで室内の温度が変わるということもよくあるのです。
  2. 気密性能を高めて、温度のムラを作らないこと
    住まいの気密性を高めることで、外から冷気の侵入が抑えられるとともに、せっかく温まった空気も逃げにくくなるので、少しの暖房で快適な環境を作ることができます。また床が冷たいと足元から熱が逃げていくので床にカーペットを敷いたり、スリッパをはくことでかなり改善します。窓のカーテンを閉めることでも、大きな変化が見込めます。

リフォームや新築を建てる場合は、これらの意識をすると大きな差が生まれると思います。

 

また、人が直接触れるのは床や壁がほとんどだと思うのですが、それらを自然素材にすると心地よさは大きく向上します。小さい頃からみなさまも感じているとは思いますが、同じ暑い日の日陰でもアスファルトやコンクリートと、公園の芝生に囲まれた木陰ではまるで感じる気持ちよさが変わります。もちろん、冬にも暖房で温められたコンクリート壁のそばと木の壁のそばでは感じ方が違うはずです。

そのため、私たちオオサワ創研は自然素材をふんだんにつかったお住まいにすることをオススメしています。

●自然素材について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ:

 自然素材について(リンク先の画像をクリックすると動画でご覧になれます)

 

まとめ

いかがでしょうか。
今回は過ごしやすい住まいづくりに大変重要であるにもかかわらず、見落としがちな体感温度についてお伝えしました。

季節や地域によっても違いがあるとは思いますが、一般的に湿度が24~26℃、湿度は40~60%が過ごしやすい住まい環境であると思います。その環境を意識的に作り出せるようにして、それにプラスして家族みんなが「快適だ」と思える体感温度にしていきたいものです。

そしてその快適さは、むやみやたらに光熱費がかかるものではなく、快適な環境をエコに作り出すのが今どきのやり方だと思います。

 

余談ではありますが、結構リフォームをご希望のお客様よりいただく質問が、「もともと断熱材を入れているはずなのにとても寒い」というもの。もちろん多くの可能性がそこにはあるのですが、良く調べてみると断熱材をきちんと隅々まで入っていない場合や、質の高い断熱材を使っていなかったということがあります。これは例えるならば1枚の良い羽毛布団で身体を覆っているのではなく、何枚かの座布団で覆うようなもの。

「どんな」断熱材を「どのように」入れているかによって、住まいの断熱性能は大きく変わりますので「なんか変だな」と思われている方は、一度お住まいの断熱性能を調査してみると良いでしょう。

●断熱材についての記事はこちらをどうぞ:

 断熱材の種類とそれらの比較。そして断熱住宅の未来について

窓リフォームで断熱・耐結露・防音性能を一気にUP!しかも補助金でお得に

投稿日:2017.01.20

窓リフォーム

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「窓リフォーム」について。

 

 

さーーーーーむーーーーーいーーーーー!!!

最近の寒さ、みなさまどう思いますか?

もう雪が降るわ、寒いわで私の気持ちも折れそうです。
たまにお目見えする温かい日差しって、こんなにありがたいものなんだなって実感します。

 

前回のコラムで結露対策についてご紹介しましたが、とても反響をいただきました。結露に悩んでいらっしゃる方って、思っていた以上に多いんだなと。

そして前回はお金を出来るだけかけずに結露を抑える方法という、リフォームを中心に営業している会社とは思えない内容でしたが、それではもうラチがあかない!今すぐどうにかして!ドラえ…的に、今回は窓のリフォームについてご紹介したいと思います。

●結露についての記事はこちらをどうぞ:

 実は怖い!?結露発生の原因と、対策のための裏ワザとは?

 

高気密高断熱の家が多くなっている中、窓やサッシがおろそかになっているおうちって本当に多いんですよね。わかっているけどそこにお金かけられない、みたいな感じがとても多い。

でも、そこが抜けてると結露が発生するだけでなく様々な問題点が出てくるのです。住んでみて初めてわかるこのツラさ・・・

はぁ・・・

●高気密高断熱な住まいについての記事はこちらをどうぞ:

 高気密高断熱住宅のメリットデメリットが気になるあなたへ

●断熱材についての記事はこちらをどうぞ:

 断熱材の種類とそれらの比較。そして断熱住宅の未来について

 

 

そこで本日のコラムは

「窓を高機能なものにリフォームしたときのメリットって、一体なあに?」
「思い切って窓を二重窓にすると、どんな未来が待っているのか!」
「窓をお得に、そしてしっかりとリフォームするためには?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 窓を高機能なものにリフォームしたときのメリットって、一体なあに?

窓を良いものに替えたときに得られるメリットは、結露の緩和だけではありません。

次の悩みが一気に解消される可能性があるのです。

  • 結露ができる
  • 窓際が寒い
  • すきま風が入る
  • 窓際が暑すぎる
  • 冷暖房の効きが悪い
  • 外の音がうるさい
  • 部屋の中の音が外に漏れる
  • 太陽の差し込む光が眩しすぎて困る
  • 窓が重くて開け閉めが大変
  • 窓がスムーズに開いたり閉めたりできない
  • 窓ががたつく
  • 鍵がかかりにくい
  • 子どもが転落しそうで怖い
  • 泥棒など外からの侵入が怖い

などなど・・・。こんなたくさんあるの驚きじゃないですか?

こんなたくさんの心配事や悩み事が、窓周りをリフォームすることによって、一気に解決されるかもしれないなんて!

 

これまで窓リフォームなんて考えてもみなかった方や、窓のリフォームにいまいち踏み切れなかった方が、思い切って窓のリフォームをした場合、どんな未来が待っているのでしょうか。
ちょっとまとめてみました。

 

■ 思い切って窓を二重窓にすると、どんな未来が待っているのか!

私がまだ新人の頃、窓をリフォームした方何人かに、その後どう変化したのか伺ったことがありました。

その方々がおっしゃっていたことをまとめたノートを久しぶりにバッと引っ張り出してみたので、ご紹介しますね。

  • 結露がなくなった
  • 冬のさむっ!!っていうのが和らいだ
  • 夏のあつっ!!!というのが和らいだ
  • 冬の夜寝る前に30分くらいエアコンをつけて部屋を温めたら、エアコンを消しても朝まで問題なくなった
    朝も同様に、30分くらいエアコンをつけて部屋を温めるだけで日中心地よく過ごせる
  • 結果的に電気代がかなり安くなった
  • すぐ隣に公園があるが、外から聞こえる子どもの声に悩まされることがなくなった
  • 窓をリフォームしていないキッチンやお風呂、トイレなどとの違いをすごく感じる
  • 部屋の中での日焼けが、なんとなく少なくなった気がする
  • 子どもやペットが過ごしやすそう
  • 防犯効果が高まったので、以前窓は破られやすく侵入される場所だったが、安心感が高まった

 

ふわー。
昔とったヒアリングメモを見返してみると、こんなに変わるんだ!と改めて思います。あの頃はまだ自分事にすることができていなかったんでしょうねとしみじみ・・・。

こんなに心地よさが変わるのもそのはず。窓は外の暑さ寒さの影響を受けやすい場所で、窓からはなんと夏73%、冬58%もの熱が出入りしていると言われているのです。エアコンの効きが悪いというお悩みの原因は、窓の断熱性の悪さも影響であることも多いのです。

そしてよくご相談をいただく結露に関しても、窓を良いものに変えることによって改善が見込めます。

窓リフォーム

普通の窓の場合、上の図のように冷たい空気が窓を介して温かい空気に触れるため、窓の表面に冷えたコップに水滴がつくように結露が発生します。

温かい空気には水蒸気がたくさん含まれていますが、冷たい空気はその水蒸気を保持することができなくなるため、追い出された水蒸気が結露となるわけです。

窓リフォーム

ところが二重窓や内窓、断熱窓のペアガラスなど複層窓にした場合は、ガラスとガラスの間に空気の層ができるため、冷えが直接伝わりにくくなり、結露ができにくくなるわけです。そして部屋の熱が逃げにくく、外気も入りにくくなり、音の空気振動も伝わりにくくなるために防音効果まで見込めるようになるわけなのです。

 

すごいなあー!
窓をリフォームすることによって、こんな未来が待っているとは・・・このコラムを書きながら、私の実家にもどうかなあと思いました。
ちなみに、最近人気があるのはLIXILの「インプラス」です。これは後から簡単につけやすい製品なので、窓のリフォームを考えられている方に今とても人気なのです!
もちろんその時々で人気の商品は変わってきますので、一度リフォーム業者やショールームで聞いてみましょう!

そしてなにより重要なことは窓だけでなく、アルミサッシも一緒に見直す必要がある場合もほとんどであることをお忘れなく!

 

■ 窓をお得に、そしてしっかりとリフォームするためには?

窓をリフォームすることで、たくさんの心地よさが待っていることはわかったものの、お金がかかるものであることは変わりません。良いものを得るためには、それなりの対価が必要なんでしょ!ということはわかっているものの、それでもどうにかリフォーム費用をお得に、そして同時に心地よさを得ることはできないのか・・・

 

いや、日本って素晴らしい国ですね。あるんですよ、それが!
そう、リフォーム費用を抑えるいつもの補助制度です!

 

実は平成28年11月01日以降の着工から「住宅ストック循環支援事業」という、エコリフォームで補助金がもらえる支援がスタートしました。

なんと、エコリフォームで最大30万円が補助され、さらに耐震改修すると15万円が加算され、最大45万円にもなるのです!
かなりリフォーム費用を抑えることができ、同時にしっかりとした窓のリフォームも視野に入れることができますね!

現在この「住宅ストック循環支援事業」がとても人気となっています。このような補助制度は最初に決められた国の予算がなくなり次第終了してしまうので、これまで「どうしよう」と悩んでいた方は、今がその決めるべきタイミングなのかもしれませんね。

住宅ストック循環支援事業について、詳しくみてみましょう。

 

住宅ストック循環支援事業について
最大支援金額

最大30万円(耐震改修の場合+15万円)

対象工事
  • 住宅のエコリフォーム
  • エコ住宅への建て替え
  • 良質な既存住宅の購入

住宅エコリフォーム要件

次の要件をすべて満たすリフォーム工事が対象。

  • 自ら居住する住宅について、施工者に工事発注して、エコリフォームを実施すること
  • エコリフォーム後の住宅が耐震性を有すること
  • 予算成立日(平成28年10月11日)と事業者登録した日のいずれか遅い日以降に、工事着手すること
※補助金合計金額が5万円未満のエコリフォーム工事は補助金支給の対象外
※地域によって施工できる窓のエコリフォームが異なる
必須工事
  1. 開口部の断熱改修(1.内窓の設置 2.窓交換 3.ガラス交換 4.ドア交換 )
  2. 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
  3. 設備エコ改修(3種以上をまとめて設置する工事)
※1~3の内、いずれか1つ以上のリフォーム工事をし、補助額の合計が5万円以上であることが補助金支援の条件(必須)
対象工事 契約・申込期間 平成28年11月01日以降の着工
工事完了期限 平成28年11月01日以降の着工~
 平成29年12月31日(予定)までに工事完了
補助金交付申請 平成29年1月18日以降(予定)~
 平成29年6月30日(予定)までに申請
併せて対象とするリフォーム等
  • バリアフリー改修……………最大60,000円
  • エコ住宅設備の設置…………各24,000円 ※注1
  • リフォーム瑕疵保険…………11,000円
  • 木造住宅の劣化対策工事……最大120,000円 ※注2

※注1 節湯水栓のみ3,000円

※注2 リフォーム瑕疵保険の加入必須

 

どうですか!この素晴らしい補助制度!
これを最初見た時、私は思わず「やった!」と声をあげてしまいました。

しかもこの住宅ストック循環支援事業だけでなく、これまでおなじみの「省エネ・リフォーム減税」や、各自治体独自の助成金制度もあるため、リフォーム費用を抑えてとてもお得に心地よい、そしてECOな省エネ環境を作り出すことが可能となっているのです。

この助成金の予算がなくなってしまう前に、各助成制度についての詳しい情報などを各自治体やリフォームをお願いする予定の業者に相談しておきましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。
窓の重要性や、窓リフォームをした際のメリットや効果、そして窓のリフォーム費用を抑える方法をご紹介しました。

ご紹介した通り、窓のリフォームを行うことで、光熱費が格段に変わるおうちもあるかもしれないので、長い目で見ると窓のリフォームはかかった費用以上にとてもお得になるかもしれません。お金の問題だけではなく、家族の過ごしやすさが格段に変わる可能性がありますので、リフォーム費用と併せてぜひ一度窓のリフォーム業者やショールームに足を運んでみましょう!

私個人的にも、とってもおすすめですよ!

実は怖い!?結露発生の原因と、対策のための裏ワザとは?

投稿日:2017.01.13

結露

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「結露問題」について。

 

 

2017年になりましたね!
あけましておめでとうございます。みなさまは年末年始ゆっくりと過ごせましたか?

私は年末年始、どこにも動く気になれず久しぶりに寝正月を過ごしました。最近はずっと忙しくバタバタとしていた年末年始が多かったので、なんか新鮮である意味楽しく過ごせました。

ただ、家で暖房つけてごーろごろとしていた時に外をぱっと見ると、窓に大量の結露が!結露は家にも人間の身体にも害があるので、慌てて結露予防のため奮闘しました。

これが今回の年末年始でバタバタとした、唯一の時間です(笑)

ふわーー!

どうなんだーー!!
私のお休みの過ごし方ーーー!!

 

 

そこで本日のコラムは

「結露って、結局何が問題なの?」
「結露になる原因ってなあに?」
「結露防止・対策方法ってなにがある?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 結露って、結局何が問題なの?

はてさて、結露になると良くないとは聞きますが、そもそも何が問題なの?

まず、先にお伝えすると結露、家にも人体にも大問題勃発!なのです。

ぎゃーーーー!!

 

 

カビ大繁殖問題

結露が発生することによって、カビが大好きな環境を作ってしまうことになるのです。

カビは

  • 暖かい空気
  • 適切な湿度
  • 豊富なエサ

 

を好むのですが、

  • 暖房によって温められた空気
  • さまざまなものから発生する湿気
  • 空中に巻き上げられたゴミやホコリを結露がキャッチする、潤沢な餌場

という、カビにとって素晴らしい環境をあなたのおうちで用意してあげることになるのです。

 

ご存知のとおり、カビは繁殖するときに目には見えない胞子を飛ばします。そしてその胞子はぜんそくやアトピー、そして最悪の場合死に至るという、とても恐ろしい「カビ肺炎」などの健康被害の元となります。

 

ダニ大繁殖問題

ダニ、好きな方いますか?

愚問でしたね。ダニなんて好きな方そうそういません。

ダニも好む環境、発生する条件が上述のカビと似ています。
かまれると本当にかゆいし、ダニのフンや死骸はアレルゲンとなり、ぜんそくの大きな原因となります。

ダイソンやレイコップが爆発的に人気が出て、たくさんの方がダニいやだ!とせっせとおふとんを掃除している方も多いと思いますが、結露も一度気にしてみましょう!

 

シミ・腐食問題

そして一番怖いのがこれ。

結露した水分を放っておくと、その水分が壁紙に吸い込まれて、そこにカビが発生して、シミや壁紙が剥がれてしまう原因になります。

それでもまだ結露を放置してしまうと、壁の中や床などまで水分が入り込んでしまい、壁の内部や断熱材、木材や床下などを腐らせてしまうのです。この結果家はボロボロとなってしまい、室内はカビ臭く、カビ胞子が蔓延し、たくさんの菌や虫が棲みやすい環境を作ってしまい、地震にも弱い家が出来上がってしまうのです。

家族の身体には最悪な状態となり、同時に家の寿命を劇的に短くしてしまうのです。

 

こんな環境を作ってしまうなんて、絶対にいやです!
では、なんで結露ってできてしまうのでしょうか。

 

■ 結露になる原因ってなあに?

人体にも、家にも最低な相性の結露。
その結露を防ぐために、まずは結露が発生する原因について改めて確認しておきましょう。

結露が発生する理由は、かんたんにいうと「空気中の水分が冷やされ、外気との温度差で結露する」のです。

空気中にはもともと水が含まれています。水蒸気というと聞き覚えがあるでしょう。
空気が温かくなるほどこの水蒸気が含まれる量が多くなりますが、これが冷やされることにより、水滴になってしまいます。温かいうどんやラーメンを食べるとメガネが白く曇ったり、コップに冷たい飲み物を注ぐとコップの外側が曇って水滴に付くのを見たことがあると思いますが、これと窓ガラスに発生する結露は同じ仕組みです。

外気の冷たい空気が窓の表面温度を下げ、暖房で温められることでたくさん水蒸気を含んだ室内の空気が、窓に触れることで結露が発生します。

 

■ 結露防止・対策方法ってなにがある?

ではその結露を防止する方法、そして発生した結露対策はあるのでしょうか。

 

結露を防止する方法

「結露は温かい空気が急激に冷やされることで発生するものである」とお伝えしてきました。そのため、「水分をたくさん含んだ空気を発生する元を出来るだけ抑えること」が抜本的な原因を見直すこととなり、それが結露抑止・防止の方法となります。

では「水分をたくさん含んだ空気を発生する元」とは何があるでしょうか。

  • 人間の呼吸と汗
  • お風呂
  • 石油ファンヒーター
  • 観葉植物
  • 洗濯物
  • 加湿器

これらが結露を発生しやすくなる、温かい空気を発生する元となります。
これらの発生原因を少なくするか、次の対策によって結露発生を抑制することができます。

 

結露対策する方法

結露が発生しやすい住まいの場合、もちろんリフォームをしたり、窓やサッシをかえること、そして24時間換気システムでかなり問題が解決出来るでしょう。
住まいのコラムでもこれまでたくさんご紹介してきました。

ですが、もっとかんたんに出来る方法はないのでしょうか。

 

まずは換気を、こまめにかつしっかりとすることです。
2003年以降の住宅であれば、24時間換気システムが装備されているはずなのでしっかり活用したいところ。そしてなんといっても定期的に窓を開けて換気することが一番です。

 

「24時間換気システム」について詳しく知りたい方はこちら

 

 

そして換気をしながら、さらに結露が発生しにくい状況を作り出すための結露対策グッズが世の中にはたくさんありますので、これを利用するとよいでしょう。

 

結露対策グッズは下記のようなものがあります。

  • 除湿器
    除湿をするためのグッズとして一番最初に思いつくものでしょう。やはりその効果は絶大です。
  • 結露防止シート
    結露を抑制するシート。窓に貼ることによって、簡易二重窓のようになります。断熱機能があるので省エネ機能+過ごしやすさ向上も期待できます。
  • 結露とりワイパー
    結露が発生したときに、そのままにせず除去するためのワイパーです。
  • 強力結露吸水テープ
    窓に貼っておくことで、結露の水分を吸水、気化させるものです。
  • 結露防止スプレー
    スプレータイプの結露防止グッズ。
  • 窓用結露防止ヒーター
    窓近くに置くことによって、結露を防ぐヒーター。

 

また、マメ知識としてこんな方法もあるようです。

  • カーテンをきちんと閉める
    カーテンをきちんと閉めることによって、断熱効果が断然違います。ただ窓のサイズと違うカーテンを利用している場合は、結露してしまうので気をつけましょう。
  • サーキュレーター
    クーラーや暖房の巡りを良くするためのサーキュレーターを、窓に当てることで結露発生を抑止することができます。
  • 壊れ物を包装する時に使うプチプチ
    壊れ物を梱包するときに使用する「プチプチ」と言われている衝撃緩衝材を、窓に貼り付けることによって断熱材のようになります。見た目は悪いのですが、光は通すので部屋の明るさを保ちながら、結露抑止の効果が期待できます。
  • 古新聞を窓に貼り付けたり、桟にはめ込む
    水滴を新聞紙が吸ってくれることは言わずもがな、その濡れた新聞紙で窓を拭くとインクの油で窓をピカピカにしてくれます
  • 食器用洗剤
    食器用洗剤を薄め、窓を拭いたあとに乾拭きをすると、洗剤の膜で結露ができにくいようにコーティングしてくれるのです。だいたい1週間ほどを目安に、効果が持続します。

 

まとめ

いかがでしょうか。
この時期に発生しやすい結露の発生と、その原因と対策についてご紹介しました。

結露してしまうと、前述のようにカビやダニなどが発生しやすい状況を作ってしまい、人体や家に悪影響を及ぼすことになるので、結露しないように気をつけていきたいものです。

大切な家族の健康と、せっかく手に入れた家の健康を保つために結露には注意しましょう!

玄関アプローチを作るとき、どんなポイントに気をつけたらいいの?

投稿日:2016.12.22

front_door_approach

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「玄関アプローチ」について。

 

 

クリスマスが近づいてきましたね。
みなさまのおうちでは、イルミネーションなどは飾っていますか?イルミネーションがキラキラしている家にすると、会社から疲れて帰っても、見た瞬間癒されてしまいますよね。

同様に玄関周りをきれいにしていると、自分の幸せ度がアップするだけではなく、街の雰囲気を素敵に演出してくれます。なんて言ったって、お客様が一番最初に目にする我が家の顔ですから、玄関やそれに繋がるアプローチ、そしてエクステリアが素敵だとそれだけでそのおうちがどんな雰囲気なのか伺えてしまいます。

また、家を出てすぐ道路だと危険度が増しますし、玄関を開けたら家の中が見えてしまうので、道路から玄関までは道のりがあるとちょっとうれしい気持ちになれるのではないかなと思います。

 

そういえば余談ですが、最近年始に玄関や車にミカンの付いたしめ飾りをつけているのを見かけなくなりましたね。あれを見ると「年が明けたなー」と実感していたのですが・・・。あ、ただ思い出しただけです・・・。

 

 

そこで本日のコラムは

「玄関アプローチと玄関ポーチの違いとは?」
「玄関アプローチを作るとき、どんなことに気をつけたらいいの?」
「歳をとったり、子どもがいるときに使いやすいことを想定して玄関アプローチを作りましょう」

でお送りしたいと思います。

 

■ 玄関アプローチと玄関ポーチの違いとは?

玄関アプローチと聞いて、玄関ポーチと混同する方が意外と多いのでまずはここを整理しておきましょう!

 

玄関ポーチとは

玄関ポーチとは、玄関先に屋根がある部分のことを指します。
これがあることによって、雨が降っているときにずぶ濡れにならないことがメリットであったり、ベビーカーや自転車などを置くことができるので、便利なスペースとして採用する方が多いです。

 

玄関アプローチとは

対して玄関アプローチは、玄関ポーチに続く道のような部分です。面している道路から玄関までの小径のようにくねくねとしたデザインや、階段状のデザインにする方が多いです。また、玄関アプローチは業者に頼まず、DIYでやりたい!と手作りする方も多いですね。

 

 

■ 玄関アプローチを作るとき、どんなことに気をつけたらいいの?

では、玄関アプローチを家に作るとき、どんなポイントに気をつけて作ればいいのでしょうか。

わたしたちのような建築業者が気にしていること、そしてお客様が気にされる主なポイントをご紹介します。

  • デザイン
  • プライバシー
  • 防犯
  • 雨に濡れないように
  • 水はけ
  • つまずかないように
  • 使いやすさ

 

デザイン

まずは家に帰ったときに、ぐっと気分があがるデザインにしたいというお客様が圧倒的に多いです。
どんな種類のタイルやレンガ、石をどんなふうに使いたいか。また植栽をして道はくねくねとさせたい。照明もこだわって・・・と夢をどんどんとお話しくださる方が多いです。これは一概にどのデザインがいい、というわけではなく個々人にお好きなデザインやテイストがあると思いますので、ネットや本などで施工例をたくさん見たり、歩いているときなどに気に入ったデザインがあれば、写真に撮ったりして、簡単な絵を書くなどしてオーダーするとイメージ通り、憧れの玄関アプローチとなる可能性が高まるでしょう。

また、道路から玄関までの距離があまりとれない場合にも、空間に奥行きを感じさせるような工夫を取り入れることがポイントです。そのようなゆとりをもたせるために、玄関アプローチの小径はくねくねとしていることが多いのです。

 

プライバシー

玄関扉を開けたときに、外から家の中が見えてしまうと色々と気を遣ってしまうでしょう。そのため、設計上可能であれば門扉や人が通る道の正面に玄関を置くのはできる限り避けたいものです。
また、お風呂やトイレなどプライベートな部屋の近くを通らないような設計にすることも重要です。お互いに音やにおいなどで不快な思いをしたり、気にしながら生活したくはないですよね。

ただ、どうしても家の設計上避けられない場合は、植栽や植え込み、また目隠しなどでうまく見えないようにしてあげるといいでしょう。

 

防犯

プライバシーやデザインなどの観点から、植栽などで目隠ししたいと言われるお客様も多いのですが、防犯の観点から考えるとあまり人が隠れたりできるような死角を作りすぎてしまうと、泥棒から狙われやすい家になってしまいます。
また要所要所に適宜人感センサーLEDなどを設けたり、スポットライトを玄関側に設置することも効果的です。

 

雨に濡れないように

雨の日に車に乗り降りする場合や、荷物を持っているときに濡れたりするのは出来る限り避けたいもの。生活パターンを考えて、雨に濡れない導線づくりをすると良いでしょう。

 

水はけ

玄関アプローチの水はけが悪いと、玄関を出てすぐに濡れてしまったり、水たまりができてしまうことがあります。また玄関ポーチに上がったときに足が濡れていると滑ってしまう危険性もあります。

素材に気をつけたり、アプローチに勾配をつけるなどして、水はけが良い状態を作りましょう。

 

つまずかないように

タイルやレンガをDIYした方からよく聞く失敗例として、凹凸や溝ができてしまってつまずいてしまうというもの。プロに頼んだ場合は問題ないとは思いますが、自作した場合はフラットな状態にして凹凸や溝などつまずきやすい原因を作らないように気をつけましょう。

 

使いやすさ

玄関アプローチはひとりでただ歩くだけ、とは限りません。
たくさんの荷物を持ったり、子どもと手を繋いで歩いたり、車いすやベビーカーを押したり、自転車を押しながら歩くことがあると思います。

そのため、最低でも道幅は90cm以上を確保したいもの。
そして子供と手をつないだり、何かを押して歩くことを想定する場合には、120cm以上の道幅を確保しましょう。

また車を所有する場合は、駐車場から玄関までの導線も使いやすいようにしたいものですね。

 

 

■ 歳をとったり、子どもがいるときに使いやすいことを想定して玄関アプローチを作りましょう

玄関アプローチの作り方として、状だけを考えるのでなく、将来の家族像を想定してデザインするのもポイントです。

自分たちが歳をとったり、ベビーカーや車いすを使う時が来た場合、スロープがあればとても楽になります。また手すりを設置することで防げるケガもあるかもしれません。

家族がいつまでも過ごしやすいよう、そしてつらいケガがひとつでも少なくなるように、出来ればバリアフリーにするなどしたいものです。

 

■ まとめ

いかがでしょうか。
今回は簡単なようで、実は奥深い玄関アプローチについてご紹介してみました。

 

玄関アプローチは一般的な相場として10万円~20万円ほどで工事をされる方が多いです。家のリフォームの中でも比較的安価ではありますが、お客様の家に対する印象をガラリと変えるため、隠れた人気リフォーム場所のひとつです。また「これまで車に乗り降りするときに雨に濡れていたけど、濡れなくなったことですごく快適になった!」と大変喜ばれるケースも多いのです。

 

みなさまも一度玄関を出入りするときに我が家の玄関アプローチを、もう一度気にしてみましょう!

床暖房の中で光熱費や電気代が安くなる種類とは?

投稿日:2016.12.09

床暖房

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは、前回に引き続き「床暖房」について

 

前回のコラムでは、床暖房のメリット・デメリットについてお伝えしました。
床暖房のメリット・デメリットと、光熱費が高くなる問題を解決する方法

 

一度体験したら、床暖房なしの家なんて考えられない!と誰もが言うほど快適な暖房器具。
新築マイホームを購入するときや、リフォームを考えている方は、ほとんどの方が床暖房について質問をされます。ただ、床暖房を導入すると、初期コストが高額なだけではなく、光熱費や電気代も高くなりがち。

いくつかある床暖房の中で、今コストパフォーマンスが高い床暖房とは、どれなんでしょうか。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「床暖房って、初期費用や光熱費がどれくらいかかるの?」
「床暖房にはどんな種類があるの?」
「結局私はどの床暖房を選べばいいの?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 床暖房って、初期費用や光熱費がどれくらいかかるの?

床暖房を導入するときに確認しておきたいコストが、「初期費用(イニシャルコスト)」と「光熱費(ランニングコスト)」です。床暖房は、どちらのコストもほかの暖房機器よりも高額となります。

家の大きさや、どのくらいの面積の床に床暖房を設置するかにもよりますが、床全体に導入する場合は、およそ100万円~300万円は必要となるでしょう。そのため、節約のためにリビングだけ導入すると言われる方もいます。

しかしながら、一部分の床に導入するだけでは床暖房の本来の効果が発揮できません。一部の施行とした場合は、他の暖房機器も併用しなければ寒い冬を過ごすこととなってしまうことでしょう。それであれば、床暖房を導入するメリットや魅力が下がってしまうので、出来る限りすべての床に導入したいものです。そうすれば、初期費用はかかるものの、春の陽気の中にいるような素晴らしく気持ちの良い環境づくりができるでしょう。

また、光熱費も高額です。床暖房はゆっくりゆっくりと部屋全体を輻射熱で温めていくので、理想を言えば24時間つけておきたいものです。でも長時間使用は光熱費が高くついてしまうので、タイマー設定で寝ている間だけ消して、朝早くからつけて朝起きたらポカポカな部屋で準備ができるようにされている方が多いです。

電気代も家の大きさや設置床面積によりますが、最低でも6000円~数万円ほどかかると思っておきましょう。

 

■ 床暖房にはどんな種類があるの?

床暖房は、大きく分けて2種類に分けられます。

  • 電気ヒーター式
    発熱体に電気を通し放熱する方式で、一室のみの床暖房に適している。
  • 温水循環式
    電気/ガス/灯油などの燃料で温水を作って放熱する方式。ムラなく部屋全体を暖めるため快適度は高い。

またそれぞれその中でも細分化されます。下記に表でまとめてみました。

 

電気ヒーター式
熱線式 熱線式電気コードに電気を通して、熱線部分から発熱する方式
カーボン式 カーボン(炭素繊維)を発熱体とした方式
PTC発熱ヒーター 自己加熱抑制機能を備えているため、無駄な発熱を抑えることができる方式
蓄熱式電気ヒーター 電気代が安くなる夜間電力を主に利用して蓄熱体を温めて、それを自然放熱させる方式

 

温水循環式
電気を燃料とした温水循環式床暖房
多機能型エコキュート 夜間の割安な電気を利用して温めたお湯をタンクにため、キッチンやお風呂だけではなく、床暖房にも利用する方式。床暖房の面積や使用時間に制限ができてしまう
床暖房専用
ヒートポンプ
少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用するヒートポンプを、床暖房専用として利用する方式。CO2の排出もなく、消費電力の約3倍の熱エネルギーを床暖房に利用できるため、安全で省エネなシステム
エアコン連動型
ヒートポンプ
床暖房の苦手とする即時的に温かくするのをエアコンで補い、床暖房が部屋を温めだしたら床暖房をメインとして運転させる方式
太陽熱利用温水器 太陽熱で得た温水を再加熱して温水循環させる方式

 

ガスを燃料とした温水循環式床暖房
床暖房専用熱源機 床暖房専用のガスボイラー方式。温水式の中で最も設備費が安い。
温水暖房付き給湯器 急騰と暖房を共有するガスボイラー方式。この中に属する潜熱回収型は、排熱を利用するため省エネ性が向上する。
エコウイル ガスエンジン発電機で発生した排熱や電力を利用してお湯を蓄え、給湯や暖房に使用する方式。売電することも可能に。

 

灯油を燃料とした温水循環式床暖房
床暖房専用熱源機 床暖房の灯油ボイラー方式。ランニングコストは安めだが、定期的な給油が必要となる。

 

ハイブリッド温水循環式床暖房
ヒートポンプ+ガス 排熱を利用した高効率のガス給湯器と、大気の熱を利用するヒートポンプを組み合わせた方式。電気とガスのいいとこどり。
エコジョーズ(電気)
+太陽熱利用
太陽熱を利用してお湯を沸かす方式で、補助的にエコジョーズを使うのでお湯切れを起こさず、光熱費も節約するもの。

 

■ 結局私はどの床暖房を選べばいいの?

では、どの床暖房がコストパフォーマンスが高いと言えるのでしょうか。

初期費用(イニシャルコスト)と光熱費(ランニングコスト)を分けて考えてみましょう。

 

初期費用(イニシャルコスト)比較

エコキュート > ヒートポンプ > 電気ヒーター > 灯油 > プロパンガス / 都市ガス

 

こんな感じでしょうか。
エコキュートが一番高くなりますが、エコキュートは給油機能も兼ね備えているため、家全体で見ると感じ方は変わってくるでしょう。

また設置する面積が広くなると、この費用感は少し変わってきますので、実際の設置する面積ではどの方式が一番お得となるのか、施工会社や業者に確認しましょう。

 

光熱費(ランニングコスト)比較

電気ヒーター > プロパンガス > 都市ガス > 灯油 > ヒートポンプ > エコキュート

 

光熱費では、初期費用では高めであったエコキュートやヒートポンプ方式が安い電気代となりお得になります。なお、プロパンガスは、供給会社によって価格が変わってきますので確認しましょう。

 

■ まとめ

いかがでしょうか。
床暖房で一番気になる費用面について、ご紹介してきました。私個人的には初期費用が高くても、給湯やエアコンなど他のものと併用できて、光熱費が安いこと。そして健康面で考えてもヒートポンプやエコキュートがおススメです。エアコン連動モデルであれば、最高ですね!

そして、太陽光発電と組み合わせることができれば、ネックとなる電気代の不安もかなり軽減されることでしょう。

太陽光発電について、詳しくはこちらもご覧ください。
太陽光発電は今設置すべきなのか?2016年版

 

 

床暖房は、健康面でもメリットが大きく、安全面やスペースのことを考えるととても良い選択肢であると言えます。そして取り付け工事は新築のときや、フローリングの張り替え時に一緒にやれば意外と簡単にできる、人気のリフォームとなりました。しかしリフォームの時には、ただ床暖房にしただけではその素晴らしい効果が半減してしまい、設置したものの思ったより寒いうえに光熱費が高いだけなので使わなくなるという、非常にもったいない状況になってしまうことがあります。

床暖房は、断熱性能が高いと効果が見込めますが、断熱性能が低い建物に床暖房を設置してしまうと、高い値段だけ払って効果があまり見込めないことがあります。そのため床暖房を後から設置するときは、家自体の断熱性能を確認することを忘れずに。もし断熱性能が低いけど、エアコンが壁にむき出しになっているのが嫌だったり、他の暖房機器でスペースを狭めたくないという方には、床下エアコン設置もひとつの選択肢としてご検討してみてはいかがでしょうか。

 

最近はエアコンにまつわる技術がどんどん進歩しており、健康に配慮したものなど高性能なモデルがたくさん発売されています。また、省エネも進化しておりどんどん電気代も安くなっています。
早く床暖房もどんどん進化して、手に入れやすくなるといいなあと強く願います。

床暖房のメリットデメリットと、光熱費が高くなる問題を解決する方法

投稿日:2016.12.02

床暖房

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「床暖房」について。

 

 

寒くなってくると、暖房を利用したくなります。

だけど「光熱費が高くなる」「健康に良くない」と、暖房をご利用にならない高齢者が多く、冬場の悲しい事故が多いとも聞きます。

最近は、この光熱費や健康に配慮した暖房機器が多く出ているため、積極的に暖房機器を利用して体調を崩してしまわないようにしていきたいものですが、その中で「床暖房ってどうなんですか?」とご相談をいただくことは非常に多いのです。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「床暖房のメリットとは?」
「床暖房のデメリットとは?」
「床暖房の光熱費を解決する方法はないものだろうか!」

でお送りしたいと思います。

 

■ 床暖房のメリットとは?

床暖房を導入するメリット、良い部分とは何なのでしょうか。
まとめてみました。

圧倒的な快適さ

なんといってもこれです。

しかも、春のような暖かさを感じるのです。なんといえばいいのでしょうか。体感した方であれば、この表現に納得されると思うのですが、床暖房を導入すると、ぽかぽかと春の陽気のなかにいるような気持ちよさを感じるのです。

言葉で説明することがとても難しいのですが、エアコンやこたつなどでは味わいにくい感覚を感じることができます。

 

足元が温まることの大切さに気付く

床暖房を導入された環境にいると、足元からあったかくなる、いわゆる「頭寒足熱」の状態になります。

冬場に温泉に入ったり、こたつに入ると、人は誰でも気持ちの良いリラックスしたしあわせーな気持ちになると思うのですが、この頭が寒くて足元が温かい状態が人間の健康にとって一番良いとされています。

エアコンなどであっためると、温かい空気は上に上がりやすいので、足元が温まりにくいという状態になります。床暖房では足元から温めて、空気を赤外線で部屋全体を均等に温めていく「ふく射熱」式の温まり方をするので、足元があったかく、ぽっかぽかとした空気の中で過ごせる状態になるわけです。

この頭寒足熱の状態になると、このような効果が期待できます。

  • 冷え性の改善
  • 睡眠の質向上
  • リラックス

たしかに、頭が温かい状態というのは、熱があったり、イライラしている興奮状態のことだし、足が冷たい状態というのは、緊張している状態ということと言えます。その逆である頭寒足熱の状態をつくるということは、頭の中をスッキリとさせ、血液が末端まで巡って体全体がリラックスしている状態になるということです。

私たち女性にとってこの頭寒足熱の状態が作れるのは、とても嬉しいことですよね!

 

風が発生しない

床暖房はエアコンや灯油ファンヒーターのように、風を発生させず、やさしい気流で部屋全体を温めるので、エアコンなどの風がイヤな人にはとてもおススメです。

 

風が発生しないので、ほこりが舞いにくい

風を発生させないため、ほこりが舞いにくいわけですね。ハウスダストに弱い人や、赤ちゃんがいる人にとってはとても魅力的ですよね。

 

結露が発生しにくい

石油ストーブなどを使うときに気になる、結露が発生しにくいのも大きな魅力のひとつです。

 

空気が汚れにくい

エアコンやガスファンヒーター、こたつなどは臭いが気になることがありますが、床暖房は空気が汚れる心配がないのも、とてもうれしいポイントです。

 

無音

エアコンって、意外に音がありますよね。床暖房は無音なので、とても快適に過ごせます。

 

低温やけどをおこしにくい

床暖房のなかで、温水式という種類があるのですが、これであれば電気カーペットやこたつ、電気式床暖房などで心配な低温やけどの危険性がかなり低くなります。自分で体勢を変えることができない赤ちゃんやペットがいるご家庭では、とても安心ですね。

 

スペースを邪魔しない

ファンヒーターやストーブのように、本体が室内に露出されませんし、コードなどもないため空間がスッキリします。ペットや赤ちゃんがいる家庭にも喜ばれます。

 

灯油ファンヒーターを使っている人に限られますが・・・

灯油ファンヒーターを使っている方も多いと思いますが、寒い中で灯油をタンクに入れたり、思い灯油を運ぶ必要がなくなるのはとても喜ばれます!

 

■ 床暖房のデメリットとは?

では、床暖房を導入するデメリット、気をつけたい部分とは何なのでしょうか。
こちらもまとめてみました。

初期費用(イニシャルコスト)の高さ

床暖房を導入するための一番大きなハードルは、なんといってもここです。安くても50万~100万円ほどは考えておく必要があります。

 

光熱費(ランニングコスト)の高さ

これも大きなハードルのひとつです。
エアコンは昔とても高額だったのですが、最近省エネになってきました。ですが長時間部屋全体をふく射的にあっためる床暖房は、この光熱費が安いとは言えない状態が続いています。エアコンの1.5倍~2倍ほどがだいたいの目安でしょうか。

 

メンテナンス費用(ランニングコスト)の高さ

循環する不凍液の補充や交換、ボイラーの整備や交換、また温水式であれば温水パイプのメンテナンスなどが必要です。

 

床暖房用のラグマットにする必要がある

ラグマットや、カーペットなどは、床暖房に対応しているものを選ぶ必要があります。手ごろなカーペットがなかなかない・・・というのは実は隠れた悩みです。

 

温かくなるには時間が必要

ゆっくりゆっくりとあっためていくため、寒い!と思ってつけても、即効性が低いのです。そのことを加味して設定したり、温かくなるまでエアコンとの併用をすることをおススメしています。

 

意外にも乾燥する

これも実際住んでみると思うことです。
床暖房は乾燥しないというのが魅力として言っているところが多いのですが、実際住んでみるともちろんエアコンほどではないのですが、意外と乾燥していることに気づきます。

原因としては、これらがあげられます。

  • 室温上昇とともに、湿度が低下する
  • 気流により肌の水分量が減る

床暖房をつかっていても、加湿器を運転させることをおすすめしています。

 

リフォームなど後から設置するのは難しい

床の下に暖房設備を設置するため、時間も費用もかかりますので後から設置する場合は、それなりの準備が必要です。

 

■ 床暖房の光熱費を解決する方法はないものだろうか!

床暖房のメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、床暖房を設置するときのハードルのほとんどがお金についてでした。なんにでもメリットとデメリットはあり、メリットがそのデメリットを上回ったときに人はお金を払うことを決断するもの。

たくさんのメリットがあったとしても、床暖房にかかる費用は・・・と尻込みしてしまう方がとても多かったのも事実です。

その床暖房にまつわるお金に関して、光熱費について問題解決できる場合があります。

それが太陽光発電をと一緒に床暖房を導入することなのです!

 

  • 太陽光発電について、詳しくはこちら

太陽光発電は今設置すべきなのか?2016年版

 

  • オール電化について、詳しくはこちら

電力自由化が2016年4月に始まるからオール電化住宅が今また気になってきたあなたへ

オール電化住宅が今また気になってきたけど、いまさら聞けないオール電化のあれこれ

 

床暖房を考えている方は、なぜかキッチンやお風呂とは違い、太陽光発電とオール電化を組み合わせるという考えと別に考える方が多い傾向があるように思います。最近では太陽光発電とオール電化を採用する方も多いので、それに加えて最近大人気のヒートポンプ式温水床暖房を導入することで「省エネ+快適な部屋環境」が実現できるのです!

 

これは、多くの方に検討していただきたい、とてもおススメな選択肢だと思っています。

 

まとめ

いかがでしょうか。

床暖房の良さと、知っておきたいことをご紹介しました。

私個人の意見では、太陽光発電+ヒートポンプ式温水床暖房が、今の暖房では最高の選択肢なのではないかなと思っています。もちろん様々な考え方や環境に左右されるので、一概には言えませんが・・・うん。おススメです。

小さい子どもさんがいらっしゃるご家庭、ご年配の方、ペットと一緒に住んでいるご家庭、アレルギーやアトピーで悩んでいる方などは、お金がかかりますが、素晴らしく快適な環境が待っていますので、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

熊本地震で倒壊した理由のひとつ「直下率」、あなたの家は大丈夫?

投稿日:2016.11.25

直下率

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「直下率」について。

 

 

先日2016年11月22日に、また福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があり、沿岸部では津波も観測されました。
最近地震が日本全国で頻発しており、南海トラフの大地震が近々起きるだろうという報道もどんどん現実味を帯びてきています。とても不安ですよね。

大きい地震が来て家が倒壊してしまうと、これまで苦労して培ってきた様々なものが一瞬にしてなくなってしまいますし、住むところがなくなってしまうため、言葉にならないほどの喪失感が襲ってくるものと思います。
そのために耐震基準を満たした住宅を建てて、いつかくるかもしれない大きな地震にも最小限の被害に留まるための建物にしておきたいものです。ただ、2016年4月に発生した熊本地震では最新の耐震基準を満たした住宅でも、いくつかが倒壊してしまっていたことはご存知でしょうか。

その理由は地盤が弱さや、柱の固定が不十分だったなどの理由が考えられる建物もありましたが、その理由のひとつに、「直下率」の低さも原因のひとつであったことが専門家の中で問題視されており、最近話題になっています。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「『直下率』とは何か?」
「一体何が起こったのか?」
「一体何が問題だったのか?」
「地震に強いと言われてきた免震ビルが、実は危ないかもしれない?」

でお送りしたいと思います。

 

■ 「直下率」とは何か?

「直下率」とは、1階と2階が繋がっている柱や耐力壁が入っている割合のことで、構造的なバランスを評価する重要な指標として使われています。

簡単に言うと、1階から2階まで1本の柱で繋がっていれば強度は高くなりますが、繋がっていない場合はどうしても強度が弱くなってしまいます。最近ではリビングを広くしたり、開放感を高めるために1階の開口を大きくする設計が流行っており、リビングを広くとったものの、その分2階の部屋は小さな部屋を押し込むような形で配置する必要があった場合は、どうしても1階と2階の壁や柱の位置が一致しなくなるのです。

そしてこの直下率は「壁直下率」と「柱直下率」の2つに分けられます。

  • 壁直下率・・・2階建て木造住宅の2階部分の間仕切りの真下に、1階の間仕切り(建具含む)がどれほど存在するのかの割合
  • 柱直下率・・・2階建て木造住宅の2階の柱の真下に、1階の柱がどの程度存在するのかの割合

この壁直下率は65%以上、柱直下率は60%以上確保することが推奨されており、壁直下率は60%以上、柱直下率は50%以上確保することが望ましいと言われています。

ただ実際には、この直下率は現在の耐震基準には直下率にまつわるルールが全く盛り込まれていないのです。

 

■ 一体何が起こったのか?

そもそも、阪神・淡路大震災後の2000年に定められた現在の建築基準法では、震度7クラスの地震では即時倒壊しないレベルの耐震性を有する住宅しか建築できないこととなっています。
この耐震性を「耐震等級1」と言い、以降2級、3級とその強度が上がっていきます。

1級

数百年に1度発生する地震の地震力(震度6~7)に対して、倒壊・崩壊せず、数十年に1度発生する地震の地震力(震度5強程度)に対して損傷しない程度
2級 1級の地震力の1.25倍の地震力に対抗できる
3級 1級の地震力の1.5倍の地震力に対抗できる

 

熊本地震で大きな被害を受けた益城町では、この強化新耐震基準で建てられたはずの住宅が1階部分が押しつぶされるなどして、51棟も全壊したとのことです。そしてこれまで絶対に倒壊しないと考えられてきた、耐震等級2の住宅も倒壊していたものがあったのです。

 

■ 一体何が問題だったのか?

もちろん、前述の全壊・倒壊してしまった建物のなかには、他の理由が大きな理由となったものもあるとは思いますが、この直下率が現行の耐震基準に盛り込まれていないことは大きな問題のひとつと言っていいでしょう。
直下率が下がると耐震性が損なわれるにも関わらず、これを考慮して建物が建てられていないため、直下率が低くなる設計で作られた住まいが増えています。

このまま南海トラフ巨大地震が発生してしまったら・・・どんな状態になるのかとても不安になってしまいますね。これから住まいを建てる場合は、可能な限り耐震等級3の建物にし、耐震制度を高めた建物としていきたいものです。

また最近の建築業界では耐震等級3よりさらに精度の高い、「耐震等級3+制振」が人気となっています。これから住まいを建てる方は、対審制度が高い建物を検討いただき、もう建てられた方は検査などを行って不足があるようであれば耐震リフォームを検討ておいた方が無難なのかもしれません。

 

■ 地震に強いと言われてきた免震ビルが、実は危ないかもしれない?

また地震に強いと言われ、最近非常に増えている「免震」ビルですが、実はこの免震構造にも弱点があることがわかってきました。免震は「短周期」地震には強いのですが、「長周期」地震にはめっぽう弱いのです。

東日本大震災のときにとても話題になりましたが、都心の高層ビルがゆらゆらと揺れる姿はとても衝撃でした。

免震はゴムを活用して地震の揺れを吸収させているのですが、この想定外の揺れに対して免震ゴムは非常に弱いのです。

活断層による自身は長期的地震動が起きやすく、実際熊本地震では東日本大震災の10倍近い周波数の地振動が起きたのです。もし揺れがゴムの限界を超えてしまうほどの長期的地震動の都市直下型巨大地震が起きたら、大都市にある免震構造マンションや免震構造の高層ビルは一体どうなってしまうのでしょうか・・・。

 

 

■ まとめ

いかがでしょうか。

デザイン重視の建物にニーズが集まってしまうため、一階のリビングを広くとる。そのために壁を取っ払って開放感を出す。その建物は国の定める耐震基準では合法的であるため、結果的に非常にもろい木造住宅が合法的に建てられてしまう。
とても問題がある状態がそこにあります。

最近2017年1月25日に放送されたNHKの「あさイチ」、NHKスペシャル 「あなたの家が危ない ~熊本地震からの警告~」や、TBSの「池上彰のニュース2016総決算!今そこにある7つの危機を考える!日本が危ない」でも特集されたため、問い合わせが多くなっています。これまで大きな地震の度に建築基準法が変更されてきたので、この度の反省を踏まえ新しいレベルの建築基準になることを願っています。

そしてこの地震大国である日本で、次来るであろう南海トラフ大地震などの大きい地震で悲しい思いをする人がひとりでも少なくなればと思います。

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